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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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秋劇場だから「はる」はまだ遠いのか? 李香蘭《2013年9月21日(土)マチネ》 

昭和3部作は作品のテーマの重さであったり、たぶん劇団内での位置づけなどの
影響もあってか、なかなかメイン(主役)のキャストが変わりにくい。
それまで演じていた人間の退団による変更くらいしかないのでは?
というくらいに変わらない。

南十字星はまだいいかなぁ、という感じはするが異国の丘や特に李香蘭は
そろそろ本格的に変更していかないと伝わるものも伝わらなくなりそうだ。
と、いきなり辛口になってしまったが、今週のキャスト変更で
李香蘭が野村玲子と笠松はるのダブルになった。
ちょうど今週のチケットを持っている!これは!!

と期待に胸ふくらませ劇場へ向かった。
今回は李香蘭とウィキッドのマチソワ観劇だったのでカレッタの駐車場に
車を停めて、歩きで浜松町の劇場まで。

真っ昼間だが気持ちよく散歩できる季節でよかった。
めったに通ることがない浜離宮のわきの道路に沿って行く。
130921_1.jpg

これもめったに見ることがない劇場の後ろ姿。
130921_2.jpg

見えているのは自由劇場か。
川沿いのは水道局の建物です、はい。

というわけでやって来た四季劇場 春/秋。
130921_3.jpg


自分が一服している間に先に入口のキャスト表を確認に行った嫁が
首を振りながら、手で「違う違う」と合図しながら戻ってくる。

なんと、今日に限って(?)李香蘭が野村玲子に戻っている。。。
すっかりはる香蘭を観るつもりでいたし、このブログもその辺メインにと
頭の中でシミュレーションしていたのに・・・
これではまたブログの内容を考え直さないといけないではないか!!
どうしてくれる!?四季!!ww

という今回のキャスト。

李香蘭  :野村 玲子
川島芳子 :樋口 麻美
李愛蓮  :秋 夢子
杉本   :芝 清道
王玉林  :神永 東吾


まずは作品に関して少し。

昭和3部作の中では個人的にはこの作品が一番気に入っている。
歴史的な観点がどうこう、という部分は色々な解釈があるだろう。
自分はそこまで歴史に詳しいわけでも研究しているわけでもないので
史実と比較してこの作品がどうだ、という部分に関しては触れようがない。
ただ少なくともこの作品なりに当時を伝えようとしている。
観る側としてはそれを観たなりに受け取ったものを解釈し、
それを周りに伝えていく、という部分では他の2作品と同様だ。

あくまでも自分はこの作品をミュージカルという一つのエンターテインメント
として気に入っている。
どういう部分を気に入っているかというと、それは全体のまとまりだ。
曲にしても何か一曲テーマにでもなるような突出した曲があるわけではない。
ただ一つの作品という塊として迫ってくるものが素晴らしいと思っている。
なので一つ一つのシーンが訴えかけてくるものが大きいし、
気持ちを揺さぶられる。

ただ今回や前回、いや前々回からすでにかもしれないが、
その塊にも少しずつ綻びが見え始めている。

その綻びの一番の、そして唯一の要因は李香蘭を演じている野村玲子だ。
もう何年も前から野村玲子が声に問題を抱えているのは四季ファンの間では
周知の事実である。
ただ存在感であり、当然のことながら演技力であったりそういった
声の問題を補って余りあるものがある。
今回の舞台でも終盤の裁判のシーンで玉林がいかに死んでいったかを
聞かされているときの佇まいや表情はそうそう出来るものではない。
やはりこういうところは見事だ、と思わされた。
声も復活してエビータを演じたり、キャスティングには疑問もあったが
JCSでマリアを演じてもいる。
今回の李香蘭も全体的には大きな問題もなく歌えてはいたとは思う。

しかし、だ。

野村玲子基準で観れば特に大きな問題もないのかもしれないが、
やはり他のしっかりと歌えるキャストと並んでしまうと、
その声が持つ力が不足してしまっていることは否めない。
このままでは作品が持つメッセージさえしっかりと伝わらなくなってしまう。
おそらくこの作品を観る四季ファンには「声大丈夫だろうか?」と
不安に思いながら観ている人も少なくないのではないかと思う。
その要素があるだけでも作品に没頭できなくなる。
ドキドキハラハラしながら観るような作品ではないはずだ。
この作品はミュージカルなのだから。。。

この作品が四季にとって大切な作品であるならば、もっと早く今の問題を
解消すべく動いてほしいと思う。
今回で言えば野村玲子と笠松はるの立ち位置が逆転していてもいいではないか。
はる香蘭を観ていないので、実際にそれが可能だったのかはわからないが
少なくともそういう動きがもっと見たかったというのが正直なところだ。
四季の舞台で森光子が観たいわけではない。

と、キャストの話になってしまったところで次は川島芳子の樋口麻美だ。
この人が川島芳子にキャスティングされたのを見ても特に驚きはなかった。
まぁこの人が(良い意味で)無難なところだろうなぁ、と。
それと同時に、まだこの人は濱田めぐみと直接比べられないといけないのか
とも思った。
もちろん樋口麻美しか演じてない役もあるわけだが、どうも濱田めぐみと
直接相対しているイメージが強い。
そのことで損も得もしているだろうが、自分の中では損をしているという感じだ。
それはもちろん自分が濱田めぐみが大好きな女優であることが前提に
なってしまっているためではあるのだが・・・

で、今回の川島芳子はどうだったかというと、これが期待以上に良かった。
全く何の問題もない。ベテランらしく安心して観ることが出来た。
ただ気になったことが一つ。良いとか悪いとかいうことではない。
元々の設定がどうなっているかはわからないのだが、濱田めぐみの川島芳子とは
決定的に違う部分がある。
それはこの作品における川島芳子の立ち位置だ。

濱田めぐみの場合は、特に1幕はあくまでもストーリーテラーという第三者として
外から作品中で起こる状況を見ていて、時にはシニカルに、時には悲壮感をもって
舞台と観客席を繋げる役割を果たしていた。

それに対して樋口麻美の川島芳子は第三者ではなく、自分も状況の中に混じっている。
それが悪い、ということではない。ただ違う、というだけのことだ。
保坂知寿の川島芳子を観ていないのでそもそもどちらなのかはわからない。
ただ自分の中では濱田めぐみが完全にデフォになってしまっているので
一つ残念だったシーンがあった。
川島芳子が処刑されるシーンでは、初めて実体としての川島芳子が現れて
死んでいく、という印象を持っていた。
樋口麻美は第三者ではないので普通にそのまま出てきて処刑される、
という流れになっているので、この場面の印象が薄くなってしまった。
まぁきっとこれも含めて二人の違いは良し悪しではなく、
二人の持っているものの違いと、観る側の好みの問題だろう。
ということで良い川島芳子だった、と思う。


二人だけでかなり長くなってしまったが、この二人がこの作品の大部分を
占めているのでしょうがない。
というわけで、他のキャストに関しては割愛w

あ、一つだけ。
杉本もそろそろ変わろう(笑)


ということで李香蘭に関してはここまで!
次、ウィキッドのマチネの感想に行ってみよ~~~!

明日以降に・・・


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Posted on 2013/09/22 Sun. 23:33 [edit]

category: 劇団四季:昭和3部作

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コメント

 

はるちゃん観れず残念でしたね。
私はシングルになるかわからないけど、はるちゃんで観たいな、という気持ちがあるので我慢してます。
私は野村さんの近年の舞台はストプレしか観てないのですが、やはり噂を聴いてしまうと敬遠してしまいます…
集客力、という面でも新しいキャストを積極的に取り入れるべきじゃないのかな、と思いますね。

鍋レポ楽しみに待ってま~す♪

URL | 朋美 #- | 2013/09/23 00:01 | edit

あの時まだ…歳 

川島芳子が「香蘭あの時まだ…歳」と歌う場面の香蘭も野村さんでしたか?歌の先生に歌声をほめられる場面以前は台詞もないので若手に香蘭っぽい格好で演じて貰うのはダメでしょうか。笠松さんだったら逆に観たいですけど。秋さん、愛蓮ですけど川島芳子でも似合いそう(見た目とか)じゃありませんか?本当の中国人なので複雑かもしれませんが。

URL | ナツコヤヨイ #LkZag.iM | 2013/09/23 02:41 | edit

Re: タイトルなし 

>朋美さん

はい…残念でした。観劇前にだいぶ気持ちをそがれましたw

本当に3部作もそろそろ世代交代すべきだと思うんですよね。
大丈夫かな?みたいなことばかり気にかかっちゃって観劇になりません。
野村さんも一頃よりは良いんですよ。本人比で。
ただやはりきっち歌える人と比べてしまうと、歌から伝わってくるものの差は明らかで。
ぽっと出の若手には荷が重いでしょうが、中堅どころなら大丈夫なんじゃないかと
思うんですが・・・

鍋レポ、いやウィキッドはもう少しお待ちくださいな。
まだ頭の中で纏まっておりません(笑)

URL | nalaniconey #- | 2013/09/23 09:49 | edit

Re: あの時まだ…歳 

>ナツコヤヨイさん

はい、その場面も野村さんです。ここの演出は昔から変わってないです。
まぁ確かに今となっては、序盤と成長してからを分ける、という手もありかもですね。
初めてこの作品を観たときから印象は変わりませんが、幼少期の香蘭を演じる野村さんは
見ていて痛いです(笑)

確かに秋さんは雰囲気としては川島芳子イケると思います。
歌もまったく問題ないですしね。
まぁ実際に見てみないとわかりませんが、タイプとしては樋口さんタイプになりそうな。。。
僕としては濱田さんくらいの雰囲気があるとうれしいんですけどね。。。

URL | nalaniconey #- | 2013/09/23 09:58 | edit

同感です! 

以前、野村エビータでがっかりして、秋エビータで聴き直しに行った思い出があります。そんな訳で今回の李香蘭は完全に私の観劇予定からは外れていましたが、はるさんならば、ぜひ行ってみたいですねえ。

それにしても、あの野村さんだからなのか、共演者の顔ぶれがすごいですね。何もここまで揃えなくても、って感じ。アンサンブルにファントムの高井さんまでいたり(どんな役なのか、気にはなりますが)。。。

まあ、作品自体は良いのでしょうが、確かにnalaniconeyさんが仰るように、キャストの若返りを図っていかないと、作品がどんどんホコリをがぶっていって
しまうような気がしますね。

ところで、残念ながらまだ、nalaniconeyさんご期待の岡村エルファバではなかったようですが、「ウィキッド」レポ、楽しみにしています!


URL | Anton #- | 2013/09/23 10:18 | edit

Re: 同感です! 

>Antonさん

野村さんが復活したということはもう笠松さんの出番はないかもですねぇ。
残念ながら。。。

高井さんは裁判長やその他日本兵役です。裁判長は歌も多めですし
最後の締めの歌も歌います。
なので高井さんでばっちりです。過去にもやってますしね。
驚いたのは北澤さんでした。北澤さんをこれに使うとは!という感じで。

李香蘭、というか三部作には毎回若返りを期待してるんですが叶わず。
次回こそは、と思わずにはいられません。

岡村エルファバ来ませんねぇ。。。
次回のウィキッドは1ヶ月後の予定なのでその時に期待します。
でも思いのほか朴さんが連投できそうな雰囲気を備えてきまして。。。
それはそれで嬉しいんですが、やはり岡村エルファバは観たいです!

URL | nalaniconey #- | 2013/09/23 12:32 | edit

 

そうなんですよね、
どうしても、なんだか、先に濱田さんが演じたものを
後から樋口さんが演じる…→比較される
って感じになるんですよね。
もう昔からそうですね。

樋口さんはどの役をやっても常に完璧、100点満点なんですが、
濱田さんと比較すると「違う」んですよ。
もちろん違う女優さんなので「違う」のは当然なんですが、
濱田さんがもうその役になりきってるのに対して、
樋口さんはその役を演じきっているというか。

私は保坂さんで観た回数の方が多いからか、
濱田さんより保坂さんの方が好きでした。
どう違うのかうまく説明できないんですが…。
常に皮肉げ、からかい口調的な感じ?
エビータの芝チェのように、「存在感」がすごかったです。
濱田さんも良かったですが、
保坂さんほどの存在感はなかったです。
うーんなんだろ。
濱田さんが常にストーリーテラー的なのは分かるんです。
保坂さんがどうだったかというと、
ストーリーテラーでありながら、
李香蘭と同等に対立する立場でいたというか、
それころエビータvs.チェみたいな存在でした。
(まあ、実際の立場的にも、野村さんvs.保坂さん的なポジションですしね)
樋口さんのを観てみたいです。(京都に来ることを切望)

URL | なにわのねこ #41Gd1xPo | 2013/09/23 20:53 | edit

Re: タイトルなし 

>なにわのねこさん

そうなんですよね。濱田さんと樋口さんの関係は昔からそうです。
ナラ然り、アイーダ然り、エルファバ然り・・・
樋口さんは常に100点のというか品がいいというか優等生的な演技をしますよね。
四季道(そんなものあるのか?w)から外れないというか。
濱田さんは意識してかはわからないですが、その瞬間舞台で生きてる感じなんですよね。
役になりきって。
この辺はきっと観たタイミングとか好みの問題で分かれそうですね。

なるほど。。。保坂さんはそんな感じなんですね。
ということはそれがデフォルトの川島芳子だとすると樋口さんは違いますね。
濱田さんも違いますね。濱田さんはあくまで第三者です。
エビータとチェの関係性。なんかすごく腑に落ちました。
ありがとうございます!

URL | nalaniconey #- | 2013/09/23 22:29 | edit

 

おひさしぶりです。
偶然にもはる香蘭に遭遇しました。
今年は秋アリエルにも遭遇出来たし。キャスト運がよいのかもと、、、
この勢いでソンダンなべ1枠を射止めたいと思います(ソンダン出演は偶然ではなく必然な気もしますがw)

はる香蘭は、前々回ご覧なられたエビータ夢子の感想をもたれるかもしれません。

歌はうまいですが迫力はやはり玲子さんには。。。といった感想です。
ただ、歌の出来不出来にはらはらどきどきせず、ストーリーに集中出来るという点でははる香蘭はいいですね。機会があれば是非!
博打で楽前とか!?

URL | ornellaia #Kr80rqQQ | 2013/09/23 23:55 | edit

Re: タイトルなし 

>ornellaiaさん

お久しぶりです~。お元気ですか?

なんと!はる香蘭に遭遇とは羨ましい限りで・・・
なるほど、前々回のエビータの時の夢子さん的な感じですか。
なんかわかるような気がします。

でも、でも、観ていてストレスに感じてしまう場面をチラホラあって
「あぁ、今これが笠松さんならなぁ」と観劇中何度か考えてしまいました。
何年前からか忘れてしまいましたが、曲の一部もキーが下げられています。
これが演出上の事なのか、野村さんを考えてなのかはわかりませんが・・・
個人的には結構もりあがってる場面なので当時ガクッと来た覚えがあります。

どうなんでしょうねぇ。楽週に持ってくるかなぁ。。。
行くとしても何年か前のライオンキングの時のようにキャスト見てから買う感じですね。
博打は怖くて打てません。。。

URL | nalaniconey #- | 2013/09/24 09:02 | edit

 

レスありがとうございます。

初日も見たんですが代表婦人の歌の出来不出来にハラハラドキドキで物語に集中出来ませんでした。
その点、笠松さんは安心して観られました。
演技の巧拙は評価が難しいものがありますが、歌は如実に判りますしね。
楽前出るかは博打ですねと思っていたらシングルに戻っちゃいましたね。
ある意味これでよかったのかもしれません(^^)

URL | ornellaia #Kr80rqQQ | 2013/09/24 21:29 | edit

Re: タイトルなし 

>ornellaiaさん

やはりそうですよね。「次は大丈夫かな?次は??」って思っちゃいますよね。
安心感という意味でもそうですし、物語を伝える役目としてもそうですし
ちょっと厳しいかな・・・と。

あっさりシングルになりましたねw
まぁこれで2週間はたっぷり休ませていただきます!(笑)

URL | nalaniconey #- | 2013/09/24 21:45 | edit

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