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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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性分は変えられないのねw   君よ生きて《2015年6月27日(土)》 

昨年3月の初演ですでにかなりの完成度に達していた「君よ生きて」。
演劇作品としてかなりのレベルだったことは間違いなく、
何よりも「命を繋ぐ」という大切なテーマを扱った作品だったので
出来るだけ多くの人に観てほしいと思っていた。
前回は全10回公演。これが長いのか短いのか何とも言えないが
カンパニーの規模、そしてシベリア抑留という重い題材を考えると
このくらいがちょうどいいところなんだろうか、とも思っていた。

そんなこの作品で全国ツアーを、という話しを目にした時は
正直言って大丈夫だろうか?お客さん入るだろうか?などという
老婆心を持ったりもした。
なんて余計な心配を自分がしても何が変わるわけでもなく。。。
自分はこの駄文ブログで観てきたことを伝えて興味を持ってもらうくらいしか
出来ないので、このブログがきっかけで観てくれる人が一人でもいれば
まぁ良いんじゃないか、と。

今回の全国公演では各地でボランティアが集結して色々とやっているようだ。
東京公演でも募集していた。そして友人がその写真に写っていたw
自分も手を上げようかと思ったりして悩んだりもしたが、
スケジュール的にすごく中途半端なことになって逆に迷惑になりそうだし。。。
それにあくまでも演劇には観客として関わりたいという気持ちもあり。。。
この辺は未だに中途半端な感じでどっちつかず。

リハーサル見学会もやっていたが、こっちはスケジュール的に無理だった。
こっちも行くべきか本番までとっておくか悩ましいところだったが
物理的に無理だったので迷わず済んだw
でもクリエイティブな場に触れられるというのは非常に魅力的だ。

そんなこんなで観劇当日。
やって来た3年ぶり(そんな経ってたっけか?)の西葛西の会場。
150627_1.jpg

左側が会場の東京フィルムセンター。

入口には書道家の書いた題字が。
150627_2.jpg


という今回のキャスト。

大川善吉     :小西のりゆき
大川ともき    :高橋航大
大川朝子・ハルエ :秋本みな子
日高邦夫・豊田部長:武藤寛
山本清治・久保  :青木結矢
相原敏郎・山岡  :富田浩児
小山チズ・ミユ  :谷口あかり
アリョーナ・さとみ:武田優子
バイトちゃん   :石橋佑果
Guitar・Vocal   :ユウサミイ
Piano       :小澤時史
Violin      :馬江尚子

約半分が新キャスト。
観る前に去年の公演のDVDで予習でも、と思ったりもしたが
前回のキャストに引っ張られたくなかったので、観ないままやって来た。
前回の細かいところが残っちゃってると、無意識のうちに比較しちゃうし。
キャストも作品自体も。

内容に関しては前回の記事で書いているので今回は割愛。
前回の記事はこれです。

※ネタバレあるので注意してください!


前回観た時には事前に「シベリア抑留の話し」という先入観が強かったためか
「命を繋ぐ」というテーマよりも、シベリア抑留という事実があったことを
伝える側面の方に気がいってしまっていたかもしれない。
今回は2回目ということもあり、ストーリー自体はわかっていたので
より「命を繋ぐ」というテーマを汲み取ることが出来たように思う。
これは作品の出来不出来の話しではなく、あくまでも観る側の気持ちの
在り方の問題。
舞台上で繰り広げられる物語から何を汲み取れるか、という部分に
集中することが出来ていたということ。
あ、実際に汲み取ったことが正しいか間違ってるかは別の話し(笑)

観る側の心構えでテーマが汲み取りやすくなった部分もあるが、
作品を通して前回よりスッキリしたような印象があった。
DVDを細かく見直しているわけではないので具体的にどこ?という風には
書けないのだが、前回よりも物語の色んな部分がよりストレートに
伝わってくるようになったというか・・・
前回は前回で『これはすごいなぁ』と思っていたわけだが、
そこからさらに進化しているように感じた。
作品自体が良い意味で落ち着いてきたというか、より纏まってきたというか。
そんなところも「命を繋ぐ」というテーマに取っ掛かり易かった
要因かもしれない。

善吉と妻のハルエが中国で別れるシーンは善吉側の視点からと
ハルエ側からの視点の両方から見られることだったり、
日高隊長が亡くなるシーンは暗転で時間の経過をあらわしていたり、
善吉になったトモキが日本に帰って来るシーンをもう一度今度は善吉自身が
再現するところだったり、と前回も感じた見事な演出は今回観ても
やはり素晴らしかった。
個人的には特に善吉が帰国のシーンを再現するところは感情の高まりが頂点。
前回感じた演出上の作品の奥行きは相変わらず素晴らしい。
このレベルの作品であれば、きっと全国のお客さんにも満足してもらえるはず。


キャストの感想も少しだけ。

まずは善吉の小西のりゆき。
どうも自分はこの人の声を聴くと感情のスイッチが入る体に
なってしまったようだw
オープニングの台詞で「君よ生きて」という言葉を聞いた瞬間に
スイッチが入るのが自分でもよく分かった。
そして歌いだされると一気に感情MAX!オープニングなのに・・・ww
バイトちゃん役の石橋佑果もこの時点で涙ぐんでいた。
その気持ちよくわかる!!w
この人の歌の表現力はやっぱりとてつもなくすごい。
伝わってくる物の量と質がハンパない。
未体験の人は是非、是非生で体験してほしい。


そして善吉としても前回同様に、もうこの役はこの人しか考えられないという
くらいのハマりっぷり。
この人の善吉を思い出すとそれだけで泣けてくる・・・
歌と同様に本当に色んなものが伝わってくるのだ。
これ一度観ちゃうとやっぱり次も観たくなる。
ということで全国公演観に行くこと決定。


トモキの高橋航大。
この人は今回の公演がプロデビュー。
年齢的にトモキの設定とドンピシャな感じで、良い意味でその年齢の子の
リアルさが感じられた。立派にトモキだったと思う。
同時に舞台上での存在感だったり、演技にも若さを感じる部分もあるが
その辺は場数を踏めば変わっていくものだろうし。
デビュー作でこれだけ堂々と演じられるのだから、この先の成長も楽しみだ。
若い子が成長する姿を見るのが楽しいという完全な父親目線w


女性陣では先日ライブを観に行った谷口あかり。
ライブの時は「かわえーなー・・・」というありきたりなおっさん目線で
見ていたが、さすが四季でメインを張っていた女優。
舞台上での凛とした佇まいは流石。
今回は「かわえーなー」ではなく「カッコいい!」という感じ。
真摯に役と向き合ってる姿がカッコ良かった。
歌も澄んだ声でキレイだった。小西のりゆきとのデュエットもすごい良かった。
やっぱりこの人は芝居の舞台に立っていてほしいなぁ。


アリョーナ・さとみの武田優子。
この人はこのカンパニーでは異質かも。あ、悪い意味では全くない。
カンパニーの中で他のキャストと一体になって、まったく違和感なく
作品の一部になっている。
でも上手く言葉では表せないのだが、良い悪いではなく質が違うような。
この人の芝居は数えるほどしか観ていない。
だから何がこの人らしい芝居なのかは多分わかってない。
でも観ていて「この感じはこの人だからこそだよな」とは思う。
その『だからこそ』の部分の質が違う、というか・・・
読んでる人わからないっすね。スイマセンm(_ _)m
面白い(興味深いという意味で)女優さんだ。


個人的に注目している石橋佑果。
この子も相当若いわけだが、舞台上での居姿がとてもいいと思う。
舞台に乗せられているのではなく乗っている。
同年代のアンサンブル的立場の子達と比較すると分かりやすく違う。
おっさんの「かわえーなー目線」の割合も2~3割くらい入っていると
思われるが、惹かれる若手女優であることは間違いない。
高橋航大と同様に父親目線で成長が非常に楽しみであるw


最後に青木結矢。
今回の公演のちょっと前に、自らゲイであることを告白。
告白するに至った想い、決意に対しては尊敬するしかない。
これを切っ掛けに、変態っぷりを今まで以上に存分に発揮して欲しい。
本人は告白の中で「幅が狭まるかも」と言っているが、
きっとそんなことにはならないと思うし、なって欲しくない。
もっともっと自由な青木ワールドがさく裂するんだろうからw、
どんどん広がって欲しいし、広がっていくべき。
観客として俳優・青木結矢を見る目は今までと何も変わらないと思うし、
実際今回の公演を観ても何も変わらなかった。
まぁ変わるわけないんだけど。
舞台でどんな役にでもなれるんだから、俳優としての青木結矢が
男だろうと女だろうとゲイだろうとそんなの関係ねぇ、はい、おっぱっぴーw

もとい!!
(今回は最後まで変なこと入れたくなかったのに・・・性分は変えられないのねw)

これから益々我々観客を楽しませてほしいと思う。
本当に頑張ってほしい。
そんな彼の告白がこちら。



東京公演が終わり、今週の舞鶴公演を皮切りに全国公演がスタートする。
公演地の出来るだけ多くの人に観てほしいし、観られるべき作品だと思う。

さて、おれもちゃんとするかな・・・
何を?
さぁ、なんでしょうw
実現するかしないかはともかく、ほんのりうっすら頭の中で計画中w
実現したらこのブログでご報告、するかどうかは不明ww
いつになるかわからないしねぇ。


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Posted on 2015/06/29 Mon. 22:02 [edit]

category: 望月龍平カンパニー

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おばあちゃんが憑依する21歳の女子  文七元結 The Musical《2014年10月25日(土)・27日(月)》 

今現在、四季の手持ちのチケットなし。去年までとはえらい違いだ。
ここ数年四季以外を観る機会がどんどん増えて行ったが、
今年は四季の観劇数をとっくに超えてしまっている。

暫く四季はないかなぁ、などと思っていたタイミングでの新作の発表。
あ、「劇団四季 FESTIVAL! 扉の向こうへ」の方ね。
発表の中で『ソング&ダンスの系譜を継ぎながら』と書いてあるが、
ソング&ダンスにしなかったのは何か理由があるんだろうか。
もしかしてダンスがなくて「ソング」だけとか?w
それとも単純に演目としての見た目の問題だろうか。
まぁ、ともあれ取りあえず久しぶりの先行発売への参戦になりそうだ。


そんな自分が四季から遠ざかる、いや、四季以外をよく観るようになった
きっかけであるのが今回観た「文七元結」である。
四季の舞台でしか観たことなかった人たちが、まさに目の前で熱演するという
すごい贅沢感に浸れる濃厚な空間にヤラレタのだ。
そして観終わった後に気持ちが温かくなる作品自体も素晴らしかった。
あの満足感にすっかりはまってしまい早3年。まだ3年?
まだ桃か栗、というところか。柿はまだ遠いな。。。

この「文七元結」という作品はその後も毎年公演を重ねて来た。
公演を重ねる中で歌が入るようになったり、プロレスが入るようになったり
エンターテインメント性を強調する部分が増えていった。
そんな部分をただ単純に面白おかしく観るのもアリだと思う。
それからキャスト目当てで観るのもアリだと思う。
目の前で好きなキャストの素晴らしい演技を観ることが出来るというだけで
チケット代以上の価値がある。
でもこの作品が毎年公演を重ねてこられる要因はそんな面白おかしい部分や
キャスティング以外にあるんじゃないだろうか、とも思う。
そうじゃなければ毎回お客さんがちゃんと入ったりしない。

なので、今回は新しく加わったキャストや俳優業からの引退宣言をした
望月龍平の芝居を堪能するのもちろんだが、そもそもこの作品を
初めて観た時に感じたことを、今でも感じることが出来るのかという
テーマを持って観劇に臨んだ。


ということでやって来た学芸大学駅のすぐ近くにある千本桜ホール。
141028_3.jpg

なんとも分かりずらい入口である(笑)
のぼりがなかったら絶対にわからない。たまたま一緒の回を観た友人は
通り過ぎてしまったらしい。
キャパは40の小さい会場だが、客席はちゃんと壇になっているので
観にくい席はないんじゃないかと思う。


という今回のキャスト。

長兵衛  :望月龍平
文七   :吉沢梨絵・石橋佑果
女将・旦那:伊東えり
お兼・番頭:小西のりゆき・青木結矢
お久   :塚越眞夏
藤助   :横山清崇・江藤大悟
奴    :大村崇人・石橋佑果


今回は新しい文七が登場するということで、鉄板である吉沢梨絵で1回、
新文七の石橋佑果で1回の計2回分予約。
いつものようにオープニングから枕までは写真も動画も撮り放題。

これは25日の吉沢文七の時。
141028_4.jpg

141028_5.jpg

141028_6.jpg

で、こっちは27日の石橋文七の時。
141028_7.jpg

141028_8.jpg

ちなみに↑の写真の石橋佑果はおばあちゃんが憑依して、
人生相談に乗っているところであるw


さて、肝心の今回の観劇のテーマに関して。
この作品は時代も性別も無視した設定がなされている。
上記の通りプロレスシーンがあったり、スクールウォーズがあったり
ET出てきたり、ミッキー(中国産)が出てきたり・・・
これだけ抜き出して書いちゃうと、わけのわからないドタバタ劇にしか
見えないはずだ。
実際観ていてもそこだけに気を取られて、頭の中で「これはコメディ」と
出来上がってしまうと、なかなかそこからは抜け出せなくなりそうではある。
中にはちょっとやり過ぎかも?と思うような場面もあったりするのも事実だ。

それでもやはり観劇後に暖かい余韻が残り、ちょっと寂しい気持ちにも
なってしまうのは、この作品が持つテーマがどんな演出をされても
真ん中からブレていないからなんだろう。

暖かい余韻が残るのは登場人物たちが皆人間味に溢れていて、
自分の事よりも他人を思いやる気持ちを持っていること。
寂しい気持ちになるのは、今の世の中そんなんじゃないよなぁと
思ってしまうことだ。
そんな気持ちが残るからこそ、この作品の存在意義があるんじゃないかと
今回改めて思ったりもした。
やっぱり良い作品だと思う。
この作品は大きい会場で観るよりも、キャパ50くらいの所で観るのが
ちょうど良いくらいだと思うので、次回はもっと長くやってもらって
より多くの人に観てもらえたらいいなぁと思うのだ。


ではキャストに関してもちょこっとだけ。

まずは俳優業からの引退を宣言している望月龍平。
自分のカンパニーがどんどん大きくなってきて、影響力も持つようになって
その先に事を考えての事だとは思うのだが、もったいないなぁとは思う。
どの作品でもあれだけ自然体で舞台上に存在できるのはすごい。
確かな技術を伴った演技も説得力がある。
今回も「いやぁ、ほんと上手いな」と唸ってしまうシーンがあった。
繰り返しになるがつくづくもったいない。。。
またどこかの作品で「やっぱ俳優やろうかな」と思ってくれると良いのだが。


文七の吉沢梨絵。
この人の文七はまぁ間違いないのだ。まさに鉄板である。
台詞のトーンであったり、言い回しであったり、動きであったり、
全てがこの作品中で機能するべく理に適っている。
この人は引退しないと思うので、これから先もずっと素晴らしい演技を
見せてほしいものだ。


そして今回注目の一人だった新文七の野村佑果。
この人はちょっと前に上演された「ジェイソン・ウインターズ物語」で
観ている。
その時の印象は落ち着いていてしっかりとした存在感がある若手というもの。
「ジェイソン・ウインターズ物語」はコメディー要素もあるものの
それが前面に出てくることはないことも、そういった印象が残った要因だ。

で、今回の文七だ。

21歳という年齢を感じさせる部分はないわけではないが、それは微々たるもの。
この日が文七デビューだということを感じさせない堂々とした演じっぷり。
吉沢文七に忠実であろうとしているようには見えるが、ちゃんと自分の色の
見せてくれる。
文七というキャラクターはこの人の方が合ってるんじゃないか?と
思ってしまう場面もあったりした。
そしてこの人は歌も上手い、と思われる。
文七の歌は1曲だけでしかも最後ちょっとふざけていたりするのだが、
それを聞いた感じだと上手いはず。

役のキャラは全然違うが「Ordinary Days」のデイブなんかいいのでは。
北川理恵のデイブに近くなるような気がする。
別の作品でもっと違う面も観てみたいと思わせてくれる良い若手女優だ。


てなわけで、何気に観劇が多かった10月はもう終わる。
そして次回の観劇は1ヶ月後w
それまでに面白そうな舞台があれば良いのだが・・・

あ、でも11月は2週連続でマラソン大会に出場するから観劇どころではない。
ちゃんと完走&自己記録更新を狙っているのだから。


とか言いながら何か観に行ったりして。。。


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Posted on 2014/10/28 Tue. 21:20 [edit]

category: 望月龍平カンパニー

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