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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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流れをぶった切るメリー☆ジェーン ボニー&クライド《2012年1月21日(土)ソワレ》 

一昨年の年末くらいから、濱田めぐみの四季退団の噂があちこちで囁かれ始めた。
去年のアイーダの大阪公演が最後、というのが世間(というか四季ファン)の
確定情報となり、自分もそのつもりで最後の濱田アイーダを観に大阪へ行った。
まぁ、自分の場合は元々アイーダは観に行くつもりで先行で取ってたので
結果的にラッキーだったと言うだけなのだが。

以前は自分の中では『四季を観に行く=濱田めぐみを観に行く』くらいの
部分もあり、キャスティングされている演目で濱田めぐみが観れないと
もやもやっとした消化不良感が残ったりもしていた。
そんなんだったから、濱田めぐみが退団したら四季を観に行く回数も減るのかな
と、漠然と考えていた。

が、実際にそれが現実になってみると自分でもビックリするくらい
冷静にその事態を受け入れていた。
やはり濱田めぐみは濱田めぐみであり続けて欲しい。
メインキャストではない濱田めぐみを観たいとは思わない。
そう考えるとこの先四季に残っていても濱田めぐみに相応しい役が
そんなにぽんぽんと出てくる事も考えにくく、それならば外に出た方が・・・
みたいな感じに考えていたのだ。

要するにジェガンに乗るアムロは見たくないし、
ミナルディに乗るアイルトン・セナは見たくないということだ。
あ、余計わかり難いか・・・w


それに四季でもどんどん新しい若手が出てきて欲しいし、
そういう若手の活きの良い演技も観ていきたいし。


四季では契約上最後の一年は「喪に服さないと」いけないらしいので
少なくとも2012年になるまでは何も動かないんだろうな、と思っていたら
最後のアイーダから数ヶ月で、ボニー&クライドの出演が発表された。
これにはちょっと驚いたが、新たな動きがみれるとわかっただけでも
嬉しかったし楽しみも増えた。

まぁ、四季との契約上の問題は色々とありそうだが・・・


ボニー&クライドの製作発表に登場した濱田めぐみはやはり濱田めぐみだった。
「死ぬのもそれほど悪くない(Dying ain't so bad)」では、相変わらずの
説得力のある歌を聞かせてくれた。
でもまだまだ先だなぁなんて思ってたら、あっという間に年が明け
気がついたらもう開幕。

いくつか観た人のレビューを観てみると、これが思いの外不評が多い。
ただそれは濱田めぐみをはじめとしたキャストへのものではなく
作品そのものに対してのものだった。
「面白くない」「地味」というものが多かった気がする。
でも、それはそれで興味がひかれるというものだ。
作品の内容を考えると、ベタなミュージカルの雰囲気よりその方が
楽しめそうだとも思ってたし。


と言うわけで普段滅多に来る事がない青山までやって来た。
青山劇場も初めてだ。
金曜日に初雪、土曜も死ぬほど寒かった・・・
120121_2.jpg


という今回のキャスト。

ボニー       :濱田 めぐみ
クライド      :田代 万里生
バック       :岡田 浩暉
ブランチ      :白羽 ゆり
テッド       :藤岡 正明
ヘンリー      :中山 昇
シモンズ刑務所長  :芝崎 健太
クロウソン看守   :戸室 政勝
ジョンソン保安官代理:ヨウスケ・クロフォード
ファーガソン州知事 :徳垣 友子
アンジェラ     :家塚 敦子
クレア       :保科 由里子
エレノア      :宇野 まり絵
キャミー      :明星 真由美
ヘイマー特別捜査官 :岸 祐二
牧師        :つのだ☆ひろ
バド保安官代理   :戸井 勝海
エマ(ボニー母)  :池田 有希子
シュミット保安官  :木場 勝己

テッドのみダブルキャストになっており、自分は敢えて藤岡正明の日を
選んでチケットを取った。
去年の「ブロードウェイミュージカルライブ」で初めて彼を見たのだが
良い声だったので、どんな演技をするのか見てみたくなったのだ。


さてと。前置きがかなり長くなってしまったが。。。
まずはやはりこの人、濱田めぐみだ。
あ、メグオタなので濱田めぐみに関することは3割引くらいで読んでほしい。

やはりこの人の説得力は並大抵では無い。付け入る隙が無いのだ。
濱田めぐみが演じると、「ボニーはこういう人」と納得してしまうしかない。
四季時代に演じていたキャラクターとは全く違っているボニーを
序盤はいかにもハタチそこそこの女の子らしい声質と台詞回しや歌い方で表現していた。
ウィキッドの前半でシズ大学の学生だった時の言い回しに似ているかも。
力が抜けた話し方でも台詞がしっかりと伝わってくるのはさすがだ。

終演後のトークショーで石丸幹二も言っていたが、物語が進行してボニーが
変化していく様を、台詞、歌で見事に表現していた。
「役を生きる」濱田めぐみらしさが全開だった。
楽しみにしていた曲の一つである「死ぬのもそれほど悪くない」では
ぐいぐい引き込まれた。
何も言う事がない。ただただ良かった(←ここ4割引きくらいで)。

敢えて言えば出来過ぎ、という事だろうか。
自分は映画版も観て無いし(正確には見たけどラストしか覚えてない)、
実際のボニーの人物像も知らないので何ともいえないが、
如何にもああいうことをするエキセントリックな部分がある女の子というよりは
分別があり、物事を(自分の運命も)しっかり理解している女性という感じだったので
もっとオカシナ雰囲気があっても良かったかなぁ、と。


その相手のクライド役の田代万里生は全くの初見だった。
製作発表の時に初めて「これが田代万里生かぁ」と認識したくらいだ。
で、その時の印象は正直言って悪かった。
濱田めぐみがすでに役に入ってるんじゃないだろうかという雰囲気を
醸し出していたのとは対照的に、取ってつけたような印象が強く
濱田めぐみとのあまりのバランスの悪さに正直心配になった。
歌も「普通に歌が上手いおにいちゃん」というだけで、何も感じなかった。
その後公開された写真を見てもその取ってつけたかのような印象は
変わらなかった。

で、実際に見てみるとこれが悪くなかった。
濱田めぐみとのバランスの悪さを感じる部分もあったが、しっかりと
彼なりのクライドを作っていた。歌も良かったし、声も良い。
最初からこれ見せてくれれば心配なんかしなかったのだがw

ただ、表情のというか目の芝居というか、もっとざっくり存在感というか
クライドの状況が変化しても、クライド自身の変化が見えなかったのは
そう言う設定なのか演技によるものなのか・・・

ボニーといる時も、刑務所で周囲に追い詰められている時も、
発散される雰囲気に変化が感じられない。
また、ボニーがクライドに惹かれる要因の一つであった
「周りは生きているけど死んでいる」がクライドは「今を生きている」という
部分の深みがあまり感じられなかった。

キャリア抜群のベテラン女優と、注目の若手俳優との差なのだと
言えばそうなのかもしれないが、それが濱田めぐみとのバランスの悪さを
垣間見せる原因の一つだったとは思う。

とか難癖もつけてしまったが、個人的には嫌いではないし
演技の深みとかがもっと感じられるようになったらすごく良いと思う。
ま、見た目が良過ぎるのがね。。。w


他にはテッド役の藤岡正明が非常に良かった。
歌は楽しみにしていたが演技は知らなかったので、何をどう期待すればいいか
わからなかったのだが、見事にテッドというキャラクターを演じていたと思う。
演技をしているというより、濱田めぐみのように役そのものであることを
感じさせてくれるタイプのようだ。
自分が観た回が彼の千秋楽で、この後予定されている大阪公演には
出演しないようで残念だ。
田代万里生もそうだが、注目の俳優が増えてしまった。
こんな事してたらきりが無い・・・


その他のキャストもみんな熱演(という雰囲気の作品ではないが)で
ごく一部の例外を除いて、かなり満足度は高かった。

そのごく一部のうちの一人はバックの岡田浩暉。
醸し出す雰囲気とかはすごく良いのだが、いかんせん台詞が聞き取れない。
ところどころ何を言っているのか全くわからない時があった。
でも雰囲気は良いので、今回のような大きな小屋ではなく小さめの小屋とかだと
存在感が出るのかも。


そして、ごく一部のうちのもう一人がつのだ☆ひろだ。
観終わった感想としては、何故つのだ☆ひろなのか?ということ。
他のキャストが全員役を演じているところ、つのだ☆ひろだけは
牧師という役目がありながら「つのだ☆ひろ」として登場してしまっている。
つのだ☆ひろが登場するシーンだけは、「ボニー&クライド」ではなく
「つのだ☆ひろ ライブ」になってしまうのだ。
だから、つのだ☆ひろが登場すると、作品の流れがバッサリと切られてしまう。
しかも歌詞がまったく聞き取れない。
シンガーやタレントとしてのつのだ☆ひろは好きだし、声もキャラも好きだ。
でもこういう舞台に出てしまうのは・・・
つのだ☆ひろが登場すると、何故かドリフとかのコントで神様が
白いゴンドラで降りてくる画を想像してしまった。
だから3回目に登場したときは笑ってしまった・・・
このタイプの作品に何故彼が必要だったのかがわからなかった。


そして、評判があまりよくないこの作品自体に関して。

結果として、個人的にはこの作品はかなり楽しめた。
いくつかのレビューで読んだような退屈する事もなかった。
終演後の満足度は高かった。

確かに作品を通して大きな山も谷もなく、ただ事実に沿った話が展開されるだけで
作品の中での大きなドラマは無い。
ただこの話しが実話に基づいている事を考えると、この作品自体がドラマなのだ。
不況で禁酒法が施行されていた時代に起こった、普通の人間では体験できない
ドラマなのだ。
だから作品中でベタな変なドラマがあったり、如何にもミュージカル的な
演出が施されていたら、それはそれで物凄い違和感を感じたと思う。

細かいところでシュミット保安官の存在意義が「?」だったり、
クライドとシュミット保安官の解説調の台詞が入る場面が「?」だったり
他にもいくつか「?」はついたが、それ以上につのだ☆ひろが
でっかい「????」だったので、細かいところは気にならなくなった。
あ、これがつのだ☆ひろのキャスティング理由か?w

ラストシーンはちょっと残念だった。
せっかくこういう作品にしたのだから、ラストも淡々として欲しかった。
余計な演出は入れないで欲しかったなぁ。

エンターテインメントとして観ると、若干物足りなさを感じるかもしれない
この作品内で、それぞれのキャラクターをしっかりと感じさせてくれた
キャストの力が大きかった。

本当はこの作品は今回のような小屋ではなく、もう少しこじんまりとした
所でやる方がしっくり来るかもしれない。自由劇場くらいがいいのかな。


まったくの余談だが、以前NYに住んでいた頃に禁酒法時代からやっている
バーに飲みに行ったことがある。
さすがに如何にも隠れ家という感じのところにあり、何度行ってもなかなか
見つけられなかった。
で、そのバーで「Budweiser(バドワイザー)」を頼んだところ、
出てきたのが「White Wine(ホワイトワイン)」でガッカリorz
確かに周りはうるさかったし、自分の英語もNYに住み始めた頃だったから
かなりつたなかったのだとは思うが・・・

なんてことをふと思い出した今回のボニー&クライドだった。
120121_1.jpg

終演後の濱田めぐみと石丸幹二のトークショーは楽しかった!
石丸幹二はジキル&ハイドから「時が来た」を披露。
かなり久しぶりに彼の歌を聞いたが、相変わらずの美声と王子様的ルックス。

こっちも楽しみになった。


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Posted on 2012/01/22 Sun. 16:03 [edit]

category: その他舞台

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コメント

 

レポ、楽しみにしてました!
私も藤岡テッドの日に行きました。
藤岡くんは10年前位から注目してたので、評判も高くて嬉しいです♪
濱田さんは相変わらず素敵な歌声でしたよね~
それだけに私はお相手が残念でならなかったです…
(11日のMMSより遥かによかったけど)
私的には楽曲はどれも好きだったけど、作品としてみると中だるみする場面も多くて、ものすごく疲れてしまいました…
そんなもんで、つのだ☆ひろのリサイタルは、小休止みたいで、場面として必要かどうかは?ですが、よかったです(笑)
もちろん笑いそうになりましたけど(笑)
次は、石丸さんとのジキハイですね!
石丸さんも玲奈ちゃんも実力者だから、濱田さんも更に素敵な歌を聴かせてくれると思ってます♪

URL | 朋美 #- | 2012/01/23 01:11 | edit

Re: タイトルなし 

>朋美さん
毎度のことながら、つたないレポですいませんm(_ _)m

藤岡君良いですよね!個人的にはかなり好みのタイプの俳優さんです。
歌声も良いし。
濱田さんはやはりいつでもどこでも濱田さんですね。
舞台が変わってもぶれずにこのまま「The 濱田」を貫き通して欲しいですね。
田代君は・・・僕は最初の印象が悪すぎたためか、好意的に観れました。
初めて動画で観た時は「あ、これもしかしてナベ将軍かも」くらいに
思ってましたから。

中だるみで疲れてしまうって言うのはすごい理解できます。
題材が題材だけに扱いが難しい作品だと思うんですよね。
今回はまだまだ中途半端な部分が多く、エンタメなのかリアリティなのか
どっちつかずだったとは思います。
個人的にはそんな中途半端さや作品全体の抑揚の無さも含めて
楽しめたんですが。。。

そっかぁ。つのだ☆ひろは小休止のためにいたんですね、発見です(笑)
かれが3回目に登場した時は、けっこう話に入り込んで集中してたんで
ばっさりと笑いにもっていかれました。

ジキルとハイドはそんな変な要素はなさそうなので、純粋に楽しめそうですねぇ。
笹本さんは歌しか聴いたこと無いんですが・・・
個人的には我(個性)が強そうな印象で、ちょっと心配な部分もあるんですが
それならそれで、バチバチっとやってほしいですね。

URL | nalaniconey #- | 2012/01/23 08:59 | edit

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

 |  # | 2012/01/25 23:12 | edit

Re: No title 

細かい問題は色々ありましたが(笑)、濱田さんは満喫しました!
それにしてもたまたま予約した日がトークショーでラッキーでした。

吉沢さんのドラマ知ってます~。
この間OOBJのライブ行った時にもそのこと話してましたし。
ま、見てはいないんですが・・・

さすがに千秋楽は厳しいんですねぇ。
でも前楽なら特別カーテンコールとかあるんじゃないですか?
楽しんできてください!

URL | nalaniconey #- | 2012/01/26 10:16 | edit

No title 

同じ日に観劇しました。
私も、濱田さんが好きで濱田さんが観たくてチケット取りました。前評判だと、長いと噂だったので覚悟して行きましたが、そんなに長いとは感じなくて満足できました。
濱田さん、他キャストの方々についてもほぼ同じ感想です。

つのだ☆ひろさんはセリフはまったく聞き取れなかったですよね。。ただ、私の近くに座っていたおばさま方が、つのだ☆ひろさんのファンだったようで、、つのだ☆ひろさんの歌の時だけしか拍手しないんですよ
濱田さんの時には知らんぷり。。えーって思いましたけど、いろんな方がいるものです。

URL | とこ #- | 2012/01/29 20:00 | edit

Re: No title 

>とこさん
書き込みありがとうございます!
同じ日だったんですね。寒かったですよねぇ。。。

ボニクラに関しては結構辛らつなレポも多いので、自分の感覚が変なのかと心配してましたが
同じ感想の人がいてよかったです(笑)
細かい事言ったらそりゃ色々あるんですが、それをあまり気にしなくて良かったのは
濱田さんはもちろん、キャストが頑張っていたからですかね。

つのだ☆ひろを観にボニクラに来たんですかねぇ(笑)
お客さんの数だけ見方もあると言うことで。。。

URL | nalaniconey #- | 2012/01/29 20:34 | edit

No title 

ほんっとに寒かったですよね。
ご挨拶遅れましたがだいぶ前からよくROMさせてもらっていて、いつもレポ楽しみにしています。

そうですね、歌の上手い人ばかりでしたので、歌を聞き入っていた私のようなものには時間の流れが早かったのかもです。ボニーとブランチの歌とか声がよくマッチしていていつまでも聞いていたいという感じでしたし。


おばさま方は明らかにつのだ☆ひろさん目当てだったと思いますよ。休憩時間にひろさん以外の他の人も「わりと」歌うまいわねって会話してましたから~笑。面白かったです。

URL | とこ #- | 2012/01/29 23:46 | edit

Re: No title 

>とこさん
こんなしょうもないブログを毎回見ていていただいてありがとうございます。

歌も含めて僕は単純に舞台そのものに入り込めました。
本当はもっとロングランが出来ると、カンパニーもぐっとまとまって
演出も良くなっていくんででしょうけどね。。。

つのだ☆ひろを見に11,000円(かどうかはわからないですが・・・)!?
もっと別の機会があるのでは・・・(笑)
つのだ☆ひろ基準なんで他の人は「わりと」だったんでしょうねぇ。

URL | nalaniconey #- | 2012/01/30 09:20 | edit

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