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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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あなたが笑えば世界は輝くんです! 断色《2013年6月29日(土)ソワレ》 

今年の今までのドラマで個人的にヒットだったのは、年明けからやっていた
「泣くな、はらちゃん」だ。
ま、もっとも今年ちゃんと見たドラマはこれとガリレオだけなのだが・・・w

前々からもちろん知ってはいたのだが、このドラマで初めてちゃんと見たのが
「越前さん」役で出ていた麻生久美子だ。
で、麻生久美子にハマった、と(笑)

とは言え別に麻生久美子の情報を集めるわけでもなかったのだが、
ちょっとしたことで舞台に出演するという情報をゲット。
共演は堤真一と田中哲司というベテランどころ。
物語の内容も興味深そうだし、好みに合いそうだということで
先行予約で最前列をゲット!


会場は去年のボニー&クライド以来の青山劇場、の円形劇場の方。
こっちは初めてだ。
劇場前の変なオブジェ。
130629_2.jpg

で、これが今回の作品「断色」。
130629_1.jpg


という今回のキャスト。


小杉保  :堤 真一
小杉朝子 :麻生 久美子
刈谷   :田中 哲司


一応WEBサイトに載っている粗筋はこんな感じ。

=====================================================================

時は近い未来。

自然農法の畑作を行う小杉保(堤 真一)の母・小杉朝子(麻生久美子)が腎臓ガンで亡くなり、 まもなく保のもとに怪しげな保険外交員の刈谷(田中哲司)がやってくる。「お母様は生前、自身のクローンをお作りになりました。クローンの移植手術は行われましたが 合併症により移植のかいもなくお亡くなりになりました。」

母・朝子はクローン保険に入っていたのだ。

「残されたクローンは処分にするか、解放にするか?」

刈谷の質問に「え、どうゆうこと?」と困惑する保。

保険で作られたクローンは本人が亡くなることによって、殺されるか、普通の生活を営むかの選択をしなければならなかった。

母親の遺した保険が、保を奇妙な運命へと導いていった。


======================================================================


ということでまだ公演中なので感想は隠しておきます。
ネタバレでも問題ない人だけ読んでください。

この作品、今まで観た舞台の中で一番難しかった。
そんなこの作品を楽しむ方法は二つ。

1.とことん突き詰めて考える。
2.キャストの素晴らしい演技だけに集中する。


「1」を選んだ場合、悩み続けることになる。
観ている間はストーリーを追うことにも集中しないといけないので
そこまでこの作品の本質を考える余裕はないが、悶々としながら観ることになる。
そして観終わってからひたすら考え込む。

この作品のテーマは?
何が提起されていたのか?
いや、そもそも何も提起していないのでは?

などなど・・・

他にも設定とか流れの不可解さに悶々とすることになるのだ。
斯く言う自分もこれを書きながらも未だに悶々としている。
この物語のどこからどう切り込んでいけばまともな感想が書けるのか・・・

一つ言えるのは現実の世界の常識から入っていってはダメなのかも、ということ。
この作品の脚本を手がけた青木豪の言葉を借りると、この作品は「悪夢」なのだ。
その悪夢のどこかの部分に引っ掛かりを覚えられる人は楽しめるかもしれない。
「悪夢」という「夢」の世界の話しなので何が起こっても関係ないのだ。
だからテーマだ問題提起だ小難しいことを考える必要もないのでは、という
考えに行き当たる。

そういう意味ではこの作品は良くも悪くも作り手側の「独りよがり」な部分が
大きく占めているのではないか。

それから物語の本質とはあまり関係ないが、ある場面で結構エグい下ネタだったり
ちょっと血しぶき飛んじゃいました~、的な場面があったりと、
そんなところでも観る人を選ぶ作品かもしれない。

円形でほぼ360度が客席でキャパも500無い小さな空間。
そんなこの劇場の質も大きく貢献しているとは思うが、周囲の壁に映像を映したり
会場内の空気が物語に支配されやすいので、観客はこの物語の正解に入り込み易い
という要素はある。
その辺は観客フレンドリーな部分かもしれない。


で、小難しいことを考える必要はないという「2」の結論に行き当たった人は
3人のキャストの素晴らしい演技をただひたすら楽しめばいい。
3人の技を目的に観れば下ネタも血しぶきも片腕がもげても関係ない。


堤真一はテレビで観るそのままだが、この不自然な物語が自然に流れているのは
不自然さを不自然と感じさせないこの人の演技によるものではと感じた。
あれだけ有名な人なわけだから、もっと芸能人オーラが出ちゃうものかと思ったが
そんなものは微塵もなく、最初から最後まで自然に小杉保だった。
演技を演技と感じさせない凄さというか。


田中哲司は堤真一と比べると「舞台の人」という印象が強かった。
役の影響も大きいが、テレビ向きじゃないな、と。
これは別に悪い意味でもなんでもない。
舞台で観るこの人はまさにプロの役者を感じさせてくれる。


そして一番の目的だった麻生久美子。
良い意味でこの人の印象をガラッと変えてくれる素晴らしい演技だった。
これを観るまでのこの人に対する印象はほぼ「越前さん」だったこともあるが
無感情を含めた様々な感情をさらりと演じている。
「さらり」という表現は適当ではないかもしれないが、それだけ自然だということ。
余談ではあるがこの人の口から下ネタがバンバン出てくるのは、おっさんとしては
見所の一つではあったw
そしてこれも余談ではあるがやはり相当きれい&かわいい。
1メートルくらいの距離で観れるっていうのは何とも言えない嬉しさw
演技上とは言え、やはりこの人が笑うと世界が輝くのだ!

この「断色」という作品の不条理的な不自然さが自然に展開されていくのは
やはりこの3人のキャストあってこそ、とこれを書いている今つくづくと思う。
書いているうちにもう一度観たくなった。。。
やっぱり生の舞台のライブ感はたまらない。

そんなライブ感に浸りたい人は当日券もあるようなので、
是非会場まで足を運んでみては。


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Posted on 2013/07/01 Mon. 13:27 [edit]

category: その他舞台

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01

コメント

 

亡くなった方のクローンというと、
新井素子の初期の作品で
「今はもういない私へ…」という短編を思い出しました。

というか、すぐそのストーリーを連想したんですが、
タイトルが分からず、
「新井素子 クローン」で検索したら、
「後味の悪い話 まとめブログ」に引っかかって
タイトルが分かりましたw
うん、確かに、救いようのないラストだった…。

もう一度観たくなったということは、
この舞台は後味が悪いわけではなさそうですね。

URL | なにわのねこ #41Gd1xPo | 2013/07/01 18:08 | edit

Re: タイトルなし 

>なにわのねこさん

その話は知らないんですが、それで引っかかるということは相当後味悪そうですね(笑)
で、この作品ですがきっと負けないくらい後味悪いですよ(笑)
やはり救いが全くないですから。
でもそんな話しを澱みもなく演じ切ったキャストは見事だったと。
あの演技を見るためなら後味の悪さは気にしませんw
思い返すとすごい芝居だったなぁ、と思います。

URL | nalaniconey #- | 2013/07/01 18:38 | edit

はらちゃんと真逆の世界? 

はらちゃん観てました。「世界と両想いになってください。」という台詞や わたしの世界 というテーマソングも好きでした。この舞台、演技が上手な田中さんや声がかわいい麻生さんが出ているので 興味がありました。でも内容を聞いて 行かなくて良かったと思いました。必ずしもハッピーエンドが好きという訳ではありませんが、救いがない話が苦手、血も。ドラマや映画と違って舞台は内容が事前にわからないものが 多いので 助かります。いつもありがとうございます。

URL | 石井亜早実さんファン #mQop/nM. | 2013/07/01 19:33 | edit

Re: はらちゃんと真逆の世界? 

>石井亜早実さんファンさん

そうですねぇ。はらちゃんのあの感じとは真逆ですね。
それだけに麻生久美子の演技が際立ったかもしれません。
ドラマの時は感じなかったんですけど、よく通る凛とした声でした。
話しとしては絶望的というわけではないですが、
救いを感じることはないかもです。
人によっては共感できる場面もあるかもしれないですけどね。
起こることとしては現実的なこともありましたし。

URL | nalaniconey #- | 2013/07/01 20:09 | edit

 

麻生久美子に反応してしまいました(笑)
可愛いですよね♪
同性から見ても可愛くて憧れます!
私は10年位前にくの一?の役で見て、くの一コスプレにノックアウトされました(笑)
ドラマより映画の人な感じでしたが、舞台もやってるんですね~
またもや中身の無いコメントですみません。
それにしても、本当に週末は観劇三昧ですね(笑)
因みに、私は今月4本、8月は1本の予定です!

URL | 朋美 #- | 2013/07/02 00:04 | edit

Re: タイトルなし 

>朋美さん

はい~。麻生久美子かわいかったです。
きれいだったという方が適切かもしれませんが。。。
役によって可愛かったり綺麗だったり色々変わりそうです。
くノ一の役??なんだろ。確かにそのコスプレはやられそうですw
基本映像がメインの人だとは思うんですけど、生の舞台でも全く違和感なく
普通に舞台役者でした。

7月は純粋な観劇は1本だけです。
まぁ、その分8月は6本ですが・・・(この間カウントし間違えました)
まぁ確実に負けですね。。。

URL | nalaniconey #- | 2013/07/02 07:50 | edit

堤さん 

おはようございます~。

ほ~~
なんか興味深い舞台ですね~。 青山円形劇場、良いですよね~。
随分とユニークな舞台を上演してきましたよね~。
無くなってほしくないんですけどね~(涙)


堤さん。
ワタシは、もちろんこの舞台は拝見していませんし、
ここ3年ぐらい、堤さんの舞台を拝見していないのですが、
それまではけっこう拝見していまして、好きな俳優さんです~。

そう~、堤さんって、どういう作品をやっても、「この人ありき」で魅せる
俳優さんかな~と思っています。
堤さんの舞台は「堤さんを観に行く。それだけよ!」って言わしめちゃう(笑い)
そんな俳優さんかしら~と思っています。


久しぶりに、堤さん、観たい~~!!

URL | リコ #- | 2013/07/03 09:25 | edit

Re: 堤さん 

>リコさん

はい、青山円形劇場良いですねぇ。
確かに施設としては古くなっている感は否めないですが・・・
来年あそこでトゥエルブ観れるのは凄く楽しみになってきました。

堤さんは確かに「この人ありき」という感じがします。
それでいてちゃんと役に慣れているところがすごいなぁ、と。
これがトム・クルーズだったりすると全て何をやってもトム・クルーズですからね(笑)
あ、トム・クルーズは好きですが。

URL | nalaniconey #- | 2013/07/03 12:33 | edit

すごいですよね~ 

おはようございます~。

堤さんって、 そう・・・
どういう作品でも「堤真一です!!」っていう存在感だけでなく、
その役、その役に、見事に入り込みますよね~。

いつも「堤真一ありき」なのだけれど、いつも「その役の人物で魅せて」くれる。
そこの「バランス」というか「両面の背中合わせ」みたいなところが、
堤さんのスゴイところかしらね~。

外見も含めて、ヘンに華やかじゃないところが(笑い)
役に素直になりきれる基盤になるのかしら?

役になりきることとは関係ないのですが、
ずっと前、インタビューみたいなもので、
「自分は裏方現場からこの世界をスタートさせているということを、
俳優になった今も、いつも身体にしっかりと留めている」というようなことを
お話しで、 すごく印象に残っています。

役作りの時、実は、すごく客観的に臨む俳優さんなのかしらね~。

URL | リコ #- | 2013/07/04 08:27 | edit

Re: すごいですよね~ 

>リコさん

そうですね。堤さんは自分の個性と役を両立できるタイプですよね。
どっからどうみても堤真一なんだけど、演じている役にしか見えない、というか・・・
なんかわけわからない表現ですが・・・

きっと「自分一人では成り立たない」ことを身をもって知っている人なんでしょうね。
だから役に対しても謙虚なんでしょうかね。

URL | nalaniconey #- | 2013/07/04 14:51 | edit

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