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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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寛げるルノアールが好きです   Little Women~若草物語~《2015年9月26日(土)》 

毎年良質の海外作品をこれまた良質なキャストで上演している団体「Score」。
Scoreが上演する作品は作品やキャストに関わらず観に行くことにしている。
まぁキャストに関わらずとは言っても、毎回贔屓の役者が出てはいる。

今回はブロードウェイでも上演された「Little Women ~若草物語~」だ。
原作はルイーザ・メイ・オルコットによる小説で1868年に書かれている。
150928_2.jpg

今回ビックリしたのはキャストが発表された時だ。
同じマーチ夫人役に保坂知寿と木村花代がキャスティングされていたことだ。
木村花代は以前「Ordinary Days」でScoreの作品に出演しているが
保坂知寿が小劇場の作品に出てくるなんて思いもしなかった。
他にも染谷洸太、北川理恵、水野貴以などScoreや他の作品でも
個人的にお気に入りな俳優がキャスティングされている。

今回は2つにチーム分けされていて、お気に入り及び注目の保坂知寿が
上手い具合に分かれており・・・これは端から両方観ること決定である。

というわけでやって来た去年の10月以来の日暮里にある劇場、D倉庫。
150928_1.jpg

定員98名の個人的にはかなり心地が良い規模の劇場だ。
それにしてもここで保坂知寿が観られるとは・・・
自宅と日暮里を2回往復するのもなんなので、マチソワで1日にまとめた。

という今回のキャスト。「Rose」と「Lily」の2チームだ。

「Rose(ローズ)」
ジョー  :島田彩
マーチ夫人:保坂知寿
ベア教授 :松之木天辺
ローリー :大塚庸介
メグ   :松原凜子
ベス   :北川理恵
エイミー :小此木まり
ブルック :形桐レイメイ
マーチ叔母:白木美貴子
ローレンス:香取新一

「Lily(リリィ)」
ジョー  :ダンドイ舞莉花
マーチ夫人:木村花代
ベア教授 :松之木天辺
ローリー :染谷洸太
メグ   :RiRiKA
ベス   :水野貴以
エイミー :梅原早紀
ブルック :形桐レイメイ
マーチ叔母:白木美貴子
ローレンス:香取新一


この作品はアメリカの南北戦争の時代の4姉妹を中心とした家族の物語だ。
あらすじはこんな感じ。

<あらすじ>
世界的な作家を夢見てニューヨークを訪れているジョーは、
何度応募しても「不採用!」の通知が来てしまう自身の小説について、
同じ下宿に住むベア教授と議論を交わしていた。
教授のアドバイスも受け入れず、皮肉を言われながら「こんなはずでは
なかった」と、故郷マサチューセッツで過ごした昔の日々を回想する。
時は遡り南北戦争時代。出征中の父を思いながらマーチ家の女性は
慎ましくも健気に暮らしていた。
母マーチ夫人や隣人ローレンス達に見守られ、四人姉妹のメグ、ジョー、
ベス、エイミーは、夢や希望、悩みや絶望を経て立派な女性「Little Women」
へと成長していく…。


物語全体を通して物凄くドラマティックな出来事は起こらない。
(あ、家族にとってはとっても重要なことは起きるけど)
主役のジョーを中心にした4姉妹とその周りの人たちが過ごした時間が
描かれている。
作風(物語)的にビッグナンバーがあるわけではなく、派手な演出もない。
その中で如何に登場人物たちを伝えていくか、演じる方にとっては
すごく難しそうな作品に見えた。

キャスト(特に主演のジョー)と観る側の相性次第で、伝わってくるものが
かなり変わってしまいそうだ。
もしくは伝わるべきものが伝わってこないかもしれない。


今回は1日2回観終わって「あぁ、優しい良い作品だ」と思えた。
派手さはないけど、観終わった後に気持ちがほっこりと暖かくなる作品だった。

1回目はストーリーを追って消化することに気持ちがいっていたためか
この作品のテイストは感じられたものの、今一つ納得はできなかった。
そこまで良い作品かなぁ、と。
別に派手だったり、号泣しちゃいそうな物を求めていたわけではないのだが
今一つ心に響くものが足りず。。。

でも2回目を観て大いに納得。すごく良い作品だと思えた。
そして1回目に納得しきれなかった理由もわかった。
その理由は先ほども書いたキャストとの相性である。
あくまでも個人的な好みの話しなのだが、Lilyチームでジョーを演じた
ダンドイ舞莉花は相性が悪かったらしい。

いや、別にこの人が女優として苦手なタイプだったわけではない。
演技も良いと思うし歌も声量があってしっかり歌えてるし、
個人的に苦手な押しつけがましさがあるわけではない。
ジョーらしい一直線で元気な感じはよく伝わって来た。
ただジョーとしての表現の仕方の方向が自分好みではなかったためか、
ジョーに対して感情移入が出来ず、その結果物語にものめり込めなかった。

ジョーという女性は元気で考えるよりも前に行動してしまうような
ところがありながらも、「人一倍家族のことを考えている」女性である。
この「家族の事を誰よりも考えている」という部分よりも、
自分の思い通りに行動してしまう部分が勝ってしまうと、ただの我がままに
見えてしまう。
ダンドイ舞莉花のジョーは我がまま要素の方が強く見えてしまい、
感情移入できなかったようだ。

対してRoseチームの島田彩のジョーは「家族の事を想うからこそ」という
要素がよく演じられていたために観る側としても素直にジョーに共感できた。
ジョーに共感出来たことによって、物語にもすんなり入り込めたのだ。
本当に微妙な差だし、人によっては両方ともすんなり受け入れられた
だろうとは思う。
静かな優しい作品だからこそ、そういう些細な部分で左右されてしまうのかも。
なのでこういう作品は演じるの大変だなぁという感想に繋がる。


ローリーの染谷洸太は相変わらずの(良い意味での)安定感だった。
この人は二枚目とかよりちょっと柔らかいキャラクターの方が合ってそうだ。
ちょっとした動きとか、間とかで笑いを生むことが出来るセンスがすごい。
ほんと上手いなぁと思う。


ベスの二人。水野貴以と北川理恵も良かった。
水野貴以は歌声といい、佇まいといいベスのイメージにピッタリ。
ある意味キーパーソンであるベスの存在感を十分に示していた。
一方自分のイメージではチャキチャキっと元気なイメージがある
北川理恵はベスのイメージでなかったのだが、すごくきれいに演じていた。
自分のイメージからくる違和感はまったく感じなかったし、
しっかりとベスとしての足跡を残していたと思う。


そしてマーチ夫人の二人である。
どちらとも子供の前では弱いところを見せない、凛としていながらも
優しい母親だった。
単純に年齢的なものだとは思うが、保坂知寿の方がイメージには合うかな。
観る側の先入観みたいなものだろうか。。。
ただ今回改めて思ったのは保坂知寿の舞台での美しさだ。
凛とした佇まい、存在感が美しいのだ。
個人的にはそんなにタイプの女優ではなかったりするのだが、
今回は「さすがだ」と思わずにはいられなかった。

他にもベア教授の松之木天辺は良い存在感で良かった。
一見堅物そうで、でも自己表現が苦手なベア教授ピッタリ。
面白い俳優だと思った。

そしてやっぱりカンパニー全体のレベルはすごい高い。
一人ずつ細かく書くパワーがないので書けないのだが・・・
毎度のことながらScoreのキャスティング力ってすごいな、と。

久々のマチソワはしんどいかもと不安があったのだが、
結果的には連続で観られたことが物語の理解に繋がった気もするし良かった。
マチソワの間が2時間くらい空いてしまい、日暮里という場所柄のため
行くところもなく駅の近くのルノアールで時間を潰した。
ルノアールはカフェではなく喫茶店なのでw個人的には落ち着くのだ。

個人的な見解としては、ルノアールは大まかに分けると2種類。
一つは静かでリラックスしながら時間を潰せる店、もう一つはサラリーマンの
時間つぶしの店的なちょっとせわしない店。
日暮里の店は後者・・・
まぁ自分もサラリーマンだった頃はちょっとした一服場所として
利用していたので文句は言えない。
残念だった店員の対応が遅かったり、イマイチだったこと。
銀座とか丸の内のルノアール的なものは期待してないけど、
次回はもう少しくつろげると良いなぁ。。。
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Posted on 2015/09/28 Mon. 20:08 [edit]

category: その他舞台

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