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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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アムネリス様、あなたが全てにおいて一番!  アイーダ《2012年4月28日(土)ソワレ》 

釈然としない感じで終わってしまった前回のアイーダの東京公演。

もちろん念願だった濱田めぐみのアイーダが観れたり、阿久津陽一郎との
オリジナルキャストコンビが観れたり、つくづくと舞台を観る幸せを
感じることが出来たりと、良い時もたくさんあった。

ただ東京公演全体で見ると個人的にはどうも燃焼し切れずに終わってしまった
印象が拭えない。

そんな前回の東京公演を払拭するためなのか、アイーダ=濱田めぐみという
崩しようが無いイメージを払拭するためなのか、約1年半という中途半端な期間の
ブランクを経ての今回の東京公演。


アイーダという演目自体は大好きな演目だ。
今まではその演目に濱田めぐみの存在がプラスされることによって
他には代えがたいものになっていたのだが、その濱田めぐみは現在NYで
レコーディング中らしいw

今回の自分の楽しみは前回の時に「これは化けるかも」と感じた
秋夢子のアイーダが今回どのように進化しているか?と言うことと
アムネリスでは今回が初見の大和貴恵。

福井昌一がキャスティングされているものの、実質的にはシングルに等しい
阿久津ラダメスはある意味定番になっているので、全く心配は無いし
逆に言うとその存在で大きく印象が変わることもないだろう。

久々にアイーダと注目キャストが観れることにワクワクしながら
2ヶ月(!)ぶりの四季劇場 秋に向かっていると、向こうから見覚えのある
顔が歩いてくる。
よく見ると今ライオンキングでムファサをやっている内田 圭。
GWはほとんどマチネしかないようで、この日も一仕事を終えたおとーちゃん。
当然のっしのっしとは歩いていないw


と言うことでやって来た四季劇場はディズニー仕様。
『四季劇場 春/秋』というよりは、『四季劇場 D』といった趣きだ。
120429_1.jpg


という今回のキャスト。
120429_2.jpg

アイーダ  :秋 夢子
アムネリス :大和 貴恵
ラダメス  :阿久津 陽一郎
メレブ   :大空 卓鵬
ゾーザー  :飯野 おさみ
アモナスロ :川原 洋一郎
ファラオ  :石原 義文
ネヘブカ  :桜野 あら


メインの3人以外にも、メレブの大空卓鵬とネヘブカの桜野あらは共に
それぞれの役では初見だ。

GWだと言うのに、1階席は両サイドの後ろの方はだいぶ空席がある。
2階席の状況は見えなかったが、おそらく似たような感じだろう。
前回もそうだったが、この作品はだいぶ観客を選んでしまうようだ。
ま、前回は他の要因も大きかったが。。。
良い作品なんだけどなぁ。


さて、さっそく各キャストの感想を。

まずはアイーダの秋夢子。
前回の東京公演では数回観ている。やはり初めはどうしても濱田めぐみとの
比較になってしまったので物足りなさも感じてしまったが、
この時に、秋夢子ならではのというか、濱田めぐみとは種類は違うが
その存在感で舞台全体を引っ張っていける何かを醸し出し始めていて
「これは、化けるかも」と感じていたので、今回はかなり楽しみにしていた。

どちらかと言うと見た目から来る直線的なイメージが強い秋夢子だが
実際には声のトーンにはやさしさがあるし、何より今回はその演技が
物凄く繊細になっていた。
表情、台詞、すべてが細かく演じられている。
ただこの人の場合、この繊細さはアイーダという役に関しては良くも悪くも
作用してしまうようだ。

ヌビアの民を思う王女としてよりも、ラダメスに恋をする女性としての側面の方が
より前面に出てしまうため、本来アイーダが持っているはずの意志の強さが
霞んでしまうのだ。バランスの問題なのかもしれないが、難しいところだ。

ただ、今回は王女としての強さが前面に出ない状況でもあったので
仕方ないところかもしれない。
というのは、今回の秋夢子は歌の調子が彼女にしてみたらかなり悪かった。
地声で力強く歌う場面で声が出きらないし、伸びも無い。
歌の安定感は抜群の彼女にしては珍しいことだった。
なので、「ローブのダンス」も「神が愛するヌビア」も今ひとつ盛り上がらないし
ヌビア人たちを纏め上げる力強さが感じられなかった。

なので本当なら一幕が終わった時点でかなり満たされた気分になるのだが、
今回はどうも煮え切らない感じ。会場の空気もそんな感じ。

是非次回は調子が良い時に観て、あるべき像の秋アイーダを堪能したい。


ラダメスの阿久津陽一郎は相変わらずの安定感。
ただ安定しているだけではなく、細かく色々変化させているところがさすがだ。
台詞回しや声のトーン、歌い方など前回の東京公演の時とは違いがある。
いかつい声の出し方などは若干やり過ぎの感もあるが、わかりやすい。
歌も実に気持ち良さそうに歌う。
ただ今以上に色々細かく演じてしまうと、如何にも演技してますと言う感じに
なってしまいそうなので、今ぐらいがぎりぎり。


そして、今回がアムネリスでは初めての大和貴恵。
実はこの大和アムネリスが今回の一番の収穫だった。
そして個人的には今ひとつ盛り上がりに欠けていた今回の観劇を
一気に逆転させたのが大和アムネリスだった。

アムネリスのタイプで言うと、佐渡寧子とその他のアムネリスの間くらいか。
佐渡アムネリスは『人を思いやれる大人』への成長で、他のアムネリスは
乱暴に書くと『子供⇒大人』への成長だった。
大和アムネは印象としては佐渡アムネに近いものの、やや子供っぽさを
覗かせつつ、それでいて凛とした王女の佇まいを持っている、と言う感じ。
歌には力強さも繊細さもある。

台詞回しや表情も嫌味がなく実に細かく演じられていた。
最後の裁判のシーンもアムネリスの決意がダイレクトに伝わってくる。
実に良いアムネリスだった。
大和アムネの好演で、客先の雰囲気もかなり変わったように感じた。
一幕が終わった時点では想像できなかったスタンディング・オベーションは
彼女に負うところが大きかったように思う。
次回も是非大和アムネで観たい。


メレブの大空卓鵬は見た目、雰囲気共にメレブらしく、歌も無理なく高音まで
歌えていて自然でよかった。
ただまだちょっと硬さが見られるところはあるので、その辺がこなれてくると
もっと良くなるのでは。
まだ有賀光一の小僧さ加減の域には達していないかw


ネヘブカの桜野あらは特に何も問題は無いが、もう少し存在感を出しても
良いかもしれない。
そうしないと、アイーダの身代わりになって連れて行かれるシーンの効果が
薄れてしまう。


ゾーザーの飯野おさみはもう何も言うことはなく、ただただゾーザーだった。
ゾーザーとしての存在感は言うまでもなく、あの年であれだけ歌えて動けて。
個人的には今回キャスティングされている百々義則も気になるところだが
飯野ゾーザーの後だと、誰が来ても厳しいかもなぁ。


先ほども書いたが、カーテンコールは長く続きスタオベにもなった。
それだけ今回の舞台の印象が最終的には非常に良いものになったと言うことだ。
それだけに秋夢子の不調が残念だった。

次回は是非、是非調子が良い時に観たい!


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Posted on 2012/04/29 Sun. 22:20 [edit]

category: 劇団四季:アイーダ

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