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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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昔SOS今はJOYJOY   《Play a Life 2015年12月12日(土)、13日(日)》 

規模は小さいながらもScoreなどと同様に質の高い作品をこれまた
質の高いキャストで上演しているのがTipTapだ。
初めてTipTapを観たのは約3年前、「Countdown My Life」の再演の時だ。
ストーリーの良さと音楽の良さが印象的だった。
この作品はその後再演を重ねている。

2年前は新作の「Second Of Life」。
これは相当ヘビーな作品だったが物語、音楽、キャストがかなり高い次元で
纏まっていた。すごいものを観たなぁ、というのが当時の感想だ。

そして今回、2年ぶりの新作は「Play A Life」。
Lifeシリーズの3作目で最後のLifeシリーズらしい。
キャストの半分は観たことがない人たちだったが、TipTapの作品は
キャストに関わらず観ているので速攻で予約。
上演場所は西武池袋線の桜台。
実家が結構近かったり、昔バンドのリハで桜台のスタジオをよく使っていたり
したので馴染みの場所だったりもする。
こんなところに劇場あるのか?と思いながら会場の地図を見ていたら・・・
な、なんとここは●十年前に自分が初めてライブをやった場所だった。

今はJOYJOYステーションというのだが、当時はSOSスタジオという名前だった。
場内の写真を見ると、もちろん改装はされているだろうけど造りは当時のまま。
まさかこの年になってまたここに来ることがあろうとは。
桜台は今住んでいるところからも近めなので来るのも楽でいい。

ということでやって来たJOYJOYステーション。
151213_1.jpg

今まで行った劇場で一番わかりにくいw
何も目印がない。ちゃんとマンション名まで覚えて行かないと
スルーしてしまいそうだ。

ロビー的な場所はなく、地下に降りて入口はいったらすぐ劇場。
なので写真を撮る場所もほぼなく&人がいるので撮れず。
撮れたのはこれだけ。
151213_2.jpg


今回は2チームに分かれており、両方とも観た。
木村花代と平川めぐみが分かれていたためだが、分かれていなくても
両方行ったかもなぁ。
結果的には一度観たらもう一度観たくなったし。

という今回のキャスト。

<黒猫チーム>
小林遼介
池谷祐子
平川めぐみ

<白猫チーム>
丹宗立峰
木村花代
田中里佳


木村花代、平川めぐみの他に田中里佳は今年のウレシパモシリで観ている。
でも正直あまり覚えていない・・・名前は憶えてたんだけど。
男性陣+池谷祐子はまったくの初見だ。


物語の詳細は今後再演もあるかもしれないので書かないでおく。
あらすじはこんな感じ。

<あらすじ(サイトから抜粋)>
高校の教育実習で担当教員に好きな映画を尋ねられてロビン・ウィリアムズの
「今を生きる」と答える教育実習生。
彼女の答えは担当指導教員に昔を思い出させた。
彼が妻と出会ったきっかけを作ったのが「今を生きる」だった。
ロビン・ウィリアムズのファンであった二人は、ロビンがアカデミー賞に
ノミネートされた時にロビンの映画特集をしていた名画座で出会い、
恋をして夫婦になった。
彼女は映画に憧れて教師に、彼は俳優を志した。
いつの間にか妻は教師をやめて、彼は高校の非常勤講師を務めるように
なっていた。
そして二人の生活の間には1匹の猫。
ひょんなことから教育実習生の恩師が小学校の教師だった妻だとわかる。
何が夫婦の生活を変えたのか?妻が教師を辞めた理由は?
夫が教師になった理由は?
“今を生きる”というテーマが物語の結末を導き出して行く。


Lifeシリーズ3作の中では一番シンプルな作品だったかもしれない。
過去作品を観た人の中にはもっと深いものを期待する人もいるかもしれないが
ストレートに伝わってくる「今を生きる」というテーマ一つとっても、
その解釈は観た人の数の分だけある。
これだけでも十分深みはあるんじゃないかと思う。
キャストは3人のみ、演奏はピアノのみというこれまたシンプルな構成が
しっくりくる作品だった。
一度観終わった後にすぐまた観たくなる良い作品だ。
これは是非再演してもらわないと。

物語のクオリティはもちろんのこと、音楽のクオリティも相変わらず高い。
すっと体に染み込んでくる。
メロディと歌詞のマッチングも凄く良い。
よくあの内容と量をバシッと音楽に乗せてくるもんだと感心しきり。

そしてこれだけの内容を2週間で物にしたらしいキャストも素晴らしい。
ほんとTipTapは毎回レベルが高いキャストを揃えてくる。
今回の2チームは違う道筋を通りながらも、同じ感動を与えてくれた。
感情の振れ幅が大きくやや激し目に伝えて来た黒猫チームと、
しっとりと静かに伝えて来た白猫チーム、どちらの解釈も十分アリ。

今回の個人的な収穫は黒猫チームの妻役だった池谷祐子。
存在感が澄んでいるのだ。
だから妻役が内面に抱える色々な物が物凄く切なく伝わってくる。
一見物事を諦めてどこか冷めているように見えたりもするけど
夫や教え子だった実習生に対する愛のこもった眼差しがね・・・
思い出してもちょっとウルッと来てしまう。
まさに役にピッタリ。なので観終わって同じ役の木村花代は違うかも
とちょっと心配になったりもした。

別に演技とか歌とかを心配しているわけではない。
彼女の実力はとっくの昔に証明されているのだから。
あくまでも役のイメージ的に、今の木村花代だと存在感あり過ぎないか?と。
でもそんなしょうもない心配は杞憂に終わった。
木村花代が登場した瞬間に「あ、大丈夫だ」となった。
チーム間の色が違うように池谷祐子とも色は違うが、この役から伝わってくる
感情は同じもの。少し見え方が違うだけだ。
まぁ、木村花代はマコやってるからね。あ・・・・これ結構なネタバレかw


チーム間の色を変えた一番の要素は男性陣の違いかもしれない。
ちょっとお調子者でガチャガチャしている雰囲気の小林遼介に対して
物静かであまり感情を表に出さなそうな丹宗立峰。
妻役同様にどちらからも伝わるべきものが伝わって来たと思う。
好みの問題でこっちの方が、という人はいるかもしれないけど、
だいぶ色が違うので比べられないかも。
個人的にはどちらともすんなりと受け入れられた。


実習生の二人。平川めぐみと田中里佳。
平川めぐみはもう何度も観ているので、何の心配もなかった。
相変わらず歌がうまいしねぇ(ま、ヘタにはならないかw)。
実習生のちょっと忙しない感じが微笑ましかった。
田中里佳の方はウレパモで踊ってた人、という印象しかなかったので
歌い始めて「おっ!」となった。良いじゃないか。
佇まいも本当にそこらに居そうな実習生というか就活生みたいで
すごく自然だった。
そしてこの2人もやはりだいぶ色が違う。

と、ここまで書いて気が付いた。
もしかすると2チームそれぞれに違う演出つけてるのかなぁ。
どっちがより作品に合うのか実験的なことをしていた、とか。
2週間でそこまでするのはやっぱり無理かねぇ。
ま、3人芝居だからキャスト変わったら色は変わりやすいんだろうな。


というわけで2年ぶりのTipTapの新作。
十分に堪能させてもらった。これは再演してもらわないと。

先行予約の特典でもらったオープニング曲『今を生きる』のCD。
2人で2回観たので4枚になってしまった。
151213_3.jpg

再演まではこれ聞いて、それからこれから発売されるDVD観て我慢するか。

Posted on 2015/12/15 Tue. 21:14 [edit]

category: その他舞台

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15

★新シリーズ第1弾★ トークも良いけど春佳がね  《小松春佳 Talk & Live 2015年12月5日(土)》 

自分が小松春佳という才能に出会ったのは一昨年の10月。
作品は「Ordinary Days」だった。

「Ordinary Days」という作品は、今に至るまで自分の中でベストのうちの
一つである。
それだけ作品に受けた衝撃も大きかったのだ。

元々は阿部よしつぐと吉沢梨絵が目的で観に行ったわけだが、
この時初見だった小松春佳には作品に対する衝撃と同じくらいの衝撃、
驚き、興奮を覚えたものだった。
四季以外の作品を多く見るようになって、新しい人もかなり観ている。
自分が観て来た作品に限って言えばレベルもすごい高いし、
好みの部分を脇に置けば、十分に満足させてくれる人たちが多い。
それでも初見で「こ、これは!!」と思うようなことはあまりない。
なので初見で衝撃的だった小松春佳は自分的にはかなりレアな存在だ。

ちなみに今自分の中で歌が上手い人ツートップは小松春佳と水野貴以だ。
水野貴以は初見ではそれ程でもなかったのだが、観れば観るほど
その歌と、芝居に魅了された。いやね、本当に上手いのだよ。


で、小松春佳だが初見で衝撃を受けたものの、実はそれ程観ていない。
舞台作品で言うと「Ordinary Days」で2回、ミュージカル座の
「I Have A Dream」、あとは「レディ・ベス」くらいなのだ。
その中で小松春佳を存分に楽しめたのは「Ordinary Days」のみだったりする。
あとは彼女の地元の沼津までライブを観に行ったくらい。

最近はテレビドラマにもちらほらと出ていたりするが、自分としては
演劇であろうとライブであろうと、とにかく生で観たかった。
そんな時今回の「Talk & Live」の情報が。
情報解禁されて速攻予約しましたよ、ええw

このTalk & Liveは立花裕人という人が主催しているもので
色々な舞台俳優などを呼んで月に何度か行われている。
このブログには書いていないが、実は4月の吉沢梨絵の時に観に行っている。
毎回ゲストの人生を掘り下げてという感じらしいのだが、
なんせトーク部分が長い。Talk&Talk&Talk&Liveくらいの割合か。
個人的にはもっと歌の部分を増やして欲しかったりするのだが・・・

ま、それはともかくやって来たのは汐留にあるBLUE MOODというライブハウス。
151205_1.jpg

151205_2.jpg


開場すぐくらいに着いたので席は最前列w
というかちゃんとお客さん入るのかな・・・と、ちょっと心配に。
結果的には知り合いがかなり多かったみたいだけどちゃんと入ってた。

定刻よりちょっと遅れてスタート。
出て来たとたん躓いていたw
が、マイクの前に立つと、フっと雰囲気が変わる。
沼津のライブの時もそうだったけど、歌の世界に入り込む瞬間が実に良い。

そして世界中で起きている不幸な出来事や、先日交通事故で亡くなった
ミュージカル座の山本英美に触れてからスタート。

そんな1曲目はBette Midlerの『From A Distance』。
久々に聞いた小松春佳の歌、いやぁやっぱりすんごく良い!
もちろん技術的にもパーフェクトなくらい上手いわけだが、
何より楽曲の世界観を歌に乗せる力がすごいのだ。
場の空気を一変させることが出来る歌だ。

トークを挟んで2曲目は「ヘアスプレイ」から『Good Morning Baltimore』。
『From A Distance』とは対照的な楽しいこの曲でも、彼女の歌が作る
曲の世界観は確立されている。

3曲目は・・・・あれ・・・・なんだっけ?w
知らない曲だったから覚えていないのか、観ることに夢中で覚えていないのか。
こういう時に自分が観劇だったりライブの時のざっくりとした観方が
恨めしくなる。

そして「Ordinary Days」から彼女が演じたデイブのソロ曲『Calm』。
あれ?これが3曲目?違うか。。。
久しぶりに生で聞くこの曲で「Ordinary Day」の世界観が甦る。

ゲストの上條駿を迎えて「塔の上のラプンツェル」から『I See the Light』。
だったかな・・・・たぶん。

最後の曲は・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・忘れたw
それからアンコールでは『部屋とワイシャツと私」。これ意外な選曲。

大好きで観に行っているのに何聞いたか忘れているという失態。
たぶんこれはもう治らないので諦める。


トーク部分がだいぶ長かったが、久しぶりに聞く小松春佳の歌を
存分に堪能することも出来た。
これだけのことが出来る人はやっぱりもっと世に出ないとダメなのよ。
というか出るべきなのだ。
お客さんが観に来てさえくれれば、絶対に観た人に何かを残せる力を
持っているのだから・・・

トークの中では今後は舞台もドラマもやりたいと言っていたけど
個人的にはもっと舞台で活躍してほしかったりもする。
これだけの歌を歌える人は貴重なのだ。

とにかくもっと露出して、宣伝して、たくさんの人に歌を来てもらえる
機会を増やしてほしいものだ。
あ、もちろんミュージカルもね。
歌の事しか書いてないが、歌と同様に役になり切れる芝居も良いのだから。


というわけで今後は石井亜早実企画に続く企画ものとして
このブログでは紹介していきたい。
大師匠からのリクエストもありましたし。
なので、ブログタイトルは石井亜早実企画からそのまま流用。
ええ、何も思いつかなかったのですよw

Posted on 2015/12/07 Mon. 18:03 [edit]

category: 小松春佳シリーズ

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07

Reality 不動産屋はRealty 注意してね   《コーラスライン:2015年11月14日(土)ソワレ》 

最近すっかり足が遠のいてしまっている四季劇場。
多分今年最後になるであろう四季観劇。今年はいったいいくつ観たのか?と
数えてみたところ、浅利慶太プロデュースの李香蘭を含めて9回のみ。
最早月イチも観ていないのだ。う~ん。。。
この要因は過去観過ぎた反動&観たい作品の減少だ。
現状今以上に増える要因は見当たらない。

さっき四季のサイトで過去の回数を確認してみた。

2015年:9回(うち1回は浅利慶太プロデュース)
2014年:13回
2013年:22回
2012年:30回

だいぶ減ったもんだ。。。

作品主義の四季を観るきっかけは最早キャス変にしかないのだ。
例えば道口ジーニーが観てみたい、とか。
それであってもチケットは取れない状態だし。

四季が減った分観劇回数が減ったか?というとそういうこともなく
俳優のライブなども含めると毎年40~50本の間に収まっている。

意識としては四季観劇を軸足に他に手を伸ばすという感覚はまだあるものの
時間をおいて四季劇場に来てもホーム感はあまり感じなくなってしまった。

まぁ今後四季を観なくなるということはないだろうし、リピートしたくなる
作品の上演があるといいなぁ。


あ、ちなみにレポを書いてはいないものの、前回の「マンザナ~」から
今回の間に演劇絡みのライブを2本観ていたりする。
一つは劇団新感線の「MMF」、もう一つは染谷洸太と水野貴以コンビのライブ。
新感線の方は昔から変わらずアホなことしてるんだなぁ、という感じで
楽しめたし、染谷&水野ライブの方はアンドリューロイドウェバーの曲に
特化したライブで、実力派の2人の力量を改めて感じさせられた。

というわけで今回は今年最後の四季観劇。
やって来たのはまたしても自由劇場。
151114_2.jpg

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作品はコレ。
151114_1.jpg

4年ぶりのコーラスラインである。4年も経っていたことにびっくりした。

前回の観劇時は今一つピンと来なかったこの作品。
四季以外の観劇がだいぶ増えて場数をある程度踏んできた(?)今観たら
どう思うんだろう?というのが今回の観劇理由だった。
何となく観たくなったのだ。作品としてはタイプっぽいんだけどなぁ、と。
前回は観劇前にパンフレットを読んでしまい、そこで目にした「ドラマ」
「リアリティ」という言葉に振り回されてしまった感もあり、
その二つとも感じられなかったのがピンと来なかった理由である。


という今回のキャスト。
151114_3.jpg


ザック   :田邊真也
ラリー   :政所和行
ダン    :中村 巌
マギー   :和田侑子
マイク   :高橋伊久磨
コニー   :髙野 唯
グレッグ  :塚田拓也
キャシー  :坂田加奈子
シーラ   :恒川 愛
ボビー   :竹内一樹
ビビ    :松岡彩花
ジュディ  :多田毬奈
リチー   :永野亮比己
アル    :川口雄二
クリスティン:引木 愛
ヴァル   :三平果歩
マーク   :大村真佑
ポール   :斎藤洋一郎
ディアナ  :町 真理子

【アンサンブル】
肥田晃哉
カイサータティク
田邊祐真
松下湧貴
柴本優澄美
田原真綾
小坂華加


アルの川口雄二以外は総入れ替え。逆に言うと今でも変わってない
川口雄二がすごいのか。。。


耳に馴染んでいる曲もあったりして、そんな場面は気持ち的に
盛り上がったりもするが、大きな山も谷もなく基本的には淡々と
進んでいくこの作品。
まぁリアリティをテーマに置いているわけだから、いかにも的な山も谷も
なくていいわけだが。

で、今回のこの作品はどうだったのかと言うと・・・
今回はわかりましたよ。この作品は面白いということが!
華やかなショービジネスの厳しい裏側をリアルに見せていこうとする
作品の造りは面白い。
舞台の仕事に携わっている自分の友達も、この作品は原点だみたいなことを
言っていたし、四季のインタビューとかでもそんな風に俳優が言っているのを
読んだことがある気もする。
今回はそんな人たちの気持ちが自分なりにちょっと分かったような気がした。
うん、確かにこの作品は面白い。
本編のあっさりした終わり方も実に良い。

何回目かのカーテンコールで1階席はスタンディング・オベーションに
なっていた。
そうなるだけの作品だし、その作品そのものをキャストがきっちり
伝えきれているからこそだとも思う。

のだが・・・のだが・・・

自分も立って称えたいくらいの感じではあったものの(2階席だったので
出来なかった)、その気持ちと同時にな~んか物足りなさを感じていたのも
事実だったりする。
作品の良さは伝わったし、それぞれのキャストも気になったことはないのに。
う~ん、何なんでしょ、これ。
帰りすがりに色々と考えてみて一つ思ったことがある。
やっぱりリアリティなのだ。言い換えると生々しさというか。
「作品を正確に言葉で伝えること=四季のキャストの仕事」という、
トータルのパッケージとしてはとても良い。
これは自分の観方の問題なのだが、言葉は非常に大切なんだけど
言葉が言葉という記号でしかなく、それ以上に膨らまないところに
自分的な「リアリティ=生々しさ」の欠如を感じてしまうのだ。

言葉を言葉以上に膨らませないのが四季なのだから、今の形を変える必要は
全くないし、四季ではないカンパニーがこの作品を上演したとしても
このクオリティで作品をしっかり伝えられるのかはわからない。

そこに物足りなさを感じている自分の観劇の仕方が変わって来たんだろうと
言うことを実感した。
この先自分が本当に好きな作品を今の目線で観た時にどう感じるのか。
それはそれで楽しみだったりする。
アイーダとかウィキッドとか夢醒めとか。。。


というわけで今年の四季観劇は終わり。たぶん。
で、四季の手持ちのチケットはない。
次に四季を観るのはいつでどの作品なんだろうか。。。
来年はせめて月イチくらいに増えると良いなぁ。
四季の記事載せないとこのブログのアクセス増えないしw


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Posted on 2015/11/16 Mon. 19:41 [edit]

category: 劇団四季:コーラスライン

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16

埼玉、わが町   《マンザナ、わが町:2015年10月17日(土)ソワレ》 

毎年そこそこの数の舞台作品を観ているわけだが、同じ作者の作品を
複数観る機会というのは実はあまり多くない。
四季の作品だって四季というフィルターは通すものの原作者は別だ。

四季で言えばロイドウェバー、四季以外だと望月龍平カンパニーや
TipTap(上田一豪・小澤時史)くらいだろうか。
ま、観る物が偏っているからだと言われればそうなのかもしれないが。。。

今回の「マンザナ、わが町」は井上ひさしによるもので、
彼の作品を観るのは3回目になる。

初めて観た「組曲虐殺」ではタイトルやシリアスなテーマには
似つかわしくない、日本演劇だからこその暖かさを感じることが出来た。
まさに『Play』ではなく『芝居』を観た。
井上ひさしの言う「むずかしいことをやさしく~」ということ感じることが
出来た非常に良い作品だった。

今年観た「藪原検校」では、そんな温かさとは全く正反対の
主人公の非道さ、ラストの残虐さが観劇後の何とも言えない
後味の悪さを残したが、これも「むずかしいことを~」の一つの形なんだろう。
ストレート過ぎるほどに『100を生かすために1を殺せるか?』という
難しいテーマをぶつけて来た。

そして今回の「マンザナ、わが町」である。
Twitterでチラホラ見る感想によると、大戦中のアメリカの日系人収容所の
話しというシリアスそうではありながら、暖かさや笑いの要素もふんだんに
あるようだった。
「組曲虐殺」に近いのかなぁと勝手に想像していた。


というわけでやって来た約2年ぶりの紀伊國屋ホール。
夜の新宿も久しぶりな気がする。
151017_1.jpg


という今回のキャスト。

ソフィア岡崎:土居裕子
オトメ天津 :熊谷真実
サチコ斎藤 :伊勢佳世
リリアン竹内:笹本玲奈
ジョイス立花:吉沢梨絵


吉沢梨絵が出演している舞台は極力観るようにしていることも
この作品を観ることにした理由の一つではあるが、
吉沢梨絵と井上ひさしの組み合わせは見逃せなかった。
吉沢梨絵以外にも土居裕子や笹本玲奈というミュージカル界の有名どころも。
キャスティングにも大いに惹かれてはいた。


この作品は第二次世界大戦中のアメリカの日系人収容所が舞台になっている。
シリアスなテーマではあるが、なるほど舞台上には暖かい空気が漂っている。
時折シリアスな方向へ進んで行ったりもするが、すぐに笑いに昇華される。
こんなところは「組曲虐殺」に通じるかもしれない。

登場人物は収容所に入れられている自覚がないんじゃないの?というくらい
屈託がない。
人種差別を受けていることに対して、それぞれが内面に抱えているものは
あるものの、それ以上に前向きに生きて行こうとするエネルギーに溢れている。

そんなエネルギーを発するキャストも全員がその時代を見事に生きている。
正味3時間の長い物語を5人だけで進行しているので、それぞれの台詞量も
かなり物がある。
しかも日系人ということで節々に英語が出てくる。
自分が観た日は土居裕子が何度か言い直したりする場面もあったが、
そんな言い直しすら芝居の一部では?というくらい気にならない。

音痴な女優役(!)の吉沢梨絵は可愛く音痴w
吉沢梨絵としての存在感はそのままながらも、あくまでもジョイス立花で
あり続けた。この絶妙なバランス感覚が天才的なのだ。

途中、歌でミュージカル女優の本領発揮の笹本玲奈。
この人を初めて観た時の印象は押しが強そうで苦手かも、というものだったが
ラブ・ネバー・ダイのメグはすごく良かったし、今回のリリアンも同様だった。
なんか凄く良い女優さんかも・・・と今は思っている。

表現は悪いが、自分的にはちょっとイタい人だったソフィア岡崎の土居裕子。
でも一番激しいものを内面に抱えていて、それが明らかになる終盤での
それまでの姿との落差。その落差がより効果的になったのは
そこに至るまでのちょっとイタそうだけどなんかありそう、
という雰囲気の醸し出し方が絶妙だったからなのでは。

オトメ天津の熊谷真実は素なんじゃないの?もしくは当て書き?というくらい
自分がテレビで観ていたこの人の印象のままだった。
この人が演じると全部こうなるのか、それともオトメ天津という役が
こうなのかはわからないけど。。。

全くの初見だったのがサチコ斎藤の伊勢佳世。
正体不明のアヤシさや、途中までのインチキ臭さが面白かった。
でもこの人が放った台詞が自分としては今回の観劇の一番の肝だった。

「日本人は差別されているというけど、日本人も差別している」という言葉。
これがこの作品のテーマなんではなかろうかと思ったのだ。
まさに井上ひさしの『むずかしいことをやさしくして、やさしいことを
ふかくする』というまんまではないか、と。
答えはない、というか人の数だけ答えがあるこのむずかしいテーマを
『やさしく、ふかく、おもしろく、まじめに、ゆかいに」書いたのが
この作品なのではなかろうか。

個人的にはラストの字幕の内容はイマイチ納得はいかなかったのだが
これを出すことによって、日本人井上ひさしとしての立場を明確に
したのかもしれない。

それでもやっぱり井上ひさしの作品は良い。
大都市新宿を離れ、わが町埼玉へ帰る車の中、良い芝居ってまさに
こういうものだよなぁとつくづく感じた今回の観劇でした。
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Posted on 2015/10/20 Tue. 16:29 [edit]

category: その他舞台

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☆第9弾!☆ チェキも良いけど亜早実がね!  ここは公共の電波です《2015年10月9日(金)》  

石井亜早実シリーズももう9回目になった。
もう9回という気もするしまだ9回かという気もする。
記事に書いていないだけで実際にはもう少し回数は観ているはず。
春のめざめの時とか。
そう、そもそも彼女に注目するきっかけは春のめざめだった。
アンサンブルでしか観られていないが、実力がどうとかそんなことではなく
単純に一目惚れであるw
頑張っている女優さんに対して実に失礼な態度だw

四季退団後は大きい舞台のアンサンブルだったり、こじんまりとした会場での
ソロライブだったりと様々な形で観ることが出来るようになったのは
個人的には四季で観ているより良かったと思っている。
ソロライブの時はそれこそ1メートル先で歌っている彼女を観ることが出来て
それこそ至福の時だったりもした。
ただあくまでも個人的な希望として、2~30人くらいのキャパの会場での
芝居が観たいなぁとはずっと思っていた。

そこへ入ってきた3人芝居出演の話し。
石井亜早実同様に元四季のひらたあやが中心となった「まるでゆめのようだ」
というプロジェクトの作品である。
今回がまさに旗揚げ公演。
石井亜早実の芝居が近くで観られそう、ということはもちろん第一目的で
あるわけだが、新しいプロジェクトが産声を上げる瞬間に立ち会える
ということも個人的には大いに惹かれた要素ではある。
ということでチケット発売と同時にチケットゲット。


女性3人の芝居。細かい情報が何もないので何をどう期待したらいいのか
わからないまま当日を迎えた。
個人的には今年下期最大のイベントであるw

ということでやって来た渋谷にあるギャラリー・コンシールというカフェ。
ここはイベントができるカフェ、バーということらしい・・・
のはいいのだが、なんせわかりにくいところにある。
自分も近くまで来ながらちょっと迷ってしまった。
151009_1.jpg

そして今回の演目はこれ。「ここは公共の電波です」である。
151009_2.jpg


という今回のキャスト。

ひおき彩乃
ひらたあや
石井亜早実


会場に入ると事前告知されていたひらたあやによるライブペインティングが
行われていた。
151009_3.jpg


会場には40名くらいお客さんが入っていたのではないだろうか。
席の数からするとほぼ満席くらいの感じだろうか。

開演時間が近づき、ひらたあやからちょっとした挨拶があった。
その中でこの作品は休憩室での女子トークという設定で、
若い子の女子あるある的な作品であると説明された。
えっと・・・若くもない女子でもない自分は対極のところにいるわけで
大丈夫だろうか、と一抹の不安が過ぎる。

というあらすじはこんな感じ。
チケット購入ページにあったものから抜粋。
======================================================================

SNSの波に乗って流れてくるあの子の日常や心情。
顔を合わせることもなく、文字によってなんとなく決まる好きと嫌い。
わたしたちはあんまり知らないあの子のことを、どのくらい知った
つもりになっているのか。話してもやっぱり違わないのかしら。
インターネットの世界で語られるゆめはどうしてちょっぴり嘘くさくって、
どうしてちょっぴり甘すぎるの。
そしてわたしはそのゆめを、どうしてちょっぴり許せないのかな。

======================================================================


なるほど、確かに説明の通りの女子あるあるな話ではある。
でも本質は女子あるある的な部分にあるのではないんだろうなと
思いながら観ていた。
なので45分くらいの短いこの作品を観ている間、特に置いて行かれることも、
引いてしまうようなこともなく楽しむことが出来た。
女性の3人芝居なので女子あるあるという形になっているわけだが、
これは男3人芝居でも成り立つし、そもそも性別も年齢も関係なく
成り立ちそうだ。
要するに人間あるあるである。
かく言う自分も劇中の石井亜早実のセリフでグサッと来たものがあり
こういう事って性別も年齢も関係ないもんだなぁと、思わされたりもした。
でもやっぱり女子ならもっとストレートに「そうそう!」と思えたのかもww


今回の会場はカフェという場所柄、スペースは限られているし照明もないし、
とハンデがあったりもした。
実際スポットライト1本あるだけで、伝わりやすさや立体感は全く違うものに
なったかもしれない。
でも3人のキャストは見た目からして登場人物としてのキャラが立っており、
それぞれが伝えるべきものをちゃんと伝えていた。
それに脚本がしっかりとしていたこともあり、会場のハンデが気になることは
特になかった。
帰りがけに、設備がもっとちゃんとしてたらもっと違うんだろうなぁと
なんとなく思った程度だ。


終演後には少しトークショーがあり、「まるでゆめのようだ」という
プロジェクトはひらたあやが作るもののことであり、
今回のキャストがメンバーということではない、ということや
「こうなったらまるで夢のようだなぁ」というのがプロジェクト名の
由来だといったことなどが語られた。
そういう意味では今回の作品は、このプロジェクトのスタートに
相応しいものだったのかもしれない。
何はともあれプロジェクトはスタートしたので、今後2回目、3回目と
続けていってほしいものだ。
自分もどういう風になっていくのか見てみたいなぁとも思う。


トークショーで可笑しかったのは、石井亜早実の対応。
劇中では素直に自分が表現できない性悪女子という設定だった。
Twitterなどでは「役は自分と違う」というようなことを書いていたが
自己紹介の順番決める時に迷わず「そっちから」と自分が最後になるように
仕向けていた。
それって役のまんまでは?とw
彼女は悪気があるわけではなくたぶん素直な天然なのではww

ええ、今回も見事に可愛かったですよ。
ええ、今回は特に至福の時間でしたよ。
ええ、今回も見事~にやられましたよ。


今回はパンフまで手が回らなくて物販がないので、その代わりになったのが
キャストとのチェキ撮影。
キャストと一緒で1枚1,000円。
キャストのみで1枚500円。
こういう商売どこかで見たような・・・ww

それはともかく、さすがに他のお客さんが残る中おっさんがチェキというのは
こっ恥ずかしい上に見苦しい。
たっぷり楽しめたので、今日はそれで良いだろうと席を立った。
出口の方へ向かい始めたところで、石井亜早実とバッタリ。

「あ、お疲れ様です。楽しかったですよ~」
「いつもありがとうございます~」

と挨拶で終わるかと思っていたところで彼女から。

「チェキ撮ります?」と。
「あ、撮ります!」と即答するオレw

おい、見苦しいんじゃないのか?こっ恥ずかしいんじゃないのか?
キャバクラで「もう1本ボトル入れるね?」お気に入りの子にと言われれば
「おう、いいよ!」と答えてしまうのだろうw
幸いキャバクラは行かないのでそういう事にはならないが。

ということで撮影されたチェキw
151009_4.jpg


何が良かったってこの写真はチェキなので自分の手元にある分だけだ
ということ。
誰かの手元に基データが残っているなんて恥ずかしいことにならずに済む。

夢醒めの終演後のお見送りで握手をしただけで舞い上がっていたあの時・・・

この時ね→http://musicaltheater.blog130.fc2.com/blog-entry-172.html

コメントでおめでとうと言ってくださった皆様。
僕はここまで来ましたよ!!w

Posted on 2015/10/10 Sat. 23:14 [edit]

category: 石井亜早実シリーズ

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