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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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私に挑戦するのか?  Title Of Show《2014年8月9日(土)マチネ》 

この作品を観ようと思った理由はふんわりとしたものだった。

浦井健治は良さそうだ、柿澤勇人は久しぶりだ、演奏を担当するのは
Ordinary Daysなどでもおなじみの村井一帆だ。
なのでなんか観てみたい、ということになったのだ。

というわけでやって来た一昨年の「Songs For New World」以来の
シアタークリエ。座席数は609なので自由劇場をちょっと大きくした感じ。
後ろの方でも細かい芝居が観られるし、作品のダイナミック感を出せる
大きさもある。程よい大きさの劇場だ。
140809_1.jpg


今回観たのはこれ。
140809_2.jpg


Title Of Showである。
2006年にオフ・ブロードウェイからスタートしオン・ブロードウェイでも
上演を重ねた作品だ。
例によって作品の内容に関しての事前情報は仕入れずに観に行った。


という今回のキャスト。

ジェフ  :浦井健治
ハンター :柿澤勇人
ハイディ :玉置成実
スーザン :佐藤仁美

出演者は4人のみ。ピアノの村井一帆も舞台上にいて時折台詞もあった(笑)


作品の粗筋はこんな感じ(HPより抜粋)。

<あらすじ>
ニューヨークで暮らす無名の作家のジェフ(浦井健治)と
ハンター(柿澤勇人)の2人は、ブロードウェイを目指してミュージカルを
作ろうと思い立つが、内容が思い浮かばない・・・。悩んだ末に2人は、
自分たちがミュージカルを作る過程をそのまま脚本にすることに!
フェスティバルの応募締切まで、期間はたったの3週間!
キャストは自分たちと才能ある2人の友人、スーザン(佐藤仁美)と
ハイディ(玉置成実)。果たして彼らは、成功をつかめるのか!?


粗筋には「誰もが知っているあの作品やこの作品を一刀両断!?」とある。
これがどういう意味を持つのか・・・


というわけでまだ大阪と名古屋公演が残っているのでネタバレ含む感想は
隠しておきます。
もう観た人かネタバレOKな人だけ読んでください。
この作品は観方によってだいぶ評価が分かれてきそうだ。
ストーリー自体には特に目新しいものはなく、最後も綺麗な終わり方ながら
それしかないだろという感じではある。

ジェフとハンターはブロードウェイで上演されている大きな作品に対して
憧れと同時に対抗心を持っている。
「自分たちもあんな風になりたい」と思いながら「自分たちの方が面白い
作品を作れる」と思っている。
そんな対抗心を表していたのが、実在の作品や俳優を実名で登場させて
皮肉に使ってみたり揶揄してみたり。

浦井健治と柿澤勇人の経歴などに合わせて色んなネタをぶち込んでくる。
浦井健治には井上(芳雄)を名乗らせたり、それならと柿澤勇人は
田代(万里生)を名乗ろうとしたり。
柿澤勇人が四季の出身なので、四季の開口をめちゃくちゃ大げさに
やってみたり、とそういうミュージカル界の内輪ネタが随所に顔を出す。
柿澤勇人が「StarS」の一員ではないことを佐藤仁美演じるスーザンに
なじられたりもする。その後「育三郎の代わりに良いよ」と言われるが(笑)
特に前半はそういったシーンが多く、ストーリー的にも進んでるのか
進んでいないのかわからない感じでドタバタ劇的な趣だった。

そういうドタバタ的な物だったり、内輪ネタを軽く笑える人は
多分それなりに楽しめる。
でもそこに面白さを見いだせない人は上演時間中冷めた目で舞台を
見続けることになる。
特に四季LOVEな人は開口を思いっきり揶揄される場面には我慢ならないのでは
ないだろうか(笑)
ライオンキングのシーンは特にひどかったw

単純に面白おかしくするためだけに、こういった要素を取り入れている
だけなのであれば正直言って薄すぎる。
たぶんそういう受け取り方をする人もいるはずだ。
そういう人たちにとっては面白くもなんともない薄い作品ということになる。

もしくはこういった要素はメジャーな作品だったり団体だったり俳優たちの
あり方に対する皮肉だったり批判だと受け取れば後味の悪さだけが残る。
「自分たちは大勢の中の9番目より、9人に愛される作品を作りたい」という
メッセージを投げかけて終わるのだが、このことだけを伝えるために
あれだけネタを入れ込んだとするならちょっと悪意も感じる。
そんな風に感じる人もいたのではないか。


で、自分はどうだったかというと内輪ネタは軽く笑って流す感じ。
別に面白くないわけでもないが、心から笑うようなものでもなかった。
皮肉とも取れるものに関しては笑えなかった。というか面白くなかった。

何でここまでの事をするんだろ?と観ながら色々考えた。
この作品はトニー賞の脚本賞にノミネートされているという。
そこまで面白い作品だろうか?と。
ブロードウェイ版はキャストを含めてどういう形で上演されたのかは
わからないので、あくまでも日本版で考えてみる。

行き着いたのは現状のミュージカル、ストレートプレイ含めた舞台界に対して
皮肉を込めた大いなる警鐘と挑発なのではないかと。
今回のこの作品のキャスティングからして狙っているのではないかと思える。
今回恐らくこの作品を見に来た人たちはほぼ100%浦井健治と柿澤勇人を
観に来ているはずである。
実際この日の客席の90%以上は女性だった。もっと割合は高かったかも。
この二人を目当てに来ている観客に自分たちの存在、作品丸ごとを
皮肉を込めて警鐘としてぶつけているんじゃないだろうか?と思った。
「ほんとにこれでいいのか?」と。
そういう部分も含めて、舞台作品に対する愛情をこめて作られたものであれば、
それをこういう挑戦的な形で提示しているのであれば、
こんなに楽しい作品はないのではないかと思うのだ。
実はものすごく良い作品だし楽しい作品に思えるのだ。

そうであれば上記にある、作品最後に語られるメッセージ、
「自分たちは大勢の中の9番目より、9人に愛される作品を作りたい」という
ありきたりな感じもする言葉にも意味が出てくるのではないかと。

もちろん日本版が原作ではないので元々はどういう意味が込められているのかは
わかりようがないのだが・・・
しかも↑って日本でしか成り立たなそうな理屈だし。。。

ま、本当のところはどうであれ、自分としてはそれでいいかな、と。
そう思っていればこの作品を観た甲斐もあるというものだ。


最後にちょっとだけキャストの感想を。

浦井健治は期待通り良かった。この人は「Songs For New World」の時の
二枚目ぶりが、「五右衛門ロック」のシャルルでの崩れっぷりに豹変し
一気に自分の中での評価が高まった。
で、今回観てわかったのは芝居がすごく上手い人だということ。
変な力が入ってなくて演技を感じさせない自然な佇まいが良い。
凄く良い俳優だと思う。


久々に観た柿澤勇人はちょっと評価が難しい。
役の上でのことなのか、彼の演技の問題なのかはわからないが
なんかちょっと良いところ見せようというような部分が鼻についた。
浦井健治とは対照的に変な力が入っているというか。
ちょっと一生懸命演じてます、という感じがね。。。
声はよく通るし歌も良いし、あとは良い意味でもっと力が抜けてくると
すごく良いんじゃないかと。


ちょっと残念だったのは玉置成実。
元々歌手だよね?この人。その割に歌がちょっと・・・
もっとうまかったような気がするんだけど気のせいだったのだろうか。
演技の方は可も不可もなく、かな。


良い存在感を放っていたのは佐藤仁美。
この人はあまりというかミュージカルという印象は全くない。
実際作品中でも「躍らせるな」とか言っていた(笑)
浦井健治同様に変な力が入っていなくて良い。上手い女優さんだと思う。


ということで観る側に色々と突きつけてくるこの作品。
観方によってはすごく面白いので、興味がある人は是非!
あ、このレポのタイトルは作品中にライオンキング出て来たので何となくw

で、この後は先日四季からの退団を発表した李涛のファーストライブ。
久々に李涛の歌が聞けるということでかなり楽しみ。
きっとこっちも95%以上女性だろうな。。。w
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Posted on 2014/08/12 Tue. 21:44 [edit]

category: その他舞台

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 |  # | 2014/08/13 12:20 | edit

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 |  # | 2014/08/13 12:26 | edit

Re: 笑ったけど複雑 

そうですねぇ。確かにちょっとやり過ぎな感はありましたし、気分を害する人はいるだろうなぁと
観ながら思ってました。
一本筋が通っていてそれが判り易ければふざけていても問題ないんでしょうけど、
今回のは結構ギリギリでしたね。。。
玉置さんは海外ドラマ、まさにその通りですね。僕はダメでした。。。
柿澤くんはもう少し・・・かな。

URL | nalaniconey #- | 2014/08/13 15:37 | edit

Re: 李さん 

李涛の情報は今の所公式ページでしか見られないようです。
Twitterもないですし。
↓こちらです。
http://www.litaolitao.com/index.html

URL | nalaniconey #- | 2014/08/13 15:39 | edit

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 |  # | 2014/08/14 01:13 | edit

Re: 情報ありがとうございます。 

ミス・サイゴンは観たことないんですよねぇ。
帝劇ってところが難点で。。。
昆さんは色々活躍されてますねぇ。
彼女はもう少し小さい劇場でガッツリ観てみたいなぁ。。。

URL | nalaniconey #- | 2014/08/14 08:21 | edit

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