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劇場つながり

各種観劇日記。基本的に劇団四季のみ、のはずが最近は色々と手を広げてます。書きやすさ優先でレポ内の俳優名は敬称略ですのでご了承くださいm(_ _)m

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シンプル イズ ベスト   ジーザスクライストスーパースター《2015年6月6日(土)ソワレ》 

この5年くらい毎年上演されているジーザスクライストスーパースター。
前は2~3年に一度くらいだったような気がするのだが・・・
まぁ好きな演目ではあるので毎年やってくれても全然かまわない。

とは言うものの、神永ジーザス&芝ユダのコンビは固定になっているので
この辺は新しいところで観たい気もする。特に芝ユダは相当長い。
途中神様になったりもしたが戻るべくして戻って来た感じだ。
3年くらい前の神永ジーザスデビューに際し、ユダやる人がこの人しか
いなかったというところだろうか。

別にこのコンビに不満があるわけではないがそろそろ新しい人も
観たくなってきた。特にユダ。
相当難しい役だというのは重々承知しているつもりだが、
そろそろ若目の人でもお願いしたい。

そして今回のキャスティングで驚いたのが、この間までCFYに出演していた
阿部よしつぐがJCSでもアンサンブルにキャスティングされていたこと。
今月終わりにはウレシパモシリもあるし、いったん四季はお休みかと
思っていたら四季のオーディションページにコメントまで出ている。。。
どういう契約なのかなぁ。どっぷり四季の人になったのかなぁ。
気になるところである。
この人の歌ならシモンとかすぐに出来そうだけどなぁ。
そこからユダでもジーザスでも良いから出世して欲しいものだ。

やって来た去年の8月以来の自由劇場。
この時観たのもJCSだった。
150606_1.jpg

という今回のキャスト。
150606_2.jpg


ジーザス・クライスト  :神永東吾
イスカリオテのユダ   :芝 清道
マグダラのマリア    :観月さら
カヤパ(大司教)    :高井 治
アンナス(カヤパの義父):吉賀陶馬ワイス
司祭1         :佐藤圭一
司祭2         :清水大星
司祭3         :真田 司
シモン(使徒)     :佐久間 仁
ペテロ(使徒)     :飯田達郎
ピラト(ローマの総督) :青井緑平
ヘロデ王        :北澤裕輔


そういえばピラトと言えば村俊英とこちらも固定だったわけだが、
今回は青井緑平に変更になっている。
この人はキャッツで観てるかなぁ・・・たぶん観てない気がする。
まぁ新しい人は楽しみではあった。


作品に関してはたぶんもう散々書いた気がするので(書いてないかな??)
メインキャストの感想だけざっくりと。


まずはジーザスの神永東吾。
この人のジーザスもすっかり板についてきた感じで、不安要素がなく安心して
観ることが出来る。
役がしっかり身についたせいなのか、今回変えたからなのかはわからないが
舞台上での存在感が神ではなく人だった。あ、これは良い意味で。
前回も等身大の青年ジーザスという感じだったのだが、今回はさらに
歌詞に出てくるように「ただの男」な感じだった。
必要以上に神秘的になるわけでもなく、反対に感情的になるわけでもない。
見た目の問題だとは思うが、哲学的な青年みたいなというか・・・
「ただの男」であることを前面に出したジーザスだった。

歌の方もだいぶ余裕が出て来たのか「ゲツセマネ」の最後のロングトーンも
きっちりと伸びきっていたし、歌に自然に感情が乗っていたように思えた。
存在感に余計(と言って良いかどうかわからないが)なものが
付いていなかったので、歌がまっすぐ刺さって来る。

本音を言えばもう少し声自体に太さというか存在感がほしいとこもあるが
今回のシンプルなジーザスはとても良かったと思う。


そしてユダの芝清道。
前回もかなりシンプルなユダだったのだが、神永ジーザス同様に今回はより
余計なものが削ぎ落された感があった。
前回観た時はもう少しユダの狂気があっても良いのでは、と書いていたが
ここまでフラットな感じだと、こっちの方がリアリティがあって
より良い気がしてきた。
まさにジーザスとユダの人間ドラマというかドキュメントに近い感じで
ある意味生々しかった。

歌も最近では一番調子が良かったような気がする。
毎回聞いている方がちょっとしんどい、というところがあったりするが
今回はそんな事もなく、ベテランらしい貫禄を見せつけてくれた。


作品全体としてはシンプルなジーザスとユダを観て、これがそもそもの
JCSの形なのかもと思ったりもした。
あ、あくまでもエルサレムバージョンの場合。
まぁ今回シンプルさが印象に残ったのは観る側の気持ちのあり方のせいかも
しれないし、前回すでにそうだったかもしれない。
でもほんと今回は物語がすぅっと入って来る感じだったのだ。

基本的にはジーザスとユダ二人の占める要素がほぼ大部分なので、
その二人の印象で作品の色が決まってくる。
もしかすると今の形がこの2人でのJCSの完成形なのかもしれないなぁ。

基本的には満足度が高かった今回のキャストの中で、唯一残念だったのが
新しいピラトの青井緑平。
声は良いし歌はうまい。
でもピラトの葛藤とか苦悩が全く伝わってこなかった。
なので鞭打ちのシーンがいつもよりさらっと流れてしまった。
本当はジーザスを裁きたくないのに、民衆を抑える意味を込めて
仕方なく鞭打ちを命令するまでの苦悩。
そして殺さないためにあえて39回で止めにしたのに、
ピラトにとっては『素直ではない』ジーザスに対して磔の命令を出す
ギリギリの感情。
全部が伝わってこなかった。う~ん・・・・残念。


と、不満要素もあったりもしたが、全体としてはジーザスとユダの二人の
完成形を観ることが出来たかも、という満足度が高い今回の観劇だった。


で、今週末は早くも2回目のアラジン。
ちょっと前回から早すぎたかな・・・
でもキャス変あったし、ちょっと観方も変えられるかもしれない、
ということで次回更新は週明けにでも、たぶん。


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Posted on 2015/06/10 Wed. 20:29 [edit]

category: 劇団四季:ジーザス・クライスト・スーパースター

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10

今回はミッキー書かないよ  ジーザス・クライスト・スーパースター 《2014年8月23日(土)ソワレ》 

劇団四季観劇はすっかり月イチが定番化して来た今日この頃。
皆様はいかが観劇をしておいででしょうか?w
わたくしは久々の四季関連の記事で緊張しております。

何かこう四季で通うような演目もなく、前ほどキャス変で心躍らせる訳でもなく。
ちょっと四季とは倦怠期なのかねぇ(笑)
まぁまたそのうち前のようなペースに戻るようなこともあるでしょう。。。

という訳でやって来たジョン万次郎以来の浜松町。
今回は自由劇場の方。
140823_1.jpg

演目は毎年のように上演されているジーザス・クライスト・スーパースターの
エルサレムバージョンの方。
140823_2.jpg

今回は東京公演の後に全国公演と京都公演も控えている。
それにしても全国の人たちにはこの演目で良いんだろうか。。。
良い作品であることには間違いないのだが、チケット売れるのかなぁ。

ま、それはさておき今回おかしいのは3人も同時にマリアにキャスティングされていること。
笠松はる、観月さらという新しいところがキャスティングされているのは
良いことだとは思うのだが、野村玲子まだ出るんだ。
今回は観ていないけど大丈夫なのかなぁ。
というか今でもキャスティングされる理由があるのだろうか。
とは言ってもユダの芝清道、ピラトの村俊英、ヘロデの下村尊則もキャスティング
され続けてるんだけどね。。。
でもやっぱりマリアに野村玲子が必要なのかどうかは疑問だ。
それにマリアは3人もいるとなっては行ってみないと誰なのかいつも以上にわからない。

という今回のキャスト。
140823_3.jpg

ジーザス・クライスト     :神永東吾
イスカリオテのユダ      :芝 清道
マグダラのマリア       :笠松はる
カヤパ(大司教)       :高井 治
アンナス(カヤパの義父)   :吉賀陶馬ワイス
司祭1            :佐藤圭一
司祭2            :中橋耕平
司祭3            :真田 司
シモン(使徒)        :佐久間 仁
ペテロ(使徒)        :五十嵐 春
ピラト(ローマの総督)    :村 俊英
ヘロデ王           :下村尊則

今回はアンサンブルに望月龍平の教え子であり、望月龍平カンパニーにも
出演していた近藤真行や佐々木悠依がキャスティングされていた。
実はメインよりもこっちを楽しみにしていたりもしたのだが、
残念ながらこの日は出演がなかった。
アンサンブルは日替わりで色々替わってるみたい。


去年はエルサレムもジャポネスクも今一つ作品の熱が感じられず
今一つな印象だったが今年はどうなのか・・・
結果、今年はとっても良かったです。

アンサンブルも含めて舞台からの熱を十二分に感じることが出来たし、
何より神永ジーザスがいよいよ完成の域に達してきたかな、という明らかな
進化が感じられたのが良かった。
というところでキャストの感想を。


まずはジーザスの神永東吾。
前回までの神永ジーザスはどちらかというと神として達観しているという
印象があり、それはそれでいいのだが「青年ジーザスの苦悩」という面は
あまり伝わって来ていなかった。
それが今回は登場の場面から違っていた。
変な達観もなく、かといって意気込んでいるわけでもなく自然な形で
存在していた。
等身大とでも言えばいいのか・・・
演じているというより役を生きているという感じがより出ていた。
だから「普通の人間」であるジーザスの苦悩はより鮮明になった。

今回何より良くなったと感じたのは舞台上での存在感だ。
この演目でジーザスを演じるのも3年目ということや、
Song&Danceなど他の演目を経て来た経験が活きてきているのだろう。
ジーザス然、いや主役然とした佇まいに風格すら感じた。

他にも去年はちょっと調子悪そうだった歌も今回はストレスなく聞けたし
「ゲツセマネ」の最後のロングトーンも年を追うごとに長くなっている。
立派にジーザスになったなぁと嬉しくなった今回のジーザスだった。


そしてユダの芝清道。
いつもはすでに色々企んでいそうなユダだったりするのだが
今回は神永ジーザスと同じく変な色がなくストレートなユダだった。
この作品はジーザスとユダとの対比で成り立っているので、
どちらがどちらを引っ張っているのかはわからないけど、
相手の色に合わせて変わってくるところもあるんだろうなぁ。
個人的な好みとしてはユダはもう少し狂気っぽさがあっても良いかな、と。
ユダは非常に人間臭いところがあって、ジーザスのように悟っていない
普通の人間としてあの行動を起こすわけで、その人間臭い狂気さというか
ぎりぎりの所にいる葛藤がさらにわかりやすいと良いかも。

歌に関しては前回よりもずっと良くて、いつもの芝ユダだった。
歌だけとってみたらSong&Danceで最高にカッコいい「スーパースター」を
聞かせてくれた飯田洋輔で聞いてみたいという気持ちもあったりはするのだが
飯田洋輔とユダはちょっとキャラ違いな気もするし。。。


いつものキャストに囲まれる中、今回の新しいところとして登場した
笠松はるのマリア。
まぁこの人はほんと色んなところに使われちゃうねぇ。。。
使われ過ぎで擦り減らなければいいんだけど、と余計な心配をしてしまう。
特に何かを心配する必要もない人なので普通に見ていた。

登場の第一印象は「あれ?見た目違う」(笑)
野村玲子を含め、去年まで演じていた高木美果などとは単純に見た目からくる
印象が違っていた。
今までのマリアがちょっと高級娼婦的な感じだとしたら、
笠松マリアはちょっと場末感漂うというか・・・
地元に根付いてる感じ?ww
そういう意味ではユダに「こんな女」と呼ばれてしまうに相応しい
マリアだったかも。
歌に関しては得意な音域とそうではない音域でちょっと差を感じることもある
人なのだが、この演目に関しては特にそういうこともなかった。


やっぱりこの人だと違うんだな、と思わせてくれたのは下村尊則のヘロデ。
ジャポネスクでは毎年のように観ているが、エルサレムでは久々な気がする。
ジャポネスクよりお笑い要素が少ないエルサレムのヘロデでも
十分すぎるくらい可笑しな存在感を放っていた。
去年観た北澤ヘロデは「変」ではなく「優雅」だった。
登場の瞬間にその綺麗さに目を奪われるのだが、ある意味出オチに近かった。

で、下村ヘロデは歌の間中可笑しな存在感と小芝居を振り撒きまくって
最後まで飽きさせることがなかった。
四季にしてみたら痛し痒しなのかもしれないが、ちょっと今の四季の俳優で
これに取って代われる存在感を出せる人は見当たらない。
まぁ四季とはうまくやってるみたいなので今後もしばらくはお願いしたい。
でも新しい変な人も大募集!!


アンサンブルも今回はすごく良かった気がする。
前方席で生声が聞こえてしまうための声のばらつきを感じることはあったが
作品を通じてエネルギーが感じられた。
今回舞台から熱気をすごく感じることが出来たのも、このアンサンブルに
よるところが大きいかもしれない。
演劇はナマモノだから何かちょっとしたことが違うだけで、
同じことをしていてもアウトプットが変わってしまったり、
また観る側の受け取り方が変わってしまうことはある。
でも前回と今回のアンサンブルの違いがどこにあるのかはわからない。
ま、このわからないところが演劇というライブを観る醍醐味でもあったりする。

なので四季も「いつ見ても同じもの」じゃなくて「たまにちょっと違うよ」
くらいに謳っても良いのではw


月イチで来ていた四季の観劇・・・なのですが・・・
9月は予定なし。というか9月は急遽入れた1本のみ。
う~ん、何かないかなぁ。。。
四季で今決まってるのは、ほぼ4年ぶりの10月のライオンキング。
9月に突発したくなる演目、キャストは登場するのか!?


あ、ところで今回はミッキーの絵は登場しませんので悪しからずw
あれ書くと体力奪われるのですよ。


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Posted on 2014/08/25 Mon. 10:37 [edit]

category: 劇団四季:ジーザス・クライスト・スーパースター

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黒塗りで颯爽と帰る御大 ジーザス・クライスト・スーパースター《2013年12月14日(土)ソワレ 千秋楽》 

月日が過ぎるのは本当に早いもので、今年も残すところあと2週間。
まだ年賀状に手を付けられておらずやや焦り始めるこの時期。
毎年同じことを繰り返してるんだからもう少し余裕をもってやっておけば
良いのだが、中々というか全く改善できていない。。。

そんな年の瀬も迫った12月14日、今年最後(の予定)の劇団四季観劇は
ジーザス・クライスト・スーパースター ジャポネスクバージョン。
今年最後の四季劇場は自由劇場となった。
131214_1.jpg

別に千秋楽を観たかったわけではないのだが、スケジュールの都合と
もう少し追加されるかもだから千秋楽じゃないかもね、ということで
この日の観劇となった。そしたらやっぱり千秋楽だったと。
というか何にも考えてなくて、前日に「あ、千秋楽だ」と気づいたくらい。

大入り袋が配られるような規模の公演でもないし、ロビーの雰囲気も別に
千秋楽という感じでもない。
チケット売り場に「満員御礼」の札があったくらいかな。

という今回のキャスト。
131214_2.jpg

ジーザス・クライスト  :神永 東吾
イスカリオテのユダ   :芝 清道
マグダラのマリア    :高木 美果
カヤパ(大司教)    :高井 治
アンナス(カヤパの義父):吉賀陶馬ワイス
司祭1         :佐藤 圭一
司祭2         :清水 大星
司祭3         :真田 司
シモン(使徒)     :佐久間 仁
ペテロ(使徒)     :五十嵐 春
ピラト(ローマの総督) :村 俊英
ヘロデ王        :下村 尊則

前回のエルサレムから変わったのはヘロデの下村尊則のみ。
やはりジャポネスクのヘロデは今のところこの人しかいない、
ということなのだろう。
ジャポネスクの開幕時のみマリアは野村玲子、ピラトは青井緑平だったが
すぐに今のキャストに変更された。
あれは何だったんだろうか。。。やってみたらやっぱりダメだったとか?


さて、ジャポネスクといえば毎回その存在意義を考えたりしながらも
結局よくわからない、という結論に達していたので、今回は何も考えず
目の前のものを楽しむつもりでいた。
基本的にはエルサレムより、ジャポネスクの方があのシンプル空間で
静の中の熱い動が楽しめるので好きである。

何回観ても大八車の演出は見事だと思うし、オープニングでのキャストの
登場シーンは何ともロックでカッコいいと思う。
ただ今回に関してはエルサレムの時に不調だった芝ユダと雰囲気はいいものの
今一つ伝わってこなかった神永ジーザスが懸念材料だった。


というわけでまずはこの二人から。

神永ジーザスはエルサレムの時と同様に静かで自分の世界から出てこなそうな
雰囲気を醸し出していた。ジャポネスクはさらに白塗りしているので
何を考えているかが余計にわからない。
この存在感はこれはこれで良いと思うのだが、ジャポネスクバージョンを
より難解なものにしてしまった感は否めない。
今回のジャポネスクは最初から最後まで期待していたような「熱い動」の
部分が感じられなかった。

前回のジャポネスクの時はジーザスデビューから場数もある程度踏んだことで
役をこなすだけではない余裕のようなものが感じられ、その余裕はジーザスを
慕う者たちへの暖かさに転化していた。群衆を見つめる姿に暖かさがあった。

今回はエルサレムの時も含めその部分がないことや、芝ジーザスや
金田ジーザスと比較すると線の細さを感じてしまうこと、
そして今回作り上げてきた静かなジーザスが作品自体を「静かなだけ」の物に
してしまったのかも。

そうなるとこの作品が持つロック的なカッコ良さを感じることが出来ずに
ただ難解なジャポネスクバージョンになってしまう。
今回の神永ジーザスとジャポネスクバージョンは相性が悪かったようだ。


芝清道のユダはエルサレムの時よりは声も戻っていたのだが、神永ジーザスの
静かさを破れるようなパワーは声にはなかった。
そのことによってか演技自体も静かというか、いつものようなユダの苦悩を
訴えかけてくるような狂気やパワーが感じられなかったのは残念だ。

作品の柱であるジーザスとユダの二人ともがこの状態だと、このバージョンの
良さは半減してしまうようだ。
目玉である下村尊則のヘロデはこの二人がもたらす緊張感があってこそ
より効果的になるので、今回はこのシーンもすぅ~っと流れてしまった。
う~ん、もったいない。
千秋楽のためかお客さんの反応はすこぶる良く、このシーンも拍手喝采だったが
その拍手ほどの効果は残念ながら今回のヘロデのシーンにはなかった。
効果を感じなかったことで、逆に一見浮いているように見えるこのシーンも
前後とのつながりによって成り立っていることがわかったが。。。


そして今回はアンサンブルもちょっとまとまりがなかったように感じた。
一部の歌で歌がばらけていたり、一部のキャストの声がちょっと目立ったりで
塊として押し寄せてくるものが感じられなかった。
いつもなら観終わった後に「またすぐに観たい」と思うのだが、
残念ながら今回はそんな風には思えなかった。

たぶん今年最後の四季観劇はちょっと残念な結果に終わってしまった。
終演後劇場入り口前にいると御大が出てきた。
千秋楽だったので観に来ていたのだろう。
そして黒塗りのトヨタ センチュリーで颯爽と帰って行ったw
それにしても警備員はもうちょっと周りの客に声かけるとかしてもいいんじゃない?
無言で観客どかせるのもいかがなものかと。

そんな御大は千秋楽を観て何を思ったのだろう。
それを聞いてみたいと思った今回の観劇だった。


四季は年内はおしまいだけど観劇自体はあと2回残している。
そっちを楽しみにすることにしよう。


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Posted on 2013/12/15 Sun. 19:42 [edit]

category: 劇団四季:ジーザス・クライスト・スーパースター

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テキパキ動くファントム ジーザス・クライスト・スーパースター《2013年11月16日(土)》 

以前はこんなに頻繁に上演していなかったような気がするが、
ここ何年かは毎年のように観ているジーザスクライストスーパースター。

昨年の公演時に芝ジーザスの体調不良により神永東吾が急遽ジーザスデビュー
したのは記憶に新しい。
神永ジーザスはデビュー直後とその後のジャポネスクで2度観ている。
デビュー直後は滞りなく舞台を進行させることを第一としている印象だったが
2度目のジャポネスクの時は余裕も出たのか、前半では民衆を優しく見守る
優しい神様だった記憶がある。


今回のメインキャストも前回と基本的には同じ。
神永ジーザスはこのまま定着していくんだろうか。
ジーザスに対して芝ユダは定着というより接着という感じw
キムスンラが退団してしまった今、次のユダもそろそろ現れてほしいものだ。
ただこの役はある意味この作品の主役でもあるので、中々難しいのだろう。


というわけで前回いつ来たかと遡ってみたら12月のこの作品の時以来の
自由劇場にやって来た。
131116_1.jpg


自由劇場のキャストボードはもうちょっと照明の当て方を考えてほしいw
という今回のキャスト。
131116_2.jpg

ジーザス・クライスト  :神永 東吾
イスカリオテのユダ   :芝 清道
マグダラのマリア    :高木 美果
カヤパ(大司教)    :高井 治
アンナス(カヤパの義父):吉賀陶馬ワイス
司祭1         :佐藤 圭一
司祭2         :清水 大星
司祭3         :真田 司
シモン(使徒)     :佐久間 仁
ペテロ(使徒)     :五十嵐 春
ピラト(ローマの総督) :村 俊英
ヘロデ王        :北澤 裕輔


ちなみにキャストボードの脇にはクリスマスツリーも。
131116_3.jpg

もうそんな季節なのね。。。季節感がない生活をしているので
世間の空気感がよくわからなかったりする(笑)


因みにアンサンブルには久しぶりの林香純や物議を醸しだしたクリスティーヌの
土居愛実などもいた。まぁ土居愛実は判別できなかったけどw


基本的にこの作品はジーザスとユダだけで成り立っていると思っているので
感想も殆どこの二人で占める。

まずはジーザスの神永東吾。
この人の神様姿は実に様になっている。ちょっと憂いがある青年ジーザスに
まさに打ってつけだ。
あくまでも見た目だけの話しだが、何か隠し道具をもってそうな芝ジーザスとは
神様としての純真さが違う(笑)
前回の公演で2度目に観た時は民衆の所まで降りてきて、優しく見守っている
感じを醸し出していたのだが今回は違った。
無表情、というか前回とは違う意味で凡人には理解できない高みにいる感じ。
そして民衆のレベルまで降りては来そうにない。
そばに寄り添っていても心の中では別の所にいそうな感じだ。
これはこれで良いと思う。だって所詮我ら凡人には神様の頭の中など
判りようがないのだw

良い感じかな、と思いながら観ていたらジーザスの最初の歌いだしで
いきなり声がかすれた。
あれ?大丈夫か?と中盤までそればっかり気になってしまった。
音響の問題なのか、前方に座ってしまったからなのかわからないが
声の音圧が感じられない。
元々良い声ではあるが厚みのあるタイプの声ではないが、
それにしてもちょっと線が細すぎる&声が伝わってこない。。。
これで後半のゲツセマネは大丈夫なんだろうか?などと変なことばっかりが
心配になってきてしまった。
その後は不安定なところもあったが、無難にまとめていたと思う。
ゲツセマネは欲を言えばあのロングトーンはもうあと何小説か伸ばしてくれると
いいのだが、特に問題は感じなかった。
とは言え説得力が今一つ足りない印象であるのは否めなかった。
台詞がない歌のみの作品で歌に説得力が足りないと厳しい。
開幕当初からこうだったのか、今だけちょっと調子が悪いのかはわからないが
ジャポネスクの時には説得力がある神様でいてほしい。


そして神永ジーザス以上に観ているこっちを不安にさせてしまったのが
芝ユダである。
この人が本来持つ声の厚みがまるで感じられないどころか、
高音に至ってはまったく声が出ていない。
この作品の大きな見どころである最後の晩餐でのジーザスとの応酬では
歌が完全にフラットしてしまっていた。
ユダはジーザス以上に存在感を持っていなければならないと思っているので
今回の芝ユダではその存在感を感じることが出来なかった。
こっちが歌に気を取られ過ぎていることもあるだろうが、
存在感が欠けてしまうとジーザスとの対比が成り立たなくなってしまう。
う~ん、ちょっと心配だ。
最後のスーパースターの低音部分なんかはしっかり歌えていたのだが・・・

作品の大部分を占める二人を心配しながら観ることになってしまったので
物語自体に没頭できなかったのが残念だった。


他の人も少しだけ触れておく。

ヘロデの北澤裕輔。
ヘロデのシーンはその前後と全く違った空気を放つシーンである。
下村ヘロデは妖しくヘンテコな存在感でその空気を作り出しているのに対し
北澤ヘロデは見た目の美し過ぎな感じでその空気を作っていた。
ただ歌になってしまうといたって普通なので下村ヘロデのような
明らかに他のシーンと違う空気にはならない。
北澤ヘロデの美しさはある意味出オチみたいなものだ。
美人は3日見たら飽きる、ではないがそれだけでは他のシーンとの
差別化は図れないのだ。
ま、そういう演出じゃないのかもだけど。


神様とユダの調子が今一つで元気がない中、何故か妙にテンションが高かったのは
カヤパの高井治だ。
ファントムでそんな歌い方聞いたことないぞ、というくらいのガナリや
やたらとテキパキした動きが妙に可笑しかった。
カーテンコールではける時なんかは袖に向かってジャンプしてたしw
こんなに一生懸命動いている高井治を観るのは、55STEPSの時にドレミの歌で
舞台に上げらた自分や他の人たちに必死の形相で合図を出してくれた時以来だ。

因みにカヤパのミッキー帽はカーテンコールの時にちょっと斜めってたww
そんな今回のミッキー軍団のイメージはこれだ。
131116_4.jpg

ベタだけどファントム風ww
ちなみになぜデビルマン風のミッキーなのかはこちらをご確認ください。

はい、わかってますよ。画伯に近い絵心だということは・・・


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Posted on 2013/11/17 Sun. 17:46 [edit]

category: 劇団四季:ジーザス・クライスト・スーパースター

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やっぱり今回もわからなかったぜぃ ジーザス・クライスト・スーパースター《2012年12月1日(土)ソワレ》 

実は先週ガラにもなくマラソン大会なる物に、人生で初めて参加してみた。
2ヶ月前からエントリーしてたので、練習する時間はたっぷりあった。
121201_3.jpg

のだが・・・

うだうだしているうちにあっという間に当日に。
参加したのは6キロ。6キロという距離を走るのは結局本番が初めてという状態。
途中何度も投げ出したくなったが、何とか完走。
たかが6キロ、されど6キロ。

その日の夜から体が張り始め、次の日には筋肉痛で普通に歩けない状態に。
何だかんだで4日間くらい筋肉痛が残ってしまった。
週末は観劇だけではなく、ちょっとは運動しないといけないなぁ。


とうとう今年も師走に入って一段と寒さが厳しくなってきた。
昨日はまた寒さがグッと厳しかった。
自由劇場の佇まいも寒いw
121201_2.jpg


先週末からジーザスクライストスーパースターのジャポネスクバージョンが
始まったが、何がびっくりって体調不良だった芝清道が何年かぶりにユダに。
そしてまさかの野村玲子がマリアに。
キャスティングされていて、エルサレムの時に稽古の写真も出ていたが
まさか本当に出てくるとは・・・
喉は大丈夫なんだろうか。

という今回のキャスト。
121201_1.jpg

ジーザス・クライスト  :神永 東吾
イスカリオテのユダ   :芝 清道
マグダラのマリア    :野村 玲子
カヤパ(大司教)    :金本 和起
アンナス(カヤパの義父):吉賀陶馬ワイス
司祭1         :佐藤 圭一
司祭2         :清水 大星
司祭3         :真田 司
シモン(使徒)     :本城 裕二
ペテロ(使徒)     :玉真 義雄
ピラト(ローマの総督) :村 俊英
ヘロデ王        :下村 尊則


個人的にはエルサレムよりもジャポネスクの方がよりロックらしくて
かっこよさが増すので好きである。
ただ、この演出がエルサレムと並行する存在意義はわからない。
隈取メイクがあることによって、表情が読み取りにくくなるため
その分一つ考える要素が減ってストーリと曲に集中できるかな、とは
勝手に思っている。

そしてエルサレム以上にシンプルでありながら、大八車によって様々な
顔を見せる白一色の舞台も非常によく出来ている。
この舞台と表情が読みにくい隈取メイクが合体すると、舞台上は一見無機質な
空間に見えたりもする。
実際にエルサレムの方が舞台から伝わる熱のようなものは大きいと思う。
より直接的というか・・・

それでも観劇後の余韻はジャポネスクの方が強いし、より感情的になったりもする。
その理由は観ていてもよくわからず、何とも捉えどころが難しい。

前回ジャポネスクを観た時はゲツセマネからの芝ジーザスのあまりの熱演に
もはや隈取メイクの意味は全くなくなり、メイクの意味ないじゃんwなどと
思ったりもしたのだが、今回は別の意味で隈取メイクの意味が不明になった。
その理由はやはりジーザスだ。


その神永ジーザス。
前回はジーザスデビュー直後だったためか、硬さのようなものもあり、
恐らく脚本に忠実に演じるしかなかったのだと思う。
表情もほとんど変わらず実に静かなジーザスだった。
その静かさが全てを悟りきっているようで、俗人(一般人w)との違いを
明確にしていた。

今回はだいぶゆとりが出てきたようで、柔らかさというかしなやかさが
出てきていた。群衆を見渡しながらうっすら微笑んだりするなど表情も
豊かになっていた。

そうなのだ。。。

観たタイミングの問題だとは思うのだが、静かで表情がなかった(少なかった)
エルサレムより、表情がわかりにくいはずのジャポネスクの方が
表情豊かになってしまい(「しまい」という言い方は正しくないかもだけど)
隈取メイクの意義が自分の中ではまたしても薄くなってしまったのだ。
だからわからないんだって、ジャポネスクw

ただ前回よりはわかりやすいジーザスだったこともあり、観る側の感情移入は
しやすかったのではないかと思う。
わかりやすくなった分、神様らしさは減少したが・・・

ストーリー的には特に意味がないが、見せ所の一つであるゲツセマネの
ロングトーンも前回よりはだいぶ長く伸ばしていた。
こんなところもだいぶこなれてきたためだろうか。

声質の問題かもしれないが、今のところ存在感が他のジーザスに比べると
薄いので、この辺が今後の課題だろうか。
とは言え、今のままでも十分に満足はできる。


神を経由してきた新生(?)芝ユダ。
エルサレムの時は体調不良ということで急遽降板となりファンを心配させたが
とりあえずは大丈夫なようだ。
ただ、ハイトーンが多いユダの楽曲はところどころ声が出きらないというか
歌いにくそうな場面はあった。
まだ完全に復調という状態でもなさそうだ。
元々ユダの楽曲はこの人に完全にフィットするタイプではないが
この人はもっと歌えるはず。

さてその芝ユダだが、やはり金森ユダとはだいぶ違っていた。
金森ユダは同じ目線で物事を見ている我ら一般人の代表という感じで、
人間味があふれていた。
それに対して今回の芝ユダは、組織のナンバー2w
トップの座を冷静に狙っているかなりの切れ者。
もしくはすでにユダ教でも立ち上げていそうな雰囲気。
決して我ら一般人の代表ではなく、代弁する気はさらさらなさそう。
なので人間味は伝わって来ない。
これは隈取メイクのせいではなく、芝ユダが持っているものだろう。
ここでもまた隈取メイクの意義が・・・
ただ、その分ジーザスが捉えられて以降の狼狽ぶりや、
ユダが死んでいくシーンは際立ってので良かったのではないか。

そして野村マリア。
思ったよりは歌えているし、中音域などは存在感のある良い声だった。
とは言え、反面歌いにくそうな場面も多い。
野村玲子本来の存在感を活かすタイプの役ではないし、逆にそれほどの
存在感も必要ない。
ジーザスが安らげるものを表現できればいいので、この役で彼女である必要が
あるのかと言えば、ないと思う。
確かに母親のようにジーザスを包み込む優しさはあるのだとは思うが
実際に母子ほどの年齢差もありそうだしなぁ、というのは横に置いておくw
安らぎが表現できていても、残念ながら歌がそれを邪魔してしまうので
この役に野村玲子が必須であったかは疑問だ。


今回ちょっと気になったことがあった。
始まってすぐにアンサンブル兼ヘロデガールズの一人、真優香がパッと見で
わかるくらいに泣いていた。
その後のシーンでも、踊りながらヒクヒクするくらいだった。
自分は気づかなかったのだが、神永ジーザスも涙ぐんでいたようだったと
ヨメは言っていた。
何かあったんだろうか・・・

あと一人気になる人が。
青い隈取で、紫のねじり鉢巻きつけてる人。
魚屋さんにしか見えない・・・


今回のジャポネスクバージョン。
演出上の意図以上にキャスト変更による変化が大きく、できればこのキャストで
一度エルサレムで観ておきたかったというところだ。
演出の違いよりも、キャストによる違いを大きく感じた今回の観劇だった。


あ、そうそう。
観劇とは全然関係ないが、最近うちに新人がやってきた。
あまりにも人懐こいノラだったので連れてきてしまった。
こいつとイヌだけだと問題ないのだが、先住ネコたちとの折り合いがまだ悪く
まだしばらくかかりそう。
今は隔離部屋で湯たんぽ抱えてくつろぎ中w
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Posted on 2012/12/02 Sun. 11:37 [edit]

category: 劇団四季:ジーザス・クライスト・スーパースター

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