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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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平凡だけど人生はそう言うもの 壁抜け男《2012年2月11日(土)ソワレ》 

約6年振り(正確には5年半くらいか?)の壁抜け男。
自分は6年前の時に一度観たきりだ。

その時は「大規模な作品には無い後味が心地よい作品」という印象だったが
釈然としない何となくもやもやっとしたものも残った。
何がもやもやっとしたかというと、ネタばれになってしまうので
これは後半に隠しておくことにする。

前回の公演の時は確か自由劇場だった。
作品の持つ味わいと自由劇場の規模や雰囲気がマッチしていたが
今回は『秋』での公演。
同じタイミングでエビータがあるし、タイミングの問題もあるので
しょうがないのだろうが、秋の規模と雰囲気の劇場だとちょっと違うかなぁと
思っていた。
また、今回は他の殆どの作品と同様に音楽はテープだ。

壁抜け男はピアノとあともう一人いれば良い構成なので、せめてそのくらいは
生にして欲しかった。
他の作品では味わえないあの雰囲気を醸し出す要素は、作品以外にも『場』の
雰囲気もあると思うのだ。
そんな『場』作りも含めて演出して欲しかったと思う。

それとサブタイトルの「モンマルトル恋物語」って一体・・・
前回までは「恋するモンマルトル」。
どっちもどっちだが、両方ともこの作品の本来の姿を表していないと思うので
こういう中途半端な物は付けないで欲しいなぁ。

そう言えば4月にスタートするアイーダのアンコール公演にも変なサブタイトルが。
「愛に生きた王女」て・・・
確かにそうなのかも知れないが、全くもって余計だと思う。

脱線してしまったが壁抜け男は6年ぶりだし、純粋に楽しみたかった。
それに今回は飯田洋輔が新しいデュティユルとして登場している。
飯田洋輔は声が良いし好きな俳優ので楽しみだ。

ライオンキングが劇場の保守点検期間中のため休演四季劇場は
圧倒的に人が少ない。
120211_2.jpg

今回の公演はかなり入りが悪いらしい・・・
まぁ確かに地味な作品ではあるのだが・・・

という本日のキャスト。
120211_1.jpg

デュティユル     :飯田 洋輔
イザベル       :樋口 麻美
部長・刑務所長・検事 :青木 朗
八百屋・娼婦     :佐和 由梨
デュブール医師・警官2
囚人・弁護士     :寺田 真実
B氏(公務員)・警官1
看守1・ファシスト   :金本 和起
C氏(公務員)・乞食
看守2・裁判長     :川原 信弘
画家         :永井 崇多宏
M嬢(公務員)     :戸田 愛子
A夫人(公務員)
共産主義者      :久居 史子
新聞売り       :有賀 光一


とりあえずはネタばれしない程度にちょこっとキャストの感想を。


まずは今回の目玉。デュティユルの飯田洋輔。
手堅くまとめて来そうな印象の人だし、歌も演技も安定感がある人だから
心配するようなことは何も無いだろうなと思っていたが、実際その通りだった。
出だしはちょっと声が掠れた感じで不安定な感じだったので、
不調かな?と心配したのだが、だんだん本来の声に戻ってきた。
ただ、彼本来(というか、今まで観た役)とはちょっと違っていたかも。
もしかするとちょっと歌いにくいのかもしれない。
曲によっては言葉数もすごく多いので、それはそれで大変だろうし。

役の印象としては6年前の石丸幹二に近かったと思う。
同じ役だからそんなに大きくぶれることも無いだろうけど。。。
しがない役人が予期しない力を得て、調子に乗って、自信もつけて行く
過程がわかりやすく演じられていた。
よくよく考えると素顔の飯田洋輔をまじまじと見るのは初めてだったが
石丸幹二ほど整った顔では無い分、デュティユルっぽさは出ていたかも。

観劇前の予想通り、期待していたものから良くも悪くもずれてはおらず
その意味では期待通りだった。まだそれ以上でもそれ以下でもないが。。。
回数をもっとこなしていくと、飯田洋輔らしさがもっと出てくるんだろう。

観劇後のなんとも言えない幸せな気分に浸れると演目言うことも合わせて、
もう少し後にまた是非見てみたいデュティユルだった。


それからこちらも今回が初登場の樋口麻美のイザベル。
この人は良くも悪くも「らしさ」が前面に出てしまうタイプだ。
その「らしさ」が好きな人ははまれるし、そうではないとしんどく感じてしまう。
やっぱり華やかさはある女優なので、イザベルが旦那に抑圧されている感じは
あまり出ていなかったかも。
ただキーパーソンではあるものの、物語の印象を左右するタイプの役では
ないので、作品の印象を変えてしまうものでは無いし、
ベテラン(だよね、もう)らしく、きっちり役を演じる彼女らしいイザベルだった。


この二人の脇を固めるキャストは実力派揃いなので、かなりの贅沢さを満喫できる。
新聞売りの有賀光一は、やはりこの手の役をやらせたら間違い無い。
個人的に夢醒めのエンジェル、アイーダのメレブ、アンデルセンのペーター、
そして壁抜け男の新聞売りは同じカテゴリーなので、
このカテゴリーを演じさせたら有賀光一が一番だ。有賀光一枠みたいなw


全体のレベルは高いので、余計な心配は無用でしっかりとこの作品の世界観に
浸ることが出来て、今回も観劇後のあの独特の幸福感を味わうことができた。
観終わった直後に「また観たい!」と素直に思わせてくれる作品だ。


が、やはり釈然としない部分もあり・・・
そんなところが独特の幸福感に繋がったりもするし、また観たいと思わせてくれる
要因の一つでもあるのだが。


と言うことで、この先はネタばれ含むので、もう観たよという人か
ネタばれしても構わない人だけ読んでください。
もうちょこっとだけ続きます。

とりあえずここで幕間と言うことで・・・

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この壁抜け男と言う作品。舞台上で行われていることを素直に見ていれば
まさに「モンマルトル恋物語」で良いのかもしれないが、
その後ろにある背景を考えると、とてもじゃないが「恋物語」ではないと思う。
かなりシニカルな作品だと思う。


平凡な毎日を送ることに虚しさを感じながらも、そう言うものだと思っていた
デュティユルが壁抜け男になることで、文字通り自身を囲う壁がなくなり
自由に生きていけるようになりながらも、最終的には壁の中に帰っていく。
それなのに、「人生は平凡なもの、人生は素敵、人生は最高」と歌う(歌われる)。
6年前に観た時はこれをどう解釈したら良いのかわからなかった。
それが前回観た時のもやもやっとした物だ。

原作が書かれた1943年当時のフランスの状況を考えた時に、
これは自国フランスに向けられたものなのか、フランスを支配していたドイツに
向けられたものなのか・・・

やはりこの辺は今回もどう解釈すれば良いのかはわからなかった。
これはきっとこの判断が観る人によって、または観る時によって変わることを
前提としているんだろうなぁ。
ウィキッドを観た後に残る感じと似ていたりもする。
そんなところも、この作品をまた観たいと思ってしまう要因だ。


釈然としない部分を残しつつも、観劇後のなんとも言えない幸福感。
一体これは何だろう・・・
ただまぁ、これを味わいたくてまた足を運ぶことになるんだろうな。

あ、今回の公演じゃなくて、また6年後くらいにw

それにしても最近このブログ長い。
読みにくいのでもっと簡潔にまとめるよう努力します!


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Posted on 2012/02/12 Sun. 00:47 [edit]

category: 劇団四季:壁抜け男

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12

コメント

 

壁抜け観てもらえて嬉しいかぎりです♪
何を隠そう(隠してないけど)飯田さんラヴな私、飯田さんがデュティユルデビューと聞いて、急遽6チケ買ったバカな奴です(。・ω・。)
これがなければ、月2回の観劇は成功してたのに…
でも、飯田さんの待望の新役だし、良いのです☆

現在三回観たのですが、初日より随分堅さが無くなったし、飯田さんの本来の真面目な感じと、うまくマッチしてると思います。
本来のバリトンボイスが聴けないのが残念なのですが、画家の永井さんや公務員の金本さんの声も素敵ですよね♪→根っからの低音好き。
樋口さんはものすごく可愛いんですが、マンマの致命的な歌を思い出してしまいます。
でも、楽に向けてきっともっとよくなると信じたいです!
観ていて、謎?な部分は沢山あるけど、素敵な作品だと思うので、もっとチケット売れてほしいです…
平日はかなりガラガラなんですよー!

興奮して長文になってしまい、失礼しました(。・ω・。)

URL | 朋美 #- | 2012/02/12 04:00 | edit

No title 

いやあ、またご一緒しました。
ストーカーではありませんのでご安心ください(笑)

なんともいえない幸福感、同感です。

やってる内容は、強盗、脱獄、略奪愛の末バッドエンドと、ボニクラ、アイーダと同じなんですが、、、なんなんでしょうか。この幸福感。ヒロ、ナベがいないせいでしょうか?

個人的にはあーさーみーの寝衣ダンスがたまんねっすでした(;´Д`)

次は前楽ソワレエヴァでしょうか(私はチケットかくほすみです)




URL | orenvalley #- | 2012/02/12 04:47 | edit

Re: タイトルなし 

>朋美さん
観てもらえてって・・・四季の人ですか?(笑)
その気持ちはよ~くわかりますが。。。

それにしてもこの短期間で6チケとは。
その気持ちもよ~くわかりますが。。。

飯田さん本来の真面目そうな部分があるからこそ、壁抜け男になったあとの
変化がよく分かるんでしょうね。
確かに歌は飯田さんにはドンピシャでは無いかもしれないですが
それでも彼の声は活きていたかと。

やっぱりもう一度観たいなぁ。。。

URL | nalaniconey #- | 2012/02/12 20:22 | edit

Re: No title 

>orenvalleyさん
僕の方がストーカーかもしれないですね(笑)
いや、違いますけどw

ほんとあの観劇後の余韻は何なんでしょうねぇ。
デュティユルにとっては決して良い終わり方じゃないし
背後にあるメッセージも色んなものを考えちゃいますが、
それでも何とも言えない嬉しさが残りますよね。

ひろとナベ。二人が共演したらある意味観てみたいかも(笑)

はい、次はエビータ前楽ソワレです。先行で予約済みです(笑)
とか書きながら、実は今日美女と野獣を突発しました。
気になるキャストだったんでつい。
記事アップはは明日にでも。
そして来週は四季ではない演目を観る予定だったりします。。。

URL | nalaniconey #- | 2012/02/12 20:31 | edit

No title 

夜分遅く恐縮です。
前楽ソワレ、楽しみですね!願わくば彼女である事を祈ります!

来週は何をご覧なられます?残念ながら来週はストーキングできすにありません。
それは土曜は大井町でBBnなんです(笑)
中井さんはどうでした?


2/22は人生初のヅカ! ♂一人で浮かないか心配(笑)
相方には心配しなくても浮くから気にするなと(≧∇≦)

ひろナベ、 RENTに出たりして。。。もしめぐ様も出たら悩みますね

URL | orenvalley #H755ORSs | 2012/02/13 04:26 | edit

Re: No title 

>orenvalleyさん
最後のスケジュールはそろそろ発表されますかねぇ。
きっと楽は野村さんだと思うので、前楽は秋さんだろうと勝手に思ってます。
(前回の公演がそうだったので)

来週(というか今週)は「Count Down My Life」というミニシアター系の舞台を
見に行く予定です。
こんなところまで手を出すとキリがないんですが・・・

BBの中井さんはよかったですよ。
何もいう事はない感じでした。まぁ、彼だからこその部分はまだないですが・・・

ヅカ・・・さすがにそこには手を出せないでいます(笑)
脂汗かきながら楽しんでください!(笑)

URL | nalaniconey #- | 2012/02/13 09:19 | edit

 

イザベル?役が樋口さんというのは意外です。坂本さんか笠松さん、高木さんが演じると思っていました。内容過去に観ているので今回は行くか迷っていたのですが、予告を見て行くことにしました。飯田さんの声が素敵だったので・・。弟さんの方はサウンドやソングダンスで観ましたがお兄さんの方はたぶん初めてなので楽しみです。

URL | cmcE/ #- | 2012/02/19 10:00 | edit

Re: タイトルなし 

>cmcE/さん
確かに樋口さんは登場の瞬間から明るさが漂ってしまうのでイザベルぽくない気もしますが、
たぶんイザベルは本来は明るくて弾けてしまうところもあるのでまぁ良いかと。
実際特に違和感は感じないですし。
飯田兄弟は年齢の通り兄の方が大人っぽい深い声で非常に良いです。
ただまぁ、演目的に彼の声が一番活きるタイプでは無いんですが・・・
実は今日突発してきました。。。つい。。。

URL | nalaniconey #- | 2012/02/19 20:04 | edit

 

壁ぬけ観てきました。飯田さん、部長役の青木さん、画家役の永井さんの声が素敵でした。戸田さんが演じていたM嬢、コミカルな役なので、沼尾さんがいたら演じて欲しかったです。彼女もよかったですが。イザベルでも性格的には違くても、声質は合ってるのでみたかったと思いました。

URL | 213jga #LkZag.iM | 2012/02/23 18:40 | edit

Re: タイトルなし 

>213jgaさん

そうですね!壁抜けキャストはみんな良い声で実力派揃いですよね。
たしかに沼尾さんはM嬢にあってるかも。声は確かにイザベルでもいけますね。
退団とは残念ですねぇ・・・

URL | nalaniconey #- | 2012/02/24 08:53 | edit

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