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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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天は二物も三物も与えるのね。。。 悼む人《2012年10月27日(土)》 

なんでこの舞台を観に行くことになったのか・・・
きっかけは8月に「songs for new world」を観に行ったときに入口で受け取った
チラシの山に一通り目を通してしまったこと。
その中に何となく目を引くチラシが1枚あった。それがこの作品だった。
121027_2.jpg
左がその時のチラシ。右はパンフレット。

主演にキャスティングされている向井理の演技はよく観ていないが、
浮ついたところがなく、しっかり仕事をしているという印象があって
好感は持っていた。
舞台だとどんな感じなんだろうという興味もあって、作品の内容も知らないまま
ついついチケットを予約することに。

このチケット予約が抽選だったため、まぁ取れればラッキーくらいに考えていたら
当選しただけではなく、席も2列目!これはかなり楽しみになってきた。

ヨメは事前に原作をしっかり読んでいて、この作品はどうやったら舞台に
なるんだろう?という感想だったようだが、自分は例によって事前情報は
何も仕入れず。あ、粗筋くらいは読んだけど。。。

とりあえず早目の夕食で、静かであろう上演中にお腹が鳴らないようにするため
パルコの向かいにある牛タン屋のねぎしで牛タン定食をがっつり食べた。
121027_1.jpg


という今回のキャスト。


坂築静人  :向井 理
奈儀倖世  :小西 真奈美
蒔野抗太郎 :手塚 とおる
坂築美汐  :真野 恵里菜
坂築巡子  :伊藤 蘭

パルコ劇場内はロビーも撮影禁止だったので、劇場の写真はないです。
ちなみにキャパは458席なので四季の自由劇場と同程度。
ただ、ワンフロアなので奥行きは自由劇場よりある感じだ。
このくらいの大きさが芝居をちゃんと観れるぎりぎりの大きさかな。


東京公演が今日千秋楽になっているものの、12月まで地方公演が続く。
なので中身に関してはネタバレになってしまうので書かないようにする。
というか難しくて書けない、といった方が正しいかも。

まだ自分の中でも登場人物の「悼む人」の存在意義を消化できていない。
というか、どこから取り掛かるのが良いのかがわかっていない。
作品を観てパッと感じるものではない気がする。
たぶん恐らく観たほとんど人は「悼む人」には共感できないだろうし、
その考え方も理解しにくいと思う。

宗教的な作品では決してないのだが、その根っこにあるものは宗教などと
相通ずる部分があるし。それをどう自分の中で消化して自分の行動や
考え方に結び付けていくかは、観た人の数だけ存在してしまうし、
時間も必要とする。

「(不幸な目に合うのは)なぜ自分ではなく彼、彼女なのか」
「人の死はどんな人の死であってもすべて平等だ」
という考え方にどう向き合うか、といったところか。


というわけでとりあえず粗筋だけでも。。。


==<悼む人 あらすじ ※パンフレットより>============================

残忍な殺人や男女の愛憎がらみの事件を得意とし、陰で「エグノ」と呼ばれている
週刊誌記者、蒔野抗太郎(手塚とおる)。

彼は子供の事故死現場を取材中に、亡くなった子どものことを悼む
奇妙な人物と遭遇する。
それが悼む人、坂築静人(向井理)との出会いだった。

静人が5年前に会社を辞め、貯金を食いつぶしながら、死者が生じた場所を
さまよう旅に明け暮れているのを知った蒔野は、その裏にあるものを探ろうと、
静人の身辺を追い始める。

一方末期がんに侵されている静人の母・巡子(伊藤蘭)は、在宅治療で
限られた時を過ごしながらも、静人の生き方を理解しようと努めていた。

だが妹・美汐(真野恵里菜)は、交際相手との間に新しい命を授かったものの、
不審者としてたびたび警察の厄介になる静人が原因となって、
結婚話は破談になってしまう。

そして静人は悼みの現場で、夫殺しの罪で服役していた奈儀倖世(小西真奈美)と
出会う。自分が殺した夫、甲水朔也を悼む静人の姿を見た倖世は、
静人に興味を惹かれ、彼と旅をともにすることになる。

それぞれの思いが絡み合い、彼ら、彼女たちは、静人の“悼み”とともに
徐々に変わり始めていく・・・・。

======================================================


舞台上はセットらしいセットはあまりなく、非常にシンプル。
場面展開はソファなどの小道具と、スクリーンに映される写真で行われる。
写真はいろんな場面で多用されており、これが結構効果的だった。
舞台全体のイメージは、最初に見たチラシのイメージに近いかもしれない。
こういう作品は大がかりなセットなどはない方が作品自体が引き立つので良い。

他にも倖世に殺された朔也が倖世に憑りついて(?)いる、という設定なのだが
朔也の表現方法も面白く、何の違和感も感じずに観ることが出来た。


といったところで、それぞれのキャストの感想を。

まずは「悼む人」の向井理。
観る前まで興味は、この人がというかテレビドラマに出ているような人が
舞台上でどんな演技をするのか?というところだった。
舞台上に登場した瞬間に、「あ、この人は役者だな」と感じた。
役柄上のこともあり、ものすごいオーラを放つわけでもないのだが
その凛とした存在感は限られた人だけが持つものだと思った。
そしてそこにいるのは「悼む人:坂築静人」であると感じさせてくれる。
もちろん稽古を繰り返し繰り返し作ってきているんだろうけど、
この気負った感じがない、ごく自然に役を生きていることを感じさせてくれる
役者はそれほど多くない。

感情表現を得意としない(良しとしない)坂築静人を、良い意味で淡々と
演じていた。
坂築静人が感情的になるのは終盤のみで、そこに至るまでは坂築静人の
内面を感じさせるものはないのだが、その内面を感じさせない演技が
非常に良かった。

台詞もボソボソと話すイメージだったのだが、淡々と話す場面でも
非常に聞き取りやすかった。
前から2列目ということもあり、マイクではなく生声で聞いていたのだが
台詞がわからない場面は全くなかった。

とっても良い俳優さんを観た、やっぱり生の舞台はどんな作品であっても
面白いという思いを抱かせてくれた。
今後も舞台などがあれば観ていきたいと思う。
ほんと見た目も良くて、演技も上手くて・・・
やっぱりどんな人も平等ではないのではw

奈儀倖世の小西真奈美。
この人はちょっとこの作品だけでは何とも言えないかも。
感情をあらわにする場面よりも、淡々とストーリーテラーのように振る舞う
場面の方がしっくりきた。
感情が露わになる場面だと、台詞がちょっと一本調子に聞こえてしまう。
声質の問題もあるかもだけど。。。
自分が殺してしまった夫の朔也も同時に演じているのだが、この切り替えは実にうまい。
台詞の量もかなりのもので、これを演じ切るというのはすごいと思う。
役を選びそうな感じではあるので、他の役でも観てみたい。


蒔野抗太郎の手塚とおる。
この人はまさに「舞台俳優」だ。役柄もあって、かなりアクの強さを感じた。
前半と後半でかなり落差があるので、その途中経過がもう少しわかりやすいと
良いと思う。
もちろんそういう場面も演技もあるのだが、後半の変化がちょっと大きすぎるかも。
設定上のことではあるが、台詞回しや演技がかなり変わるので唐突感はある。


坂築巡子の伊藤蘭。
この人はもちろんキャンディーズ時代から知っているのだが、
(もちろんちっこかったのでうる覚えだが・・・)
生で観るのは初めてだった。
特に何の先入観も持たずに観たのだが、実に芝居がうまい。
演技力で演技を感じさせないうまさがある。
やはりこれだけ長いこと芸能界でやってきている人の実力なのだろうか。
余計なことだが、生で台詞を聞くと声が保坂知寿にそっくりだw


坂築美汐の真野恵里菜。
元々ハロプロ系の人らしいが、全く知らなかった。
特にこれ、というものは今回はわからなかった。
良くも悪くもこの年の子らしい芝居だった。
とは言え、何か問題があるわけでも、気になるところがあるわけでもないが。


作品に対する自分の解釈はまだまだ、という状態ではあるが、
先週に引き続き生の舞台はやはり面白くてしょうがない、という印象を
持たせてくれた非常に良い舞台だったと思う。
約2時間半の静かなストレートプレイを退屈させることなく最後まで
舞台に惹きつけてくれた。
これをたった5人だけでやってるんだからすごいよなぁ、と。


で、今回も帰ってから入口でもらったチラシに一通り目を通して・・・
大方の皆さんの予想通りある作品を予約してしまいましたorz
まんまとチラシにやられている・・・
しかももうひと作品取ろうとしているし。


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Posted on 2012/10/28 Sun. 14:58 [edit]

category: その他舞台

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