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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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もはやダイジェスト中毒 2月後半~3月初旬ダイジェスト 

前回の投稿はダイジェスト。
その時は次はちゃんと書かないとなぁ、などと思っていたものの
2月後半から何かとバタバタ忙しくなり、そんな中でも週末は劇場に通う
という数週間。

ええ、今回もダイジェストです。
ダイジェストだと深く書かなくても良いし(?)、サクッと書けるから
楽だということに気づいてしまったのですw

今回は前回以上にサクッと。備忘録程度でお許しくださいm(_ _)m


まずは2月20日(土)。
この日は世田谷パブリックシアター内、というか隣にある系列の小劇場。
シアタートラムに。
160220_2.jpg

観たのはこれ。
160220_1.jpg

劇団THE SHAMPOO HATの劇作家、赤堀 雅秋による「同じ夢」。

これはもうキャストで観に行くことに決めた。
というこの時のキャスト。

光石研
麻生久美子
大森南朋
木下あかり
赤堀雅秋
田中哲司

そう、目的は麻生久美子である。
2年半前に初めて観た時の期待以上の演技、あと見た目w
なので次に機会があれば絶対観に行こうと決めていた。
ま、そんな自分の好みは置いておいて。。。。


この「同じ夢」という作品は、ある日常の一部分を切り取ったような
ストーリーで、大きなドラマもなければ感動するような場面もない。
そりゃ何てことない日常を描いているわけだからそれでいいのだ。

肉屋(だったと思う)の店主、その店で長く働く手癖の悪い従業員、
この店に通う介護ヘルパー、店主の娘と従妹、店主の妻を事故で
死なせてしまい、その後毎年命日にやって来る男。
それぞれが抱えているものがありながらも、それを見せることなく
上辺だけで会話をしている。
一軒家の中に漂う白々しい空気。
そんな状況を象徴していたのが、麻生久美子演じる介護ヘルパーが
時々口にする「~ってアレですよね」という言葉。
「アレ」が正確には何なのかはわからないけど、それでみんな済ませてしまう。

大きな出来事は起こらないが、みんなが少しずつ本音の部分を垣間見せ始め、
最終的には「そんな他愛もないこと?」ということで、
全員が『同じ空間=同じ夢』を共有する。

そんな静かで繊細な作品を見事に表現したキャストは全員素晴らしかった。
ちょっとしたことで色合いが変わってしまいそうな難しい作品のはずだ。
特に店主役の光石研はさすがに上手いなぁ、と感心してしまった。
ちょっとした台詞のイントネーションだったり、表上だったり、
動きだったり、すべてが理にかなっていた。
まぁ理にかなっていたという意味ではキャスト全員がそうだったわけだけど。

こういう作品を観ると演劇のライブ感はたまらねぇなぁ、と思ってしまう。
キャストも脚本も演出も含め全て良い作品だった。



はい、そして1週空いて3月5日(土)。
この日観たのは野田地図(NODA MAP)の第20回公演、「逆鱗」である。
前回公演の「エッグ」が良い作品だったので、次も観ようと思っていた。
「エッグ」は重いテーマを持った作品で、今回の「逆鱗」も少しだけ読んだ
ゲネプロの記事によると同様のようだった。
不思議な世界観の中に色々なヒントとか切っ掛けが散りばめられていて
それがある瞬間から唐突にテーマ部分に入っていく、という作りだった
「エッグ」と同じ感じかなぁ、と考えながら劇場へ。

会場は池袋の東京芸術劇場。
会場入りがギリギリになってしまい、写真は撮れず。
というか、撮る物も特になかったw

というこの時のメインキャスト。

NINGYO     :松たか子
モガリ・サマヨウ:瑛太
鵜飼ザコ    :井上真央
サキモリ・オモウ:阿部サダヲ
鵜飼綱元    :池田成志
イルカ・モノノウ:満島真之介
鰯ババア    :銀粉蝶
柿本魚麻呂   :野田秀樹

役名からもわかるように、今回も水族館を舞台にした摩訶不思議な世界観。
この世界観が受け入れられるかで、作品の好き嫌いも決まってしまいそうだ。
ただそんな摩訶不思議な部分も全てがテーマに集約されていくため、
観劇後には大いに納得してしまうという野田秀樹の世界。
前回同様に作品の完成度にただただ感心してしまうばかりだ。

まだ公演中でネタバレは出来ないので詳細は書けないが、
今回もテーマは非常に重く、作品の終盤3分の1は息苦しくなるほどだ。
その息苦しい感じは観劇後もしばらく続いた。

今回も錚々たるキャスト陣も、やはりすごい人たちなのねと思わされた。
個人的に収穫だったのは松たか子。
この人の言葉には説得力がある。台詞という言葉に色々な物を込められる人だ。
松たか子という存在感を前面に出すカリスマチックな説得力ではなく、
役としての説得力が滲み出るタイプ。
テレビ画面で観るよりずっと良いと思った。
瑛太も同じように説得力が半端なくあり、井上真央はメイクとかのせいもある
だろうけど、井上真央を微塵も感じさせなかった。
有名芸能人だから、という色眼鏡をかけずに観ることが出来れば
彼らがやはり力がある役者たちだということがわかるだろう。

テーマが重く観るとドッと疲れはするが、緻密に作られた作品と
良いキャストの芝らしい演技が楽しめる舞台でもあるので、
次回以降も観に行きたいと思う。



さ、そして今回最後の作品は3月6日(日)。
初めて観る「陽なた」という団体の作品。「オリーブ」だ。
会場はシアター1010のミニシアター。
このミニシアターは稽古場も兼ねていることもあり、入り口は関係者専用通路
みたいなところ入って行く感じだし、殺風景なことこの上ない。
ここは本当に写真を撮るところがない。
なので、この作品も写真無しで。。。

この作品を観るきっかけはやはりキャストだ。
主に小劇場系で活躍している好きなキャストたちが揃っていたのだ。
2組あったうち、贔屓が揃っていた方を選択。

というこの時のキャスト。

染谷洸太、高谷あゆみ、水野貴以、田宮華苗、青山郁代、篠田裕介、松村曜生
鎌田亜由美、小松原里美、伊藤広祥、児玉奈々子、杉山慶輔、小西のりゆき

個人的な若手歌ウマトップ2のうちの一人、水野貴以が一番のきっかけではあった。
なのでチケットは彼女経由で手配w

この作品もまだ上演中のため詳細は控えます。
観た後にはホッコリしながらもどこか切なくなってしまうような
良い作品だとは思うものの、もうちょっと全体の色合いがはっきりすると
作品に対する気持ちの寄り方も変わって来るかもしれないと思った。
自分の勝手な想いだと、もうちょっとセピア色っぽい方が良いかなぁ、と。
時々入るちょっとしたファンタジー的な要素も面白いとは思うものの
作品全体から見るとない方が良いような気もするし。。。
キーマンである思われるホームレスの立ち位置もちょっと分かりにくい。

と、リクエストは書いたものの、キャストは良いしビシッと締まった
良い舞台だったとは思っている。
個人的にはもうちょい水野貴以の歌が聞きたかったが。。。
あと小西のりゆきの歌も。
この2人をもっと活かしてくれい!って、二人のライブじゃないしねw

主演の染谷洸太も相変わらずの安定感(良い意味で)と、
舞台上での自然な佇まいはやはり非常に良い。
この人みたいに自然体で居る人の演技ってすごく好きなのだ。



ということで今回も駆け足のダイジェスト!
次回こそは、次回こそはちゃんと1作品で1レポ書けるように・・・
なるのでしょうか?
ダイジェストの良さを知ってしまった今、かなりアヤシイ。。。
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Posted on 2016/03/08 Tue. 18:27 [edit]

category: その他舞台

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08

ダイジェストって癖になるのよね  《色々ダイジェスト 2016年1月~2月》 

観劇に関してはひと月前の「花より男子 The Musical」が最後の更新に
なっているものの、実はその後もほぼ毎週観ているという。

なぜ感想を書かないかと言うと、気分が乗らないということにつきる。
観た来たものを文字にする力が自分にないだけとも言い換えられるww
ということで今回はこの1ヶ月間をダイジェストで。

1月24日(日)。この週は観劇はなかった。
その代り、というわけではないのだが生ハムを仕込んできたw
160124_1.jpg

ブタの脚を丸ごと1本塩漬けにして、生ハムを生産している工房に
持って帰ってもらって1年間待つという。

塩漬けの後は1年物(左)と2年物(右)の食べ比べ。
1年物の方が少し生に近い感じ。
160124_2.jpg

1年後無事にハムになって帰って来る事を祈るばかり。
まぁその辺はプロがちゃんと管理してくれるので心配してないけど。


そして1月30日(土)。
この日は三軒茶屋にある世田谷パブリックシアターに行って来た。
実はこの劇場の会員になっていたりもする。
160130_1.jpg

この劇場結構好きである。
雰囲気も良いし、大きさも程よい感じ。
四季の自由劇場を一回り大きくしたぐらい。
なので最後列の席でも役者の演技がよくわかる。

この日観たのはこれである。
160130_2.jpg


二兎社の作品「書く女」である。
これは明治時代の作家、樋口一葉が小説家になってから死ぬまでの約1年半を
描いた物語だ。
この作品を観たいと思ったきっかけは樋口一葉を演じた黒木華だ。
特にテレビでたくさん観たというわけではないのだが、
生で観たら良い芝居しそうだなぁとは思っていたのだ。

というこの日のキャスト。

樋口夏子(一葉):黒木華
半井桃水   :平岳大
樋口くに   :朝倉あき
い夏(伊東夏子):清水葉月
野々宮菊子  :森岡光
半井幸子   :早瀬英里奈
田辺龍子   :長尾純子
平田禿木   :橋本淳
上川眉山   :兼崎健太郎
馬場孤蝶   :山崎彬
斎藤緑雨   :古河耕史
樋口たき   :木野花


もちろん、生で観るということでは全員初見。
しかも黒木華と木野花以外は初めて知ったという・・・

ちょっと小難しい重そうな物語かと思っていたのだが、何か大きな山場が
あったりするわけではなく、流れとしては比較的あっさりというか
軽めな感じで進行した。
とは言っても物語が大雑把だったわけではなく、密度は濃かったし
緊迫感で舞台上に吸い込まれる様な感覚もあった。
24歳で亡くなってしまう樋口一葉が彼女にとっての「女として生きる意味」を
小説を書き続けながら模索し続け、死の間際にそれを掴む。

ほぼ出ずっぱりで、膨大な台詞量と格闘しながら樋口一葉であり続けた
黒木華の演技力は凄かった。
その凄みというのは観る者を圧倒するようなタイプの物ではない。
自然とそこに樋口一葉として居る凄さだ。
こういうすごさというのはテレビを通してみるよりも生で観た方が
分かりやすいかもしれない。

脇を支えるキャストたちも木野花をはじめとして皆良かった。
こういう作品は派手さはないが、観劇後に残る印象は静かだけど濃い。
良い舞台観たなぁとしみじみしてしまう感じ。



そして2月6日(土)、7日(日)はTipTap10周年記念の特別企画。
Creator's Lab Tokyo第一回企画の「Marry Me A Little」だ。
一つの作品を2人の演出家がそれぞれのキャストを率いて上演するという
珍しい形の特別企画である。
演出家はTipTapの上田一豪と演出、作曲、たまに女優だったりと幅広く
活動している藤倉梓の二人だ。
二人芝居のこの作品をそれぞれが2チームずつで上演した。

自分はそれぞれの演出家で1チームずつ観た。

<Aチーム>
演出:藤倉梓
キャスト:西川大貴、清水彩花

<Bチーム>
演出:上田一豪
キャスト:染谷洸太、真瀬はるか

キャストは男性陣優先で選んでみた。

ということでやって来た早稲田にある早稲田大学どらま館。
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160206_2.jpg


小さいながらも綺麗な劇場だ。


この「Marry Me A Little」という作品は、「ウエストサイド物語」に
作詞で関わったり、「スウィーニー・トッド」などの作詞・作曲を手掛けて
いるスティーブン・ソンドハイムによるオフブロードウェイ作品だ。
難解な曲を作ることで知られている(らしい)ソンドハイム。
(らしい)と言うのは最近までこの人のこと知らなかったから。
なのでこの人の他の曲もほぼ知らないのだ。
「Marry Me A Little」についても難解だということだったので
それなりに覚悟して行った。
作品自体は全体で一つの作品ではなく、男女関係を題材にした
ソングサイクルという形のオムニバス的な作品だ。

まず難解だと言われるソンドハイムの曲。
確かにモード使ったり全編難しいことをやっているわけだが、
乗っかっているメロディー自体は意外なほど綺麗で耳に優しい。
まぁあのコードにあのメロディ乗っけていること自体が難解なわけだがw

各チーム終演後にそれぞれ演出家とキャストによる解説があった。
それによるとこの作品の版権を取って譜面が届いた時にそこにあったのは
簡単な設定と各曲にト書きだけだったらしい。
なので同作品を作り上げるか、というところからのスタートだったようだ。

藤倉梓の方はあくまでもソングサイクルとして、上田一豪は各曲は独立して
いながらも、その中に1本筋を通して全体で一つの物語となるように、
という感じでスタートの時点でまったく違う形で作られていったようだ。
結果として出来たものは当然のように全く違っていた。
違っていながらもそれぞれ一つの作品として完成していた。

全く予備知識がない状態で観て分かりやすいのは上田一豪の方かも。
藤倉梓の方は数曲進むまで「ん?この話し何?」となる。
自分は藤倉⇒上田の順番で観たが、逆の方がもっと分かりやすかったかも。

世間には著名な演出家がたくさんいるが、演出家がどのように作品に
介在しているかというのは中々分かりにくいものだ。
今回のこの企画はそんな演出家の存在を浮き彫りにする面白い企画だった。
今回だけに限らずこの先もたまにやって欲しいものだ。



そして2月13日(土)、14日(日)はこれ。
160213_2.jpg

ミュージカル「RENT」の作者であるジョナサン・ラーソンが1990年に作った
「tick, tick... BOOM!」である。
元々は元四季の一和洋輔が出演するということで観ることにしたわけだが、
2つあるチーム両方観たいキャストがいたので2日連続で観ることに。

この作品はジョナサン・ラーソン自身がモデルになっているらしく、
30才を目前にした作曲が自身の生き方だったり、年を取っていくことに対する
漠然とした不安や葛藤などを乗り越えていく姿が描かれている。

会場は始めてくるところ。
西武池袋線の椎名町の近くにあるシアター風姿花伝。
キャパは大体100くらいの劇場だ。
160213_1.jpg


キャストは各チーム3人のみで2チームある。

<Team J>
ジョン :神田恭兵
スーザン:岡村さやか
マイケル:tekkan

<Team L>
ジョン :一和洋輔
スーザン:島田彩
マイケル:岡田亮輔


それぞれのチームの印象はTeam Jがアダルトチーム、Team Lがヤングチーム
という感じ。
3人しか出演しないのでそれぞれが重要なパートを占めるわけだが、
主役のジョンをマイケルがどう支えるかで雰囲気が変わるので
tekkanがいるTeam Jの方がアダルトチーム的な感じだったのかも。
どっちが良い悪いではなく、ただ違うということ。
立ち位置として兄貴的なのが岡田マイケル、父親的なのがtekkanマイケル
という感じだろうか。

ジョンもそれぞれ違い、線(身体ではなく)が細く神経質そうな一和ジョンと
どこにでもいそうな雰囲気の神田ジョン。
作曲家としては一和ジョンの方が合っていたが、人生への不安と葛藤する
青年としては神田ジョンの方が合ってたかも。
これもどちらが、というよりは単なる違いだ。
まぁこの違いが作品の印象を決めるので重要ではあるのだけど。。。

スーザンの二人も対照的だった。
柔らかい雰囲気で一人の女性としてジョンと接した岡村スーザンと
いかにもNYに居そうな強い女性で、一人の人間として自分の生き方を通した
島田スーザン。

両方のチームを見るとそれぞれのメンバーの組み合わせはこれしかないなと
思わされた。どういう風に決めたのかはわからないが絶妙な組み合わせ。

作品は90年に作られたものなので曲などに若干当時の匂いを感じたりもした。
2016年の今聞くと中途半端に古い感じもある。
これがあと10年くらい経つともっとカッコよく聞こえるのかも。
ロックミュージカルはこの辺が難しいなぁと思う。
ちなみに「RENT」は観たことないのでわからない。
曲はいくつか知ってるけど。。。

物語自体は20代の人たちよりもそこを通り抜けて来た大人たちの方が
共感できる部分が多いかもしれない。
それにしても30才ってなんでこうも色々と題材になるのかねぇ。
と、よくよく考えてみれば自分も人生の転機は30才だったことに気づく。
やっぱり20代から30代になるって大きいのかねぇ。


ということでこの1ヶ月間のダイジェストを長々と書いてみた。
次の観劇レポはちゃんと一つの作品で纏めようかと。
出来るかな・・・
ダイジェストって楽なのよね、癖になるのよねw

Posted on 2016/02/15 Mon. 17:42 [edit]

category: その他舞台

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キレンジャーはもういないのか??  《ジアース アート ネオライン 2016年1月2日(土)ソワレ》 

皆様、新年あけましておめでとうございます。

約6年前に四季観劇ブログとして始まったこのブログも、
ここ数年はただの観劇ブログに変わってきておりますが、
今年もよろしくお願いいたします。
160104_1.jpg

今回は新年一発目の観劇レポなのだが、レポを書いていない作品&ライブが
ちょっとあるのでざっくり年末年始にかけてのダイジェストを。。。


まず12月19日(土)は世田谷パブリックシアターで観劇。
キャストに釣られた「才原警部の終わらない明日」。
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キャストは堤真一、勝地涼、清水富美加、鈴木浩介、上地春奈、池谷のぶえ、
志賀廣太郎、小池栄子。
作と演出はバカバカしい話しを作ることで有名な(?)福田雄一。
実は今回まで知らなかった。
パンフレットを読んだところ、前回シスカンパニー向けに書いて上演された
作品は一つも劇評が載らなかったらしい。
評論家には書くのも憚られるバカバカしさということだろうか(笑)

この作品を観ることにした一番のきっかけは清水富美加だった。
生まれて初めて朝ドラというものを一度も逃さず観た「まれ」に出ていたからだ。
主演の土屋太鳳も良かったけど、清水富美加の自然な芝居が良かったのだ。
「まれ」は朝ドラファンの間では色々と不評だったようだが(自分の
母親も「観ることろがない」と言っていた)、個人的には全編通して
かなり楽しめた。
「まれ」を観るきっかけは音楽を担当した澤野弘之で、朝ドラと彼の音楽が
今一つ結びつかなかったのでどんな感じなんだろ?と観始めて最後まで。

事前に知り合いが観に行っていて「バカバカしい!(良い意味で)」と
言っていたので、何も考えずに観る系だなという心づもりで観に行った。
結果・・・最初から最後までバカバカしかったw
明日から大阪公演が始まるのでネタバレはしないでおくが、
芝居がどうこうとか、脚本がどうこうとか真面目に書くのもバカらしいw
大の大人(それも著名人)が真剣にバカバカしさに取り組んでいるその姿が
何よりも楽しいし、何も考えずライブを楽しめばいいのだ。

目的の清水富美加は可愛かったwというのは置いておいて、
予想通りやっぱり色々と化けられるタイプなんじゃないかと思った。
今度は全く趣の違う作品で観てみたいものだ。


そして年明けも迫った12月29日(火)はこれ。
160104_3.jpg

作家であり演出家であり女優でもある藤倉梓と、女優からピアノ伴奏から
裏方もこなす守屋由貴のトーク&ライブ。
それぞれ以前単独でトーク&ライブをやっているので、今回は二人の歴史を
遡り色々な話を。
個人的にはもっと藤倉ワールド(勝手にあると思っている)全開だと
もっと楽しかったかなぁ。
以前OOBJのランチBOXというトーク&ライブで観た時のような
「あぁ、頭良い人はやっぱりどこかぶっ飛んでんだなぁ」と思ったくらいの
ワールドが観たかった(笑)


その翌日。ヨメの実家で毎年恒例の餅つき。
160104_6.jpg

今年もたっぷり餅つきしましたよ、ええ。
160104_7.jpg

↑これはまだ途中。


というわけでめでたく2016年に突入。

今年一発目の観劇レポは、大人の麦茶の塩田泰造、岩田有弘が中心となって
作られた新しい演劇ユニット(?)銀岩塩の旗揚げ公演、
「ジアース アート ネオライン」である。
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この作品を知ったきっかけは今回出演している吉沢梨絵で、観に行く一番の
目的も吉沢梨絵である。
2016年は休養宣言をしている彼女を観る今年最後の機会になってしまうかも
知れないので心して挑まねば、とやって来た下北沢の本多劇場。
160104_4.jpg

ここに来るのは2度目だ。
実は11月に大人計画を見に来ている。「才原警部の~」と同様に
あまりのバカバカしさにレポも書けなかった、というか書くことがなかったw


という今回のキャスト。

井上正大
岩田有弘
吉沢梨絵
桑原みずき
鮎川太陽
横山一敏
緑川 睦
池田 稔
野田ひろし
佐藤秀樹
武田優子
飯島 僚
並木秀介
マウイ
飛鳥 凛
松野井雅
堀川りょう
隼人

大人の麦茶のメンバーや、望月龍平カンパニーにも出ている武田優子や
佐藤秀樹などの観たことある人が半分弱。残りは全くの初見だ。
主演の井上正大が仮面ライダーディケイドだったというのはつい最近知った。
だって、さすがに仮面ライダー見ないからねぇ。。。

開演前に「これはコメディだからたくさん笑ってくださいね」と前説が
あった。「才原警部~」に続いておふざけ系なのかな、と思っていたが
コメディ要素は有りながらもそれは味付け程度で、気持ちが暖かくなる
ストーリーと映像を駆使した演出とキャストの良い芝居で見応えたっぷりの
良い作品だった。
観終わってすぐに「また観たい」と思える作品だった。
立ち上がったばかりのユニットで、時間もスタッフも予算もないであろう中
これだけの物を作り上げたのは素直にすごいなぁ、と感心させられた。

実際に終演後のトークショーで吉沢梨絵も言っていたが、たったこれだけの
人数でこの演出を!?というくらい少ない人数で頑張っていたらしい。
観ていてもそんなことは全く感じないくらいしっかり機能していた。


キャストではまずは一番の目的の吉沢梨絵。
毎回この人の芝居を観る度に思うのだが、今回もつくづく思わされた。
この人は上手すぎる。
単純に台詞回しが、とか感情の乗せ方が、とかそんなことではなくて
全ての言葉や動きにちゃんと意味があって、それを当然のように
さらっとやってのけるんだよなぁ。
共演者とのやり取りでも相手に対する気遣いがすごくあるように見える。
相手によってどのやり方が一番いいのかを見極めたうえでやり取りしている。
今回は最前列からそのすごさに見惚れてしまった。
この演技が今年はもう観られないかもしれないとは・・・
しっかり休んでさらにパワーアップして戻ってきてほしい。


そして今回収穫だったのは主演の井上正大だ。
仮面ライダーとか戦隊ものはいつの頃からかみんなイケメンが当たり前。
ゴレンジャーのキレンジャーみたいな存在はもういないのだろうか?
ま、それはともかく仮面ライダーだったわけだから当然かなりのイケメンだ。
この人の場合舞台上での舞台役者としての存在感がすごくある。
舞台にいるだけでカッコいいタイプだ。殺陣もかなりカッコいい。
そしてカッコいいだけではなく芝居が良い。
今回の役でも基の人格と上書きされた人格との行き来での変わりっぷりだったり、
それぞれの人格の時の自由自在な演技も見事だった。
何よりこの人は良いなぁと思ったのは、舞台に対する真剣さが物凄そうに
見えるところだ。すごくストイックなタイプに見える。
もちろんキャストはみんなストイックに舞台に向き合ってるとは思うけど。。。

男の目からイケメンを観た時に見た目だけだったら「なんだぁ」で終わるが
違うものを見せてくれると「おっ!」の振れ幅が大きくなるのだw


他にも九郎丸の横山一敏も良い存在感だったし、脇を固める大人の麦茶の
メンバーの安定感も作品のクオリティーを上げていた。
脇がしっかりしてると作品も締まるのだ。


というわけで、新年一発目の観劇は幸先よくかなり満足いく作品だった。
今年は四季は秋まで観に行かないんじゃないかと思われるので
四季ファンの方はこのブログ無視してくださいw
てかもう無視されてるかww

Posted on 2016/01/04 Mon. 21:04 [edit]

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04

昔SOS今はJOYJOY   《Play a Life 2015年12月12日(土)、13日(日)》 

規模は小さいながらもScoreなどと同様に質の高い作品をこれまた
質の高いキャストで上演しているのがTipTapだ。
初めてTipTapを観たのは約3年前、「Countdown My Life」の再演の時だ。
ストーリーの良さと音楽の良さが印象的だった。
この作品はその後再演を重ねている。

2年前は新作の「Second Of Life」。
これは相当ヘビーな作品だったが物語、音楽、キャストがかなり高い次元で
纏まっていた。すごいものを観たなぁ、というのが当時の感想だ。

そして今回、2年ぶりの新作は「Play A Life」。
Lifeシリーズの3作目で最後のLifeシリーズらしい。
キャストの半分は観たことがない人たちだったが、TipTapの作品は
キャストに関わらず観ているので速攻で予約。
上演場所は西武池袋線の桜台。
実家が結構近かったり、昔バンドのリハで桜台のスタジオをよく使っていたり
したので馴染みの場所だったりもする。
こんなところに劇場あるのか?と思いながら会場の地図を見ていたら・・・
な、なんとここは●十年前に自分が初めてライブをやった場所だった。

今はJOYJOYステーションというのだが、当時はSOSスタジオという名前だった。
場内の写真を見ると、もちろん改装はされているだろうけど造りは当時のまま。
まさかこの年になってまたここに来ることがあろうとは。
桜台は今住んでいるところからも近めなので来るのも楽でいい。

ということでやって来たJOYJOYステーション。
151213_1.jpg

今まで行った劇場で一番わかりにくいw
何も目印がない。ちゃんとマンション名まで覚えて行かないと
スルーしてしまいそうだ。

ロビー的な場所はなく、地下に降りて入口はいったらすぐ劇場。
なので写真を撮る場所もほぼなく&人がいるので撮れず。
撮れたのはこれだけ。
151213_2.jpg


今回は2チームに分かれており、両方とも観た。
木村花代と平川めぐみが分かれていたためだが、分かれていなくても
両方行ったかもなぁ。
結果的には一度観たらもう一度観たくなったし。

という今回のキャスト。

<黒猫チーム>
小林遼介
池谷祐子
平川めぐみ

<白猫チーム>
丹宗立峰
木村花代
田中里佳


木村花代、平川めぐみの他に田中里佳は今年のウレシパモシリで観ている。
でも正直あまり覚えていない・・・名前は憶えてたんだけど。
男性陣+池谷祐子はまったくの初見だ。


物語の詳細は今後再演もあるかもしれないので書かないでおく。
あらすじはこんな感じ。

<あらすじ(サイトから抜粋)>
高校の教育実習で担当教員に好きな映画を尋ねられてロビン・ウィリアムズの
「今を生きる」と答える教育実習生。
彼女の答えは担当指導教員に昔を思い出させた。
彼が妻と出会ったきっかけを作ったのが「今を生きる」だった。
ロビン・ウィリアムズのファンであった二人は、ロビンがアカデミー賞に
ノミネートされた時にロビンの映画特集をしていた名画座で出会い、
恋をして夫婦になった。
彼女は映画に憧れて教師に、彼は俳優を志した。
いつの間にか妻は教師をやめて、彼は高校の非常勤講師を務めるように
なっていた。
そして二人の生活の間には1匹の猫。
ひょんなことから教育実習生の恩師が小学校の教師だった妻だとわかる。
何が夫婦の生活を変えたのか?妻が教師を辞めた理由は?
夫が教師になった理由は?
“今を生きる”というテーマが物語の結末を導き出して行く。


Lifeシリーズ3作の中では一番シンプルな作品だったかもしれない。
過去作品を観た人の中にはもっと深いものを期待する人もいるかもしれないが
ストレートに伝わってくる「今を生きる」というテーマ一つとっても、
その解釈は観た人の数の分だけある。
これだけでも十分深みはあるんじゃないかと思う。
キャストは3人のみ、演奏はピアノのみというこれまたシンプルな構成が
しっくりくる作品だった。
一度観終わった後にすぐまた観たくなる良い作品だ。
これは是非再演してもらわないと。

物語のクオリティはもちろんのこと、音楽のクオリティも相変わらず高い。
すっと体に染み込んでくる。
メロディと歌詞のマッチングも凄く良い。
よくあの内容と量をバシッと音楽に乗せてくるもんだと感心しきり。

そしてこれだけの内容を2週間で物にしたらしいキャストも素晴らしい。
ほんとTipTapは毎回レベルが高いキャストを揃えてくる。
今回の2チームは違う道筋を通りながらも、同じ感動を与えてくれた。
感情の振れ幅が大きくやや激し目に伝えて来た黒猫チームと、
しっとりと静かに伝えて来た白猫チーム、どちらの解釈も十分アリ。

今回の個人的な収穫は黒猫チームの妻役だった池谷祐子。
存在感が澄んでいるのだ。
だから妻役が内面に抱える色々な物が物凄く切なく伝わってくる。
一見物事を諦めてどこか冷めているように見えたりもするけど
夫や教え子だった実習生に対する愛のこもった眼差しがね・・・
思い出してもちょっとウルッと来てしまう。
まさに役にピッタリ。なので観終わって同じ役の木村花代は違うかも
とちょっと心配になったりもした。

別に演技とか歌とかを心配しているわけではない。
彼女の実力はとっくの昔に証明されているのだから。
あくまでも役のイメージ的に、今の木村花代だと存在感あり過ぎないか?と。
でもそんなしょうもない心配は杞憂に終わった。
木村花代が登場した瞬間に「あ、大丈夫だ」となった。
チーム間の色が違うように池谷祐子とも色は違うが、この役から伝わってくる
感情は同じもの。少し見え方が違うだけだ。
まぁ、木村花代はマコやってるからね。あ・・・・これ結構なネタバレかw


チーム間の色を変えた一番の要素は男性陣の違いかもしれない。
ちょっとお調子者でガチャガチャしている雰囲気の小林遼介に対して
物静かであまり感情を表に出さなそうな丹宗立峰。
妻役同様にどちらからも伝わるべきものが伝わって来たと思う。
好みの問題でこっちの方が、という人はいるかもしれないけど、
だいぶ色が違うので比べられないかも。
個人的にはどちらともすんなりと受け入れられた。


実習生の二人。平川めぐみと田中里佳。
平川めぐみはもう何度も観ているので、何の心配もなかった。
相変わらず歌がうまいしねぇ(ま、ヘタにはならないかw)。
実習生のちょっと忙しない感じが微笑ましかった。
田中里佳の方はウレパモで踊ってた人、という印象しかなかったので
歌い始めて「おっ!」となった。良いじゃないか。
佇まいも本当にそこらに居そうな実習生というか就活生みたいで
すごく自然だった。
そしてこの2人もやはりだいぶ色が違う。

と、ここまで書いて気が付いた。
もしかすると2チームそれぞれに違う演出つけてるのかなぁ。
どっちがより作品に合うのか実験的なことをしていた、とか。
2週間でそこまでするのはやっぱり無理かねぇ。
ま、3人芝居だからキャスト変わったら色は変わりやすいんだろうな。


というわけで2年ぶりのTipTapの新作。
十分に堪能させてもらった。これは再演してもらわないと。

先行予約の特典でもらったオープニング曲『今を生きる』のCD。
2人で2回観たので4枚になってしまった。
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再演まではこれ聞いて、それからこれから発売されるDVD観て我慢するか。

Posted on 2015/12/15 Tue. 21:14 [edit]

category: その他舞台

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埼玉、わが町   《マンザナ、わが町:2015年10月17日(土)ソワレ》 

毎年そこそこの数の舞台作品を観ているわけだが、同じ作者の作品を
複数観る機会というのは実はあまり多くない。
四季の作品だって四季というフィルターは通すものの原作者は別だ。

四季で言えばロイドウェバー、四季以外だと望月龍平カンパニーや
TipTap(上田一豪・小澤時史)くらいだろうか。
ま、観る物が偏っているからだと言われればそうなのかもしれないが。。。

今回の「マンザナ、わが町」は井上ひさしによるもので、
彼の作品を観るのは3回目になる。

初めて観た「組曲虐殺」ではタイトルやシリアスなテーマには
似つかわしくない、日本演劇だからこその暖かさを感じることが出来た。
まさに『Play』ではなく『芝居』を観た。
井上ひさしの言う「むずかしいことをやさしく~」ということ感じることが
出来た非常に良い作品だった。

今年観た「藪原検校」では、そんな温かさとは全く正反対の
主人公の非道さ、ラストの残虐さが観劇後の何とも言えない
後味の悪さを残したが、これも「むずかしいことを~」の一つの形なんだろう。
ストレート過ぎるほどに『100を生かすために1を殺せるか?』という
難しいテーマをぶつけて来た。

そして今回の「マンザナ、わが町」である。
Twitterでチラホラ見る感想によると、大戦中のアメリカの日系人収容所の
話しというシリアスそうではありながら、暖かさや笑いの要素もふんだんに
あるようだった。
「組曲虐殺」に近いのかなぁと勝手に想像していた。


というわけでやって来た約2年ぶりの紀伊國屋ホール。
夜の新宿も久しぶりな気がする。
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という今回のキャスト。

ソフィア岡崎:土居裕子
オトメ天津 :熊谷真実
サチコ斎藤 :伊勢佳世
リリアン竹内:笹本玲奈
ジョイス立花:吉沢梨絵


吉沢梨絵が出演している舞台は極力観るようにしていることも
この作品を観ることにした理由の一つではあるが、
吉沢梨絵と井上ひさしの組み合わせは見逃せなかった。
吉沢梨絵以外にも土居裕子や笹本玲奈というミュージカル界の有名どころも。
キャスティングにも大いに惹かれてはいた。


この作品は第二次世界大戦中のアメリカの日系人収容所が舞台になっている。
シリアスなテーマではあるが、なるほど舞台上には暖かい空気が漂っている。
時折シリアスな方向へ進んで行ったりもするが、すぐに笑いに昇華される。
こんなところは「組曲虐殺」に通じるかもしれない。

登場人物は収容所に入れられている自覚がないんじゃないの?というくらい
屈託がない。
人種差別を受けていることに対して、それぞれが内面に抱えているものは
あるものの、それ以上に前向きに生きて行こうとするエネルギーに溢れている。

そんなエネルギーを発するキャストも全員がその時代を見事に生きている。
正味3時間の長い物語を5人だけで進行しているので、それぞれの台詞量も
かなり物がある。
しかも日系人ということで節々に英語が出てくる。
自分が観た日は土居裕子が何度か言い直したりする場面もあったが、
そんな言い直しすら芝居の一部では?というくらい気にならない。

音痴な女優役(!)の吉沢梨絵は可愛く音痴w
吉沢梨絵としての存在感はそのままながらも、あくまでもジョイス立花で
あり続けた。この絶妙なバランス感覚が天才的なのだ。

途中、歌でミュージカル女優の本領発揮の笹本玲奈。
この人を初めて観た時の印象は押しが強そうで苦手かも、というものだったが
ラブ・ネバー・ダイのメグはすごく良かったし、今回のリリアンも同様だった。
なんか凄く良い女優さんかも・・・と今は思っている。

表現は悪いが、自分的にはちょっとイタい人だったソフィア岡崎の土居裕子。
でも一番激しいものを内面に抱えていて、それが明らかになる終盤での
それまでの姿との落差。その落差がより効果的になったのは
そこに至るまでのちょっとイタそうだけどなんかありそう、
という雰囲気の醸し出し方が絶妙だったからなのでは。

オトメ天津の熊谷真実は素なんじゃないの?もしくは当て書き?というくらい
自分がテレビで観ていたこの人の印象のままだった。
この人が演じると全部こうなるのか、それともオトメ天津という役が
こうなのかはわからないけど。。。

全くの初見だったのがサチコ斎藤の伊勢佳世。
正体不明のアヤシさや、途中までのインチキ臭さが面白かった。
でもこの人が放った台詞が自分としては今回の観劇の一番の肝だった。

「日本人は差別されているというけど、日本人も差別している」という言葉。
これがこの作品のテーマなんではなかろうかと思ったのだ。
まさに井上ひさしの『むずかしいことをやさしくして、やさしいことを
ふかくする』というまんまではないか、と。
答えはない、というか人の数だけ答えがあるこのむずかしいテーマを
『やさしく、ふかく、おもしろく、まじめに、ゆかいに」書いたのが
この作品なのではなかろうか。

個人的にはラストの字幕の内容はイマイチ納得はいかなかったのだが
これを出すことによって、日本人井上ひさしとしての立場を明確に
したのかもしれない。

それでもやっぱり井上ひさしの作品は良い。
大都市新宿を離れ、わが町埼玉へ帰る車の中、良い芝居ってまさに
こういうものだよなぁとつくづく感じた今回の観劇でした。
151017_2.jpg

Posted on 2015/10/20 Tue. 16:29 [edit]

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