07 « 1.2.3.4.5.6.7.8.9.10.11.12.13.14.15.16.17.18.19.20.21.22.23.24.25.26.27.28.29.30.31.» 09

劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted on --/--/-- --. --:-- [edit]

category: スポンサー広告

TB: --    CM: --

--

これって四季がやりたいことでしょ?  蒼の乱《2014年4月19日(土)ソワレ》 

前から興味があったものの、中々観る機会がなかった劇団新感線。
やっと観ることが出来たのが去年の1月の「五右衛門ロック3」。
なんでもっと前から新感線観なかったんだろうと思うほどの
作品の面白さと見応え感たっぷりのスケールの大きさに圧倒された。

なので今回の新作「蒼の乱」が発表された時は必ず観に行こうと思っていた。
で、先行で予約したらなんと5列目ゲット。
前回は3階の後ろの方で観ていてもあれだけ引き込まれたのに、
これだけ前で観たら・・・とそれだけでかなりテンションが上がった。

例によって作品に関しては事前に全く調べず会場であるシアターオーブへ。
この会場ももう3回目だ。

この日は生憎の天気で遠くまでは見えなかったが、スクランブル交差点の
人混みを天上から見下ろす気分に浸ったw
140419_2.jpg

今回も休憩(20分)含めて3時間40分の長丁場。お尻がもつか心配だ。
18時スタートで終わるのが9時40分という・・・長い。
140419_1.jpg

という今回のメインキャスト。

蒼真 :天海祐希
将門小次郎 :松山ケンイチ
帳の夜叉丸 :早乙女太一
弾正淑人 :梶原善
邦香 :森奈みはる
伊予純友 :粟根まこと
桔梗 :高田聖子
黒馬鬼 :橋本じゅん
常世王/奥の大殿 :平幹二郎


もちろん新感線を観るということが一番の目的ではあるものの、
松山ケンイチや天海祐希を観ることが出来るのもうれしい。
そして今回もアンサンブルで出演している上田亜希子も今回は目の前で
観ることが出来るのもうれしい。

会場内に入ってみると最前列は4列目。ということは自分は2列目!
いやぁ益々テンションが上がる!


物語は平安時代に起こった平将門の乱と藤原純友の乱をモチーフにした
フィクションである。
その時代を生きた人々がどのように己の信念に殉じて生きていたかの
物語である。

開幕の時に音楽がJudas Priestの「Heavy Duty」に変わったのだが
これって前回もそうだったっけ・・・
Judasに変わったのは覚えてるのだがこの曲だったか覚えてない。
新感線て毎回Judasなんだろうか?


で、観終わった感想を一言でいうと・・・一言では言えない(笑)
自分のボキャブラリーでは表現できないくらい面白かった。
期待通りの、いや期待以上のスケール感や細部までよく練られた物語。
その物語を余すところなく伝えるキャスト陣。
いやはや・・・圧倒的でした。
幕間に早く2幕が観たい!どうなるんだろ!とワクワクするのも久しぶりだ。

新感線ならではのくだらなくて面白い部分もあるが、何より物語が面白すぎ。
五右衛門の時に感じた骨太感を今回もしっかりと感じることが出来た。
やっぱり新感線すごいなぁ、とつくづく思い知らされた。

終演後はスタオベになったのだが、スタオベにならなかったら
おかしいくらいの素晴らしい舞台だった。
先月のあれとは正反対で(笑)



この先はキャストのちょっとした感想と物語に関する感想で
ネタバレ含みそうなのでOKな人だけ読んでくださいm(_ _)m


ではちょこっとだけキャストの感想を。

まずは蒼真の天海祐希。
テレビで観ている印象のままなのだが、やはりカッコいい。
一本筋がビシっと通っていて軸が決してぶれない。
将門の「坂東の民を守る」というただそれだけのまっすぐな想いに
強く共感はしているものの、自分のせいで滅亡した祖国の過ちを
繰り返したくない迷いを感じさせる前半。
将門が行方不明になったあと、その想いを受け継ぐために迷いを断ち切り
自ら将門御前を名乗り弱さを決して見せない後半。
自分の悲しい運命に翻弄されながらも、決意を新たにする終盤。
どの部分を取っても蒼真であると同時に、良い意味で天海祐希を感じることが
出来た。
その天海祐希を感じさせる部分というのは「何を演じても天海祐希」という
ことではなく、役と役者としての個性がちゃんと両立しているということだ。
思わず「いよっ!!」と声をかけてしまいたくなるくらい。


将門小次郎の松山ケンイチ。
この人は前回観た「遠い夏のゴッホ」の時もそうだったように、
「演技しています」という雰囲気が全くなく、松山ケンイチの演技って
どいうものなんだっけ?と思うくらい素直な演技だった。
やっぱりこの人は故意であるかどうかは別にして、松山ケンイチであることを
殺して単純に役を生きるタイプの人なんだろうと思った。
「坂東の民を守る」という信念のみに殉じて生きており、良かれと思ったら
そうせずにはいられない、短絡的で未熟なところもある将門小次郎を
舞台上で生きていた。
そしてここぞ!と言うときに思いっきりカッコいいゾクッとする演技をする。
きっとそういう瞬間が生まれるのも、ひたすら役を生きているから
なんだろうと思わされた。
今回でいうとラストの弾正淑人とうなずき合うシーン。たまらんかった。。。


今回かなり好印象だったのが夜叉丸の早乙女太一。
この人は以前ワイドショーを賑わせていたくらいの印象で、
且つ良いかっこしいみたいイメージを勝手に持っていた。
ま、要するにおっさんのヒガミなわけだw
でも今回登場シーンから目を奪われた。
舞台上の立ち姿、存在感がひたすらカッコいい。
そして殺陣がめちゃくちゃカッコいい。
作品中随所に殺陣が出てくるわけだが、あれだけの動きを毎回こなすって
半端な運動量ではないし、毎回動きも違うわけで・・・
顔をしかめながら魅入ってしまった。
最後の登場シーンで歌舞伎のように退場するのだが、これこそ本当に
「○○屋~~!!」と声をかけてしまうカッコよさ。
レミゼで如何にも拍手頂戴的な演出を観た時は引いてしまったが、
これは素直にカッコいい。
弟である早乙女友貴が敵役となっており、二人での殺陣があるわけだが
二人とも本当に見事。


物語のキーパーソンである弾正淑人の梶原善。
この人はちょっと変な役だったり、小賢しい役だったりというイメージ。
なので弾正淑人もそんな感じかな、と思っていたらこれがカッコいい。
辛い決断をしなければならない自らの役目を全うする決意をうちに秘め、
将門小次郎の想いもしっかりと受け止め、小さいきっかけかもしれないが
将門の死を無駄にはしないラストシーン。
飄々としていながらも生き残った者の役割にしっかりと向き合う。
かっこよかった。。。


そしてもう一人カッコ良かったのが伊予純友の粟根まこと。
良いか悪いかは別としてやはり自らの理想に準じた海賊、伊予純友。
将門小次郎との最後の決戦前の殺陣での全身からアドレナリンを噴き出して
いるかのような存在感と、殺し合いを半ば楽しんでいるかのような表情。
めちゃくちゃカッコ良かった。


一人二役で兄弟両方を演じた平幹二郎。
こういう人を観ていて思うのは、ある境地じゃないけど何かに達した人の
演技というのはいたってシンプルなのだ。
余計なものがいっさいなく、演技なのか素なのかわからない。
一見上手いのか下手なのかもわからないようにも見えるのだが、
全てをそぎ落としたすごさを感じることが出来た。
きっとこういう人が演じた役はこういう人でないと再現できないじゃないかと
つくづく思わされた。究極の属人的な役になってしまいそうだ。
役者はある意味皆ここを目指しているのかなぁ。


さて、作品に関しても少しだけ。
特に難しいことを考えなくてもひたすら物語に没頭して楽しむことが出来る。
それだけでも1万円以上のチケット代を払って観る価値は十分にある。
本当に細部に渡りよく練られている。
前半で色んな伏線を張りながら、全てをちゃんと納得できる形で回収する。
ラストはああなるしかないことは終盤でわかってしまうのだが、
それでもそこに既視感というかわかってしまってつまらない、というような
事には決してならない。
それはキャストの演技によるものもあるとは思うが、しっかりと物語が
構築されているからこそだとも思う。
わかっていてもしっかりと納得させられてしまうのだ。

単純明快な物語のようで、観る人によって色々なテーマの捉え方が
出てきそうなのも面白い。
個人的には「信念に殉じた生き方」かと思っている。
そこまでの決意が今の時代を生きる自分たちにあるものなんだろうか?と。
だからこの作品には良い役も悪い役もいない。
一見悪く見える奥の大殿も自分の信念(理想)に殉じているだけだ。
その表現の仕方の違いで力で訴えるか知で訴えるか。
いずれにしてもその裏には確固たる自分の生き方というものが流れている。
洋の東西や時代を問わないそういう覚悟を観る側に訴えているんだ、と。


まぁそんな変な理屈をこねくり回さなくてもひたすら充足感に浸れる
3時間20分はあっという間に終わってしまうほど面白い作品だ。
これだけ作品が良ければ多少キャストが変わっても全く問題なさそうだ。
それこそ作品主義を掲げる劇団四季がやりたいことなんじゃないかと。。。
四季さん、やられてますよ~(笑)


ところで、2幕の冒頭で貧しい農民たちがグルグル回りながら歌うシーンが
あるのだが、あれってJCSのパロディなんだろうか?
なんか自分にそういう風にしか見えなくて可笑しくて笑ってしまった。
そしてその輪の中にいた上田亜希子w胸もまれてたでしょ?
揉んでる人ズルい!と思ってしまいましたww

ま、それはどうでもいいか。。。
とにかくこの作品で上田亜希子をしっかりと観られたの
ファンとしてはもうれしかった、ということで。。。
140419_3.jpg


よろしければポチっと
にほんブログ村 演劇・ダンスブログ 劇団四季へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

Posted on 2014/04/21 Mon. 12:51 [edit]

category: その他舞台

TB: 0    CM: 7

21

コメント

管理人のみ閲覧できます 

このコメントは管理人のみ閲覧できます

 |  # | 2014/04/21 21:56 | edit

Re: 上田さん 

上田さんはアンサンブルで巫女とか農民とか貴族の侍女とかその他諸々色々やってました。
アンサンブルが一番着替えの回数と早替えが多くて大変そうでした。
胸は・・・まぁ・・・ね(笑)

3時間超えの作品ですが、まったく長さを感じることがないです。
それだけよく出来ているということでしょう。
まったく飽きないですよ。

Ordinaryも良い作品なのできっと良さを共感してくれるんじゃないですかねぇ。
予習していけば間違いないでしょう。
楽しんでもらえると良いですね。

CountDown My Lifeは生で観たらきっといいと思いますよ。
僕もキャストがどうなるのか気になっている所です!

URL | nalaniconey #- | 2014/04/22 09:54 | edit

 

今晩は。
内容と関係なくて申し訳ないです・・・
もうご存知かもしれませんが
石井さん退団されましたね。
twitter されてます。
お名前で検索できます。

お仕事は続けられるようで応援したいですが、
四季の舞台で もっと大きい役で拝見したかったので
残念です。

URL | こなみ #- | 2014/04/27 00:51 | edit

Re: タイトルなし 

>こなみさん

情報ありがとうございました!
ずっと出てなかったんで多分そうだろうなぁとは思っていましたが…
四季でメインの役はもう観ることが出来なくなり残念ですが
逆にもっとがっつり観られるようになったとは思うので
そういう意味では歓迎です(笑)
6月にさっそく舞台があるようなので楽しみです。
Twitterもさっそくフォローしてみました。
フォロワーに僕のハンドルネームがあると思いますw

URL | nalaniconey #- | 2014/04/27 10:34 | edit

 

観てきました!
2列目通路席センター!

特に、松山ケンイチさんのファンというわけではないのですが、
松山ケンイチさんが舞台でどんな芝居をするんだろう…
というところが気になってチケットを取りました。

が。

早乙女太一さんに目が釘付けでした(笑)
梶原善さん側の剣の達人の人が
早乙女太一さんのご兄弟の方?
キレッキレの殺陣でしたね!

単に殺陣シーンでは、前回の春馬くんの方が
頑張ってましたが、
2幕はちょっと松山ケンイチさんの本領発揮したものの
天海祐希も本領を発揮したので
ちょっと押され気味?(笑)でした。

これ、ちょっと、前過ぎると見づらかったです。
もうちょっと後ろで…もう一回見たいなあ。

URL | なにわのねこ #41Gd1xPo | 2014/05/13 00:48 | edit

Re: タイトルなし 

>なにわのねこさん

お!かなり良い席でご覧になられたんですね。

そうなんですよね。早乙女くんは目を引きますよね。
観るまで否定的な印象しかなかったのに、登場の瞬間から目を奪われました。
舞台上での華がありますよね。さすが舞台の人だと思いました。
梶原さん側の達人が弟です。
二人の対決シーンも見ごたえありましたよね。

松山さんはたぶん常に等身大の人なんだと思います。
必要以上に誇示しないというか。
だからここぞという時に、ここぞというシーンが活きるんだと。

天海さんもカッコ良かったですよね。
テレビで観る印象のままですが、あの凛とした存在感は良いです。

僕は前の方で良かったと思いました。
確かにもう少し後ろの方がラストシーンとかきれいだったかもですが。。。
やっぱり目の前で観られると入り込み方が変わる気がします。

URL | nalaniconey #- | 2014/05/13 09:03 | edit

 

いい加減、自分のレポを書こうと思ったため
再度登場のなにわのねこです。

そうそう、早乙女くんがかっこいいんだった!←そこか

いろいろ思い出してきました。

開幕前の音楽、すごく気になってたんですよ!
書いて下さっていた!
Judas Priest、検索してみます。
→しました(とりあえずウィキだけ)
凄いロックな感じが今風だと思ったんですが、
ビートルズくらいの世代のバンドですかね?
なんか、男性とハスキーボイスな女性とのデュエットがすごく好きだったんですが、
それはJudas Priestの前にかかっていた曲でしょうか。
わ~って音楽が盛り上がって始まるのは、確かに前作でも同じでしたね。
前作は2回観ましたが、
同じ曲かどうか分かりませんが、同じ雰囲気の曲でした…。←役に立たん情報w

本編に触れろという話ですが、
平将門も今日初めてウィキペディアで詳しく読みました。
(国文学に関係のないところの日本史は全然分かってない)

前作もそうですが、
見事に歴史通りに描かれているのがすごいですね!
ウィキペディアで読んでいるだけでも「熱い男」「豪快な男」のイメージです。
「反りを持った最初の日本刀を作らせたとも言われる」とありますが
あの刀のこと?それはまた違うのかな。

「新皇」でしょうか
即位?後も戦いを続け、民は貧しく…?的な
2幕最初に幕に表示される文章が読めなかったんです。
なんか、わあ~って役者さんたちが客席を通るので
通路席だった私はそっちに気を取られて、ずっと後ろを見ていたので、
文章が出ているのに気付かなかったという…orz

パンフは買っていないので
チラシ探して、役者さんと役名を確認しつつ
(いつかその内)レポを書きたいと思います!

URL | なにわのねこ #41Gd1xPo | 2014/06/02 18:45 | edit

Comment
list

コメントの投稿

Secret

Comment
form

トラックバック

トラックバックURL
→http://musicaltheater.blog130.fc2.com/tb.php/197-e0084ddd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

Trackback
list

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。